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箱庭のメビウスの輪

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箱庭のメビウスの輪

第7話 - 第7話わたしにとってはかけがいのない人だけど、他人にしてみればなんの価値もない人間でしょうしね

10

2022年10月21日

#創作

神無月冬空○△□

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神無月冬空○△□

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私にとって一番大切なものは家族です。でも、それは私のエゴであって、他人から見た場合、私のことなんて気にしないほうが幸せなんじゃないかと思います。

わたしにとってはかけがいのない人だけど、他人にしてみればなんの価値もない人間でしょうしね。だから、そういう意味では幸せになれないと思うんですけど……。

私が生きている限り、きっとずっと心配をかけ続けるんだろうなぁ。そんな風に考えることもありますよ。

あの人の迷惑にならないために、自分の人生を犠牲にして生きるべきなのかとか考えちゃいますよね。もちろん、答えは出ませんけど。

本当に大事なものを失った時に、人は本当の強さを手に入れることが出来るんですよ。

その人が本当に大事にしているものを奪えば、そいつの心の中で永遠に自分が存在し続けることができるだろう。そうすれば、いつかはまた自分を愛してくれるかもしれないじゃないか。

この世は残酷なものよ。

わたしはあなたにすべてを捧げているわ。だからあなたもすべてを捨てて、わたしを選んでちょうだい。

この世のすべてのものを手に入れるには、ひとつの手段しかない。それは自分の命を差し出すことだ。

この世で最も価値のあるものは、たったひとつしか存在しないんだ！……なんてこと言うんじゃねえぞ。

この世で一番大切なものは何か？それは自分自身だよ。

おれはあのひとに何もしてあげられなかったけど、いつも見守っていたんだよ。だってさあ、こんなこと誰にも言えないじゃない？おねーさんたち、そんな顔しないでよ！これでもけっこーがんばってんだからさぁ～。

ほれぼれするような愛撫……なんてのがほしいわけ？じゃあ教えてあげるわよ、あんたが知りたいことを。あたしの手つきを真似すればいいだけなんだから。ちょっとは楽になるんじゃない？えっ？そうでもないって？ああ