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【最初にお知らせです】
このシリーズ、スクロール(この書き方)の方で完結したら、チャットの方も「人物のお喋りをメインに、内容を変えず」連載したいと思います。
同時期にやらない理由は、チャットではお喋りをメインにしたいので細かい設定などをどう説明すればいいのか分からないからです。ご理解のほど、よろしくお願いします。
前回のあらすじ
えとがだるまに襲われ死亡し、残りは12人となった。突然の死にパニックになった一同だが、えとの分も頑張ろうと気持ちを切り替えるのだった。その後、シヴァヒロがもふるなと合流。シヴァがるな、ヒロがもふと行動することになった。そしてシヴァるなが紙を発見。紙にはメモが書かれており、この世界は縦横2000メートルの長さであること、石像を壊さなければならないということが書かれていたが、石像の壊す数がシミのせいで見えなくなっていた。そしてタツマが約17年間この世界で住んでいた事実も判明。
そしてちょうど、スタートから1時間が経過した。
一方、最初に死亡したえとは、
どうしてタツマが自分を殺したのか、疑問に思っていた。
残り4:00(1時間経過)
〜タツマ視点〜
僕は今、たっつんという眼帯の男の人と一緒にいる。さっき髪の長い女の人を殺し、タイミングよく現れただるまのせいにして、僕が殺したことを隠したのだ。1人になるのは危険だという理由で眼帯男が僕のところへ来た。
たっつん「なあなあタツマさん、腹減ったんやけど何か食料ないん?」
ここで渡さなかったら色々怪しまれるだろう。僕は焼いた羊肉を5枚渡した。
たっつん「ありがとう〜!!」
タツマ「僕、たくさん食料持ってるんで足らなくなったら言ってください!」
たっつん「タツマさん優しいな〜!!」
うり「のあさんだったら渡さず食べてしまうんだr」
のあ「何か言いましたか?」
うり「いいえ!!優しいのあ様もくれると思います!!」
姿は見えないが、ピンク色の人を小馬鹿にする男もいるようだ。
僕は他の人の名前を覚える気はない。もちろん誰かを呼ぶ時は名前を呼ぶけど。裏では適当に赤い人とか眼鏡の人って呼んだりしている。
今のところ、姿を知ってるのは恐竜、ピンク、眼帯、そしてさっき死んだ髪が長い人。
他の8人の姿は見えないが、一度は姿を見ておきたいと思っている。いや···
絶対一度は姿を見るだろう。
僕がさっき髪が長い人を殺した理由。それは···
リアルの世界へ行きたいから。
実は僕には妹がいる。友達はいないし、親は洞窟を探検している時にだるまに殺された。だから僕が妹を守らなければいけないんだ。
右手には妹を守るために自力で作った剣。これを使って相手を一発で倒すことができる。そして左手には物を操ることができるというガラス棒。心の底から操りたいものを思い浮かべば、それが思い通りに動いてくれる。
さっき、えとっていう人を殺した際にだるまに襲われなかったのは、このガラス棒を使ってだるまが一時停止したからだ。だるまの動きを止めたいと心の底から願った結果、上手くいったのだった。でもこのガラス棒は1時間に1回しか使えない。だから最低でも、あと4回しか使えない。
今は過去のことを振り返るより、眼帯男について行こう。特に何も無かったら、また思い出そう。
たっつん「タツマさん!」
タツマ「ん?何ですか?」
たっつん「ちょっと質問が···」
じゃぱぱ「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
のあ「やったああああああああああああああああああああ!!」
たっつん「ちょっ、うるさいわ!!急に叫んでどうしたん!?」
じゃぱぱ「石像!!石像があったんだよ!!」
ゆあん「マジで!?」
どぬく「ナイスゥー!!」
恐竜とピンクが1つ目の石像を発見した。確か恐竜はダイヤのツルハシを持っていたような···
じゃぱぱ「···やったああああああああああ!!壊したぞおおおおおおおおおおお!!」
のあ「···あれ?ゲームクリアじゃない···?」
なおきり「えっ!?」
シヴァ「もしかして石像はまだある?」
るな「さっきメモに石像が〜って書いてたような気がする!」
じゃぱぱ「そっか!!多分石像は1つだけじゃないんだ!!」
たっつん「今までのは1つ壊せば即クリアやったからな〜。」
今回は石像を5つ壊さなければならない。···僕はこのことを知っていたけど、教えたらゲームがつまらないから黙っていた。
じゃぱぱ「あと何個壊せばいいんだよ〜!!」
もふ「まあ、まだ4時間くらいあるし大丈夫じゃない?」
ヒロ「俺たち、今からダイヤ探してきます!」
もふ「じゃっぴとたっつんしかツルハシ持ってないから持ってないペアはダイヤ探した方がいいと思う。」
どぬく「俺たち、今探してるよ〜」
シヴァ「俺たちも探しまーす。」
ゆあん「···ボーダー半周したよ。」
なおきり「おっ、ナイスゆあんくん!」
ゆあん「1つも石像無かったし、ダイヤもないから洞窟入るね。」
なおきり「僕もそろそろ半周終わりそうです。後で報告しますね!」
じゃぱぱ「オッケー!」
ああもう、人が多くて誰が誰なのか分からないな。とりあえず次殺すのは眼帯男にするか···?でもそれだと僕と一緒にいる人が死んで、僕がやったと怪しまれるに違いない。
だーるまさんがこーろんだ
たっつん「俺らのところにはいないな。」
じゃぱぱ「こっちもいない!」
もふ「いないなぁ···。」
なおきり「あっ、僕の後ろ走ってますね〜。今山を登って···ます!」
ゆあん「あっ、だるま走ってるの見える!」
そろそろだな。
なおきり「あっ、消えまし···たああああああああああああああああ!!」
ゆあん「えっ!?なんか黒い光が!!」
じゃぱぱ「何何!?2人とも大丈夫!?」
ゆあん「あっ、俺は平気だけど···なおきりさんのいる所かな!?一瞬黒い光がピカーンって!!」
なおきり「やばい!!ゾンビが追いかけてくる!!死ぬ!!」
たっつん「でも今昼やろ?燃えていなくなるんちゃう?」
なおきり「それが···1体も燃えないんですよ〜!!」
なおきり、タツマ以外「えええええええええええええええええええ!?」
そうだ。だるまは100倍の強さになっている。だるまが消えた後、100体の燃えないゾンビが現れたり特殊なモンスターを召喚したりする。それ以外にも能力はあるが、今はゾンビを召喚したようだ。
あの時、12人のPCを操ったのは僕と妹だ。その際、僕はPCを操り、妹がだるまの強さや能力を操ったのだ。妹がだるまに能力を覚えさせ、強力なだるまを創造した。その後僕が奴らのPCを使って英語で文章を作ったのだ。このマイクラの世界に住んでいるから英語はある程度理解している。
そして、何故こんなことをしたのか。何故妹と協力してまで12人を巻き込んだのか。
数ヶ月前、僕らはいつも通り生活していた。だるまが現れたら髪の毛1本も動かないように。
僕は妹の「アカネ」とリアルの世界へ行きたいと思っていた。
アカネ「お兄ちゃん、あっちの世界には美味しい食べ物と可愛い服があるんだって!!」
タツマ「うん、知ってるよ。」
アカネ「それでね、お肉の料理がたくさんあるんだよ!!ハンバーグとか、からあげっていう料理が!!」
タツマ「そうなんだ。」
アカネ「あとね、この服見て!!」
タツマ「···フリフリがたくさんあるな。」
アカネ「うん!私の服、ボロボロだから新しいのが欲しいなぁ···」
僕の家はあまり裕福ではなかった。食料は同じ肉や野菜だけ。服は毎日同じものを使っていて、寝る時はずっとベッドのシーツに包(くる)まれていた。もっと裕福で友達がたくさんいる環境で生活したかった。
そんなある日、こんな手紙が届いた。
「もし12人の者がこの世界で死んだら、キミたちは願いを叶えられるだろう。だが、相手はサバイバルの経験がある強い奴らだ。全員を殺したらその時は···」
この手紙を見て僕らはこう思った。
奴らを殺せばここから出られる。食べ物や服に困らない世界へ行ける···と。
こうして僕らは12人を倒すためガラス棒などアイテムを使い、だるまが100倍強い世界を造り上げたのだった。
絶対に妹と一緒にこの世界を出たい。早く幸せな生活を送りたい。だから何をしてでも12人を殺さなければならない。
あの手紙の主は誰か分からないが、とりあえず今はアイツらを殺すことを優先したい。
〜なおきり視点〜
なおきり「はぁ···はぁ···やっと···逃げれた···」
だるまが100倍強くなったっていうのは本当だった。だるまが強いゾンビを召喚したんだ。それのせいで僕の体力は今、3しかない。
じゃぱぱ「なお兄大丈夫?」
のあ「急に燃えないゾンビが現れるなんて···」
なおきり「ホント···死ぬかと思いましたよ!!」
僕はゾンビから逃げることに夢中で、ボーダーから離れてしまった。ゾンビはまだボーダーの近くにいるかもしれない。今は真ん中で休んでおこう。
なおきり「今だるまいませんよね···!?」
じゃぱぱ「うん、いないよ!」
ヒロ「回復するなら今ですよ!」
僕はスイートベリーを貪(むさぼ)り食った。
左手にポピーを添えながら。
じゃぱぱ「でも1時間で倒れたのは1人だけって結構優秀じゃない?」
なおきり「それフラグですよ!!じゃぱぱさん!!」
たっつん「絶対この後誰か死ぬやつ!!」
ゆあん「俺が死んだらじゃぱぱがフラグ立てたせいにしとこ(笑)」
じゃぱぱ「やだな〜ゆあんくん!!俺がヤバいやつに見える〜?」
ゆあん「見える〜☆」
じゃぱぱ「今ななちき持ってるけどあーげない☆」
ゆあん「冗談だよじゃぱぱくーん!くれよ〜!」
たっつん「何このノリ?(笑)」
もふ「ついていけないんだけど(困惑)」
男なおきり、体力が完全回復したので動きます。
ゾンビに見つからないようにボーダーへ戻る。
木の上や洞窟の中など細かいところも見ておいたが、あのゾンビ共はいないようだ。さっきのところから石像がないか見ておこう。
少し歩いて、山を登ったその時。
古い服を身にまとった少女と出会った。
アカネ(タツマの妹)のプロフィール
年齢:14歳くらい
身長:152cm
体重:内緒
食べてみたい物:リアルの世界の肉料理
着てみたい服:フリルがついてる可愛いドレス
見た目:黒髪ロング、赤い目、一部が破れている古い服、白いサンダル
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