「マロケルナ、通称森の賢人」
(ゴリラと同じだ…)
「高い知性があり思考は人間と同等、魔術に関しちゃ遥かに凌駕する知識と技術を持ってるらしい」
「じゃあ空に魔法を撃ったのって…仲間を呼ぶため?」
「多分、いやほぼ確実に俺を呼ぶためだろう」
席を立ち上がり
「どうする、泊まってくか?」
と言う
「じゃあ…」
(行くあてもないしこれを逃したらいつまた人に会えるか分からない)
「お願いします」
「分かった、晩メシの用意するから手伝ってくれ」
「わかりました!」
「元気がいいな、食い物にありつけるからか?
それとも行き倒れにならなくて済みそうだからか?」
「よし、じゃあ俺は肉の下ごしらえをしとくから薪割っといてくれ 玄関から外に出て左のほうに薪棚と斧があるから。」
玄関から外に出て左の方を見ると少し苔の生えた小屋と共に薪棚と斧の立て掛けられた丸太があった
「何で来た時に気づかなかったんだろう」
(それにしても斧デカイな…)
燃やすには大き過ぎる薪を十数本取ってその内一本を丸太に乗せる
両手で斧を持ち、思いっきりふりかぶる
「痛って!!!!」
手がじんじんと痛む 斧は薪に当たることなく丸太に弾かれた
(今度こそ、よーく狙って)
「ぅおら!」
ガッ
(よし、刺さった…もう一回)
コンッ
薪が割れて丸太に当たる
やっと一本…そう思うと少し気が遠くなる
コメント
1件
とてもおもろいです。 続きが楽しみです。 投稿頑張ってください。