《黄紫》
▶︎イタズラをする
▶︎お菓子をあげる
❯❯❯▶︎イタズラする
▶︎お菓子をあげる
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コンコン
無機質な扉の音が廊下に響く。
すっかり静まり返った部屋の中からなんの返事も返ってこない事を確認すると、なるべく静かにドアノブをひねる。
かちゃ、と小さく音がして開いた扉の先では、ベッドで寝ているみことがいた。
とんでもなく健やかな寝顔なので少し気も憚られたが、、やると決めたらやるっきゃない。もう、時間はないのだ。
なにせ今日は10月31日、俗に言うハロウィン。
すこしくらいイタズラしても、許されるだろう。
そう思いながらそろそろとベッドへ足を運び、仰向けで寝るみことの上へまたがった。
少し体重を乗せて動いてみても、あまり起きる気配はない。
…よし。
みことの履いているスウェットをスル…っと脱がしていく。
露わになった下半身につくそれを、丁寧に手で触れていく。
しばらくすると、…元気になってきたっぽい。
「…寝ながら感じてんのかよこいつ…」
未だ起きる気配の無いみことに呆れつつ、大きくなってきたみことのを、はむ、と口先で咥えた。
「ん…♡ふ、っ♡…あぅ…♡」
でけえ。
こいつ意外とあんだな。
少し咥えただけでもう口がいっぱいになりそうなくらいだ。
いや、俺の口が小さいのか?
流石に違和感があるのか、みことも少し唸り始めた。
それに応えるように、俺は深く咥え込んでいく。
「ん゛…♡ぉ゛…♡」
苦しい…けど、それもすぐ快楽に変わっていく。
まだ、もうちょっとだけ、奥まで、
「…んぐぉ⁉︎♡」
「はぁ、何かと思ったら…いるまくん何してん?」
「ォ…♡かは、♡」
苦しい、息できない、しぬ…♡
急にみことに頭を掴まれたかと思えば、そのまま顔を真下まで押し込まれた。
喉奥までみことでいっぱいになって、…あーなんか…あたまふわふわ、
「あごめん、この状態やったら喋られへんよな」
そう言ってみことはぱっと手を離した。
反射的に俺も顔を上げる。
「は…♡かは、…」
「で?何しとったん?」
「ぅ…」
「なぁに」
「……トリックオアトリート、お菓子くれんかったから、イタズラ…♡」
「…」
はっず
黙れよ俺
言ってしまったどうしようこんなキモいセリフ俺っぽくなかった?引かれた?冷められた?
「なあなんかしゃべ、」
「…っもうほんま…!!」
「ぅえ」
突然みことが大声を出したかと思うと、ガバッと抱きしめられる。
「もう…ほんま…そんな可愛いことせんといて…」
「え」
可愛い?可愛いって思ってもらえた?
正解だったのか
…嬉しい。
「…じゃあいるまくん」
「ん?」
「トリックオアトリート、お菓子くれなきゃ、イタズラする!」
「…あーー最近お菓子食い尽くしたんだよなぁーチートデイしちまったなー」
わざとらしく振る舞う俺を見て、みことが不敵な笑みを浮かべる。
「…じゃあ、とびきりの“イタズラ”を味わってもらわんと…♡」
「…おう、かかってこいよ♡」
「絶対泣かせたる♡」
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おまけ
「まにきべしょべしょやったなぁ」
「…黙れよ、もう終わったことだろ」
「可愛かったんよ!見る?」
「は!?撮んなし!!みねぇよ!」
「笑笑冗談やって笑コレハオレガツカワセテイタダクトシテ」
「おい聞こえてんぞ。人のハメ撮りでシコんな」
「うわぁ下品なことばっか…」
「なんでやってること一番やばいやつがそれ言えんだ…」
「…ね、あの可愛い誘い方またやってや」
「は?無理。あれはハロウィン限定だから」
「ええ!?そういうことやったん!?」
「は?お前もトリックオアトリートって言ってたじゃねーか…」
「ぅあれ、そうやっけ…」
まあ、覚えられてない方がいいか。
あんなの、俺らしくないし。
一年に一回だけの、特別な“イタズラ”。
コメント
3件
え一気に3つ投稿してくれましたか????ね???? 黄紫をかくのあなためずらしいね^っ ̫ ᴗ^ ハロウィンのいたずらでこれはちょっとえっちじゃん!!(՞_ ̫ _՞)ᐝ︎ ︎ ︎ ︎もうよすぎる、お互いに用意してないの余裕感あってめっちゃすき😭😭🩷 だいすきです おまけやばい😭😭
なんとびっくり、ハロウィン過ぎ去ってしまっていました‼️(土下座にも程がある) 呑気になんだお前って感じですネ、、スミマセン、、またお話あげるのでどうかお許しをт т