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雪村警部と岩本刑事は濱田から送られた住所をタクシーの運転手に教え向かった。
その住所にある家は住宅街に並ぶ場所にあった。
雪村はインターホンを鳴らした。すると、若い女の声がした。
「警察の者です。山渕麗奈さんにお話を伺いたいのですが。」
玄関から長髪で清楚な雰囲気を醸し出す女性が現れた。
「山渕です。今日はいつもの刑事さんとは違うんですね。」
その女性は客間に案内し、お茶を出してくれた。
「申し遅れました。警視庁の雪村です。」
「同じく、岩本です。」
「警視庁?どうして、、」
「実はあなたが被害に遭った事件に関連性がある事件を追っています。そこであなたにお聞きしたい事があります。」
「なんですか?」彼女は落ち着いて聞き返した。
「あなたは被害に遭われた時に抵抗しましたか?」
「えぇ、しました。でも女の私では男の力には敵いませんでした。」
「どれぐらい抵抗しましたか?」
「え、、足だけが唯一動けたのでずっとバタバタ動かしてました。」
「犯人は抑え込んだりしたり、怒鳴ったりしませんでしたか?」岩本刑事がさらに質問する。
「声は聞こえませんでした。抑え込むというよりかは、動けなかったです。」
これで、亡くなった被害者はそれ以上に抵抗して殺された線は薄れた。
「あの、その関連性がある事件って昨日ニュースでやっていた森林で発見された事件ですか?」
「なぜそう思ったのですか?」
「なんとなくですけど。」
彼女に聞きたい事は聞けたので、2人は東京に戻る事にした。
continued