zm視点
扉が吹き飛び中が見えるようになった
中には、護衛が2人と総統がいた
「シャオロン!頼んだで!」
shp「護衛の方は任せてください」
sho「おう!」
俺は、護衛の1人に飛びかかった
ショッピ君ももう片方の護衛に行った
(これでシャオロンが倒してくれるやろ)
俺は、1秒でもはやく終わらせるために敵を相手する
敵は焦っているのが分かるほど、がむしゃらに攻撃してきている
だが、そのどれも当たれば致命傷は避けられない位置であるため、全て避けなければならない
敵が大振りの攻撃を仕掛けてきたところに、一刺し
そうなれば、もう敵は動かなくなった
(ショッピ君は?)
シャオロンは大丈夫と判断し、ショッピ君を見る
ショッピ君は普段スナイパーとして出ているため、まぁまぁ手強い今回の相手は難しいかもしれない
見てみれば、ショッピ君は壁に追い詰められていた
敵は余裕の表情を浮かべて、弄んでいる
だが、時間がないからか、飽きたからかとどめを刺そうとしていた
今、後ろから刺せば恐らくショッピ君の方に敵が倒れて持っている剣で刺さってしまうだろう
でも、俺には関係ない、、、
『俺の事を忘れられるくらい、楽しかったってことだからね』
この時に思い出したのは、クロノアさんの言葉
それを思い出した時、俺はショッピ君と敵の間に立っていた
敵は慌てて、剣を振り下ろす
避けてしまえば、ショッピ君に当たってしまうだろう
俺は避けずに、敵を殺した
剣は急所から外れてはいるが深手を負ったのは間違いない
shp「ゾ、ゾムさん」
「俺は、大丈夫やで!」
俺はショッピ君に笑って見せた
傷口からは止めどなく、血が溢れている
shp「な、なんで、ワイを庇ったんすか」
「ん〜、そうやなぁ」
俺は、ショッピ君を真っ直ぐに見て伝える
「ショッピ君に、嫌なことを忘れるくらい、、楽しんで欲しかったからや」
shp「、、、え?」
「b国では禄な扱い、、受けてへんかったんやろ?我々国はそんなことないし、実際俺もそうやったから」
我々国に来たばっかりの時を思い出す
みんな最終的に笑顔で歓迎してくれていた
そこからは毎日が楽しかった
ショッピ君も同じように、、、
「だから、こんなことで終わりなんて、嫌やん?」
shp「、、、バカですね、貴方は」
sho「大丈夫か!?」
シャオロンも総統を殺り終えたようだ
時間がかかっていたところを見ると、弄んでいたか、相手がそれなりに強かったか
shp「ワイは大丈夫です!ゾムさんが、、、」
sho「、、、分かった、止血急ぐで」
2人は、慣れてないなりに頑張って止血しようとしてくれている
俺にも、こんな仲間ができたことが誇らしかった
クロノアさん、今度ちゃんと紹介させてください
応援に行きたかったけど行けそうにないから
待ってるで
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