※捏造、誤字脱字(注意はしたはず)、読みづらいかも
配信者様のキャラクター名をお借りしています!ご本人様とは一切関係ありません!
軽度?嘔吐表現あり
やおい(ヤマなしオチなし意味なし)
全く酔わないわけではないが、俺はそこそこ酒に強い。
まずそもそも外では飲まないようにしている。
普通にポロリそうで怖いし、自分が酔っ払っている醜態を他人に晒すなどもってのほかだ。
まあ何が言いたいかって、コイツらの後始末はいつも俺だってハナシ。
今日は夕コが久々に起きてきて、初めて全員が揃ったもんで、みんなテンション上がっちゃって。
一通り大型巡った後に、みんなで飲もうって話になり。
あー…この惨状である。
あっちの床には芹沢と夕コが寄り添って寝ているし、ソファにはトピオが紫水の顔面を踏んづけながらいびきをかいている。
牢王、刃弐、音鳴は飲み勝負だなんだとほざいて早々に潰れている。
JDとジョアはある程度ツマミを楽しんだ後に別の部屋で眠っている。
ああ、めんどくさい。
俺はそもそも強いのと、瓶で少しとトピオに誘われて一緒に缶を開けたくらいだったので潰れるほどではない。
必然的に動ける俺が片付けてやらねばならんのだ。
散らばったツマミ、瓶ビールの蓋、コルクに空き缶。
……よし。
「けいーん?」
「どうしました?」
「手伝ってくれー、これにゴミとか纏めといて。」
「了解しました。」
俺はケインにゴミ袋を渡した。
こんな時優秀なロボットがいると便利だな。
機械は酔うことがないからいい。
遠慮なく雑用を押し付けよう。
さて、俺はコイツらを寝床まで…うわ酒くさ。
芹沢と夕コはベッドまで持っていき、男どもは…うーん、雑魚寝でいいか。
机に突っ伏した音鳴たちを適当に敷いた布団まで引きずっていく。
ソファの二人は体勢を整えてやる。
こんなもんでいいだろう。
少し部屋を覗けばジョア達も静かに寝ていた。
ああ、つかれたな。
人を動かしたせいで酔いが回った気がする。
「店長。片付け、終わりましたよ。」
「おーありがとー。ケインも休んでいいよ。」
「わかりました…店長寝るところあります?」
「あー…まあ、床で寝るか。」
「風邪ひかないようにしてくださいね。」
「大丈夫よー。おやすみ。」
「おやすみなさい。」
翌朝。
揺り起こされる感覚で目を覚ます。
「だれ……ジョアか。」
「おはようございますレダーさん。その、ちょっとリビングまで来てほしくて。」
「?おーいいよぉ。」
なんと。
ソファに寝かせたトピオが盛大に吐いているではないか。
オロオロしながらこちらもあまり体調の良くなさそうな紫水。
思わず頭を抱えるが、助けてやらねばなるまい。
「トピオ、一回トイレいこーね。」
「う゛っ…はい゛……。」
揺らさないように肩を貸してやってトイレへ連行。
紫水には薬を渡して、ジョアには…うーん何してもらおう。
さすがに吐瀉物の掃除はかわいそうだよな。
そうだ。
「ジョアー?お粥ってつくれる?」
「おかゆ?ですか。なんとなくはわかります。」
「他の奴らも多分こんなんだから、胃に優しそうなもの作ってあげて。」
「了解です!調べてみますね!」
トピオの背中をさすってやり、一度リビングへ。
汚れたカーペットをテキパキと片付けてやる。
「…なんかヨーちゃん慣れてんね?」
「昔から飲み明けの介抱役だったからね。」
「なるほど。」
「お前も落ちついたらジョアの手伝いしてやんな。」
「りょーかい。」
「おはようございます。」
いいタイミングでケインが起きてきた。
「けいーん?トピオがトイレで吐いてるから様子見てきてー。」
「ああ…わかりました。」
わかるよ。朝っぱらから吐いてるやつなんか見たくないよな。
うん、めんどうだ。
カーペットは買い替えることにして、一旦今日はフローリングで過ごしてもらおう。
その方が片付けもしやすい。
「~~~~~!!」
何やらトイレの方から形容しがたい声が聞こえた気がしたんだが。
「大丈夫ですよ。全部出してしまいましょうね。」
ケイン…お前絶対指突っ込んだろ。
あー、ぐち逸が起きていたら呼ぼう。
収拾がつかなくなってきた。
「ただいまでーす。」
JDが帰ってきた。
「お水とお薬、多めに買ってきましたよー。」
おいおいおい、you knou か?
「ありがとー。トピオー?落ち着いた?」
「ゔぅえ゛…だ、だいじょぶです…。」
「うん、ダメそ。したらJD、トピオに薬あげて。」
「はーい。」
そんなこんなしてたらひるになりそうだ。
音蓮刃弐はまだダメっぽいので放置として、芹沢と夕コは起こすか。
寝室を覗くと案の定すやすや。
「おーい、芹沢ー?夕コー?起きろー。」
「うぅん…。」
「んぁ…?」
「お昼になりますよー。」
「うっ…はぁーい…いまいく…。」
「うーーーねむいーー…。」
この二人は大丈夫そうだな。
酔っ払いどもにはジョア特製のお粥を、だいじょぶそうな奴らはホットドッグ。
いつも通りといえばいつも通りだが、飲み明けは少し胃にもたれる。
俺も後で胃薬飲も。
起きてきた音鳴たちは案の定トイレの取り合い。
最後尾の蓮がダメそうだったので袋を渡した。
ていうか窓を開けよう。
朝から酒と吐瀉物の匂いが酷い。
窓を開けると鳥の声が聞こえた。あと遠くで鳴ってるサイレンも。
ああ。今日も平和。
何も気にせず酒を飲める、ここはいい街だ。
以下読み飛ばし可
n番煎じの酒飲みネタ。トピオ吐かせてごめんね。レダーさんとか飲み潰れた上司の介護なれてそうじゃん?そうでもない?
このダーさんにはひとりちびちびと酒を飲んで静かに酔っていてほしい。魔女の酒場のあの雰囲気が好きすぎるんだ。
長めの話5作目だし、初心者は外してもいいかな…?今回もお読みいただきありがとうございました。んじゃまた。
コメント
2件
最 & 高ですね!!!
はい最高!神かよ!!