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⚠︎二次創作等で養った知識なので設定や解釈が
原作と異なる部分があるかもしれません
⚠︎完全に自己満足
飯綱丸龍×射命丸文
……。
私は今、困惑している。
何に対してそんなに困っているのかというと
実は射命丸文に明日は休みだから一杯呑みにいかないかと誘ったはいいものの
射命丸が想像以上に酒を呑みすぎたみたいで
何故だか分からないが、私の膝の上に乗ってきた。
しかも顔と顔が向き合うように乗ってきたものだから
彼女がかなり酔っ払っているのが確認できる
……射命丸はいつも誠実で上司にこんな無礼な行動をする奴ではない
流石にここまで酔っていると、逆に心配になってくる
「…文、流石に呑みすぎじゃないかい?」
「んぇ〜…、そんなことないれすよ、」
呂律も回っていないし、本当に大丈夫か?
「文流石に呑みすぎだ。明日は仕事が休みだからといって
羽目を外しすぎるのは どうかと思うぞ。」
「……久しぶりに呑めるんですからこれくらい、いいじゃないですか」
「だからといって膝の上にまで乗り上げるのはどうかと思うぞ」
それに何故か私の首の後ろに両手を回しているから、顔が近い。
「いい加減に、離れなさい。射命丸だから怒らないでいたが 流石にそろそろ怒るぞ。」
「……鬼上司」
「…随分と言うようになったな」
酒が入っているとはいえ、少し調子に乗っているようだ。
「ふん。貴方みたいな上の人間には下のものの気持ちは分かりませんよ。」
「いつも面倒ごとを押し付けられる、身にもなってください。」
酔っているせいか、日頃の鬱憤が口から出てしまっている。
だが正直、押し付けてしまっている自覚はあるから素直に謝罪をする
「確かに、それに関しては申し訳ないと思っているよ」
「いつも私達のために頑張ってくれているからな」
「そうですよ。なのでもっとほめて下さい」
…ほめる、褒める か。
文がこんな事を言うなんて珍しい
でも正直、典以外に褒めることは殆どしないから
こっちまで少し恥ずかしくなってしまう。
「さすがに、それはちょっと…」
「………へぇ、碌に部下も褒められないんですね」
「……、」
正直文がどうしてここまで言って、褒めてもらいたいのかは見当がつく。
さっきも言っていた様に面倒ごとを押し付けられることが多いからだろう
しかも最近は特にそのせいでストレスが溜まっているようにうかがえる。
「飯綱丸様ってほんとは、そういうことも碌に出来ないダメ上司なんですね〜、w 」
…まぁ、私も正直ここまで言われて腹が立たない訳じゃない
そんな事を言ってしまったのを後悔させたい。
そのためにはどうするべきか…
……そうだ
望み通り褒めてあげればいい。
褒められすぎて逆に恥ずかしくなってくるくらいに。
そうと決まれば、実戦だ
「…そうだな。いつも文は頑張ってる」
「、! ふふん。そうですとも!もっと褒めてくれてもいいですよ!」
喜びを必死に隠そうとしているが、顔から喜びが溢れてしまっている。
案外、かわいい所があるんだよな。文は。
「ふふ。…そうだね、文は持ち前の愛嬌で誰とも親しくなれる。」
「私はこれを一種の才能だと思っているよ」
「誰にでも出来る事じゃない」
「はいはい!それで、それで!」
いい感じに文も乗ってきてくれている。
「あと組織に対しては真面目に仕事をしてくれるなどの、切り替えもしっかりできる」
「こういう人間はどこの、組織にも必要不可欠な存在だ」
「いつも有り難く思っている」
「…ふふん。飯綱丸様もやれば、褒めることも出来るんですね」
「見直しましたよ」
「わざわざありがとうございます。」
射命丸はこれで終わりだと思っている様だが、そんなことはさせない
「そうだね、後は以外に可愛らしい所があるよね」
「…、んぇ、あ、あのもうこれ以上は大丈b、」
「いつも上のものには、礼儀を忘れず真剣な文でも時折みせる可愛さが
ギャップになっていて私はとてもかわいくて好きだよ」
「え、す、好き…ですか?」
「ああ。後他にも……」
と、他にも色々褒めてやろうと思っていたが
文が我慢ならないというように、口を挟んできた。
「ちょ、ちょっと待ってください!!」
「さっ さっきから可愛いとかなんですか!」
「私はただ単に仕事ぶりを褒めて欲しかっただけです!」
「いつも仕事を頑張ってくれてありがとう、とかで良かったんですけど?!」
と射命丸は顔赤くして、言っている。
私はわざとらしくこう言ってみせた。
「おや、そうだったのかい?私はてっきり、褒めてもらって甘やかされたい
のかとばかり思っていたよ。」
「んっ、んな?!」
「甘やかされたいだなんて、そんな事言う訳ないじゃないですか!!」
流石に酔いも覚めてきたみたいで、この顔の赤さは恥ずかしくて赤くなっているんだろう。
そんな射命丸の愛おしさに耐えきれず、おもわず抱きしめてしまった。
「え?!い、飯綱丸さま?!なんで抱きしめて、!」
「…ははっ、いやお前の可愛さに耐えきれずおもわず抱きしめてしまった」
「……抱きつかれただけでそんなに顔を赤くしてしまうんだな」
「…っ、」
そのような恥ずかしそうにする仕草をみせた射命丸に
おもわず口角が上がってしまう。
「…お前は本当に、かわいい奴だな、」
そういうと、自分でも初めて独占欲が湧いてきた
いつか、必ず自分のものにしてみせる。
そう心に誓ってみせたのであった。