どうも腐男子本田菊です!を投稿されているおもちさんの例のコメントからです。あの作品大好きすぎて感化されちゃいました。(感謝)
本家様をリスペクトしたつもりです。
玩具は蒸発しました。
SМ要素も蒸発していきます
この作品は眉毛をえちえちに、メリカをドSに書いております。
ですが結局オチは味覚音痴サンドされる菊さんです。
⚠♡喘ぎ⚠淫語多用⚠打点喘ぎ
「一回だけでいいから!ね?」
「ね?じゃねぇーよ!!死んでも嫌だわんなもん!」
俺よりでかい図体で可愛くおねだりをしてくるが、到底了承できない提案とアメリカの粘り強さに頭を悩ませていた。今日は早めに仕事が終わり、せっかくだから料理でもするかと考えていた俺の少なくない休み。だが家に足を踏み入れるなりこの有り様だ。
で、そのおねだりの内容というのは、アダルトグッズを俺で練習させてくれというものだった。可愛くおねだりしてる内容が全ッ然かわいくねぇ。彼女でもできたのか?いやてかなんでOKが貰えると思ったんだ?日本じゃあるまいし(遺憾の意)。
「お願いだよ、君しかいないんだ!」
「自分で練習すればいいだろ」
「そんなんカッコ悪いんだぞ!」
いや知らねーよ!なんで変なとこはプライド高いんだよ!アダルトグッズ練習させてくれなんて言ってる時点で、お前にプライドなんて言葉残ってねぇよばか!
アメリカを罵りながら、なんとか自分の尻と休日を守ろうとする。こういう時に毎回使っている〇〇にでもしてこいよ。という責任転換作戦も、えげつないお願いの前では使うのも気が引けて言えなかった。
そうやって粘りに粘り、なかなかOKをださない俺に痺れを切らしたのか、アメリカは最終手段を使ってきた。
「……ふーん。君がその気ならこっちも最終手段を使うしかないね!」
「最終手段…?」
「君、先週の世界会議でえっちな本読んでただろ」
「な!?見てたのかよ、」
「金髪でおっぱいも尻もデカくてー」
「ああぁぁやめろやめろ!」
「言いふらされたくなかったらOKするんだぞ!」
「それは…」
いや、別に…エロ本ぐらい男なら誰だって見るだろ。別にフランシスやアントーニョにバレたところで茶化さろるだけだし、人にアダルトグッズを試されるよりかは全然マシだ。
「あ、それと君テディベア抱きながら寝てるだろう」
「……え、なん、」
「あとトイレでオナニーしてたよね」
「……」
過去の自分を恨みに恨む。
俺の選択肢はもう1つしか残っていなかった。
「じゃあ早速始めるね!」
「……なぁ、別に逃げたりなんかしねぇから、これぐらいは外してくれてもいいんじゃねぇか、?」
頭上に腕を縛られている体勢にじわじわと羞恥が込み上げ、外すよう提案してみるが、
「やるなら徹底的に!だぞ!」
当たり前に拒否られた。
まぁアメリカのことだ。男の俺をあんあん言わせるのも萎えるだろう。無駄な抵抗はせず、彼のしたいようにしてあげようと遅めの覚悟を決めた。
「どれにしようかなー。って言っても2つしかないんだけどね」
彼はガサゴソとビニール袋を漁りながら玩具を手に取る。
「まずは小さいのから始めてみようか!」
取り出された物はピンク色の卵型をしたアダルトグッズだった。略せばローターだ。んなもんどこで買ってきたんだか。
「んー、いきなり使ってもくすぐったいだけだろうね」
そう言いながら、彼は俺に目線を合わせるなり、ちゅっ。と軽めのキスをする。何回も。キスをする箇所は唇から首、鎖骨、足へとどんどん下半身に下がっていく。
「……おい、くすぐってぇ…」
恥ずかしくなり照れ隠しをするように口を開いた。
「キスしてるだけだろう?それだけで顔真っ赤にしちゃって。キス大国の名が廃るね」
「っ…」
だが、自分の顔のせいでそんな照れ隠しは意味を果たさなかった。事実だから何も言えなくなった俺のシャツのボタンに手をかけ、ぷちっ…ぷちっ…っと脱がしていく。
「……恥ずいな」
「しょうがないだろ?脱がさなきゃできないんだから」
「そりゃ、そうだけどさぁ、」
ピンク色のローターが乳首の先にちょんっ、と当てられた。散々キスで焦らされた体な、それだけで肩を跳ねられた。
「じゃ、スイッチいれるね」
カチッ。
アルフレッドがスイッチに手をかけると共に、ローターの振動が直に感じた。でもそれは気持ちいとか癖になるとかそんなのではなく、ただただ少しのむず痒いぐらいの痛さだった。
「……なぁ、やっぱ俺じゃ無理だって、全然気持ちよくねぇし、」
「うーん…薄々見当はついてたけど」
いやついてたのかよ。なんて、ツッコむのも面倒になりそのまま口をつぐんだ。すると、何かをひらめいたように彼は口角を上げ、俺の上に股がった。
「アーサー、口開けて」
反論するだけ無駄と彼の指示に従う。自分の口へ自然に入ってきた舌は探しあてた舌を絡めとり、それは柔らかく、どこか激しく絡みついてくる。唇から身体全体に快楽が広がり、体が熱くなり頭が真っ白になった。
「ん♡んじゅっ♡は、♡な、何すんだよ急に、」
「はぁ、急にって。そんな驚くことかい?君ってばおこちゃまキス以外は初心なんだね」
小馬鹿にするように笑いながら言う彼を今すぐにでもほあた☆でお仕置きしてやりたいがキスでトロトロになった自分にそれは敵わなかった。
それになんだか、さっきまでこれっぽっちも快楽を拾っていなかった胸が急にムズムズするような気がする。あのキスをされてからだ。その感覚は時間に比例して徐々に増していく。
「あっ、♡アル、なんっか、これ♡おかしっ…♡」
「? やっと効いてきたみたいだね。はは、もうココなんてパンパンじゃないか♡」
いつの間にか完勃ちした自分の性器に羞恥心がピークを越えそうだ。そんなことはお構いなしに彼はアーサーのズボンを脱がし、勢い良く飛び出した性器を握る。片手で上下にそれを扱い、片手はローターをグリグリと快楽が強まる位置に押しつけ嫌でも快楽を拾ってしまう。
シコシコ♡♡ぐぷっ♡♡じゅこじゅこじゅこじゅこ♡♡♡
ブブブブブブブ♡♡♡♡♡♡
「う”ッあ、♡あッ”、♡♡やだ♡アルっ、”それやめッ”♡♡ひっ”!?♡♡」
「気持ちいくせに。嘘はよくないんだろ?」
「ふっ”、♡♡あ”、ある♡ほんっ、とにッ”♡♡♡」
「やッ”、ん、ッ”〜〜〜”〜〜〜”!!♡♡♡♡」
ビュルルルルル♡♡♡♡♡ビクビク♡♡♡
射精して出たそれはアルフレッドの服と自身の体を汚した。彼がローターを止めてもそれに意味はなく羞恥心で頭がどうにかなりそうになる。自分の弟同然のアルフレッドの前で、ちんこを扱かれ、ローターを乳首に押し付けられながら達してしまったのだ。
「うぅ、ばかぁ!アルのばかぁ、!」
自尊心が欠けたアーサーは酔っ払ったみたいに呂律が曖昧になりながら涙を流した。まさか泣くとは思ってなかったアルフレッドはアーサーの涙を手で拭い、額にキスを落とす。
「悪かったよアーサー。でも君にも非はあるんだぞ。そんなかわいい顔してたら襲いたくもなるじゃないか 」
え?ん?聞き間違いか?溢れ出た涙はピタリと止まり頭にハテナが浮かんだ。アルが俺のことをかわいい?え?
思考がそれだけになり落ち着いた俺から、彼は離れたと思ったらまた袋から何かを取り出した。次はなんだと疲れ果てながら目を向けるが、見えたそれに目を白黒させた。それは透明なボトルに入ったローションと男根を模した玩具。しかもかなり大きい。さっきまでの熱がスッと体から抜けだし顔を青くした。
「お、おい、まさかそれ挿れるとか言うんじゃねぇだろうな…?」
「That’s right!」
元気いっぱいな花丸笑顔でそう答えるものだから一層背筋が凍る。かわいい顔をして右手にはローション、左手には玩具とアンバランスな状態。後退りするも拘束さ れているため背中についたのはいつもアルが使っているアメリカ柄の枕だった。
「さ!潔く降参してくれよ」
彼は右手に持ったローションをアーサーの尻に垂らす。流石の脳筋でも解したことなどないアナルにあんな大きい玩具は入らないと確信したのか、アーサーのそこに中指をゆっくり侵入させた。
くちゅ、……♡ ぐぽっ…♡ぐち、ぐち♡♡
「っあ”、♡アルッ…やめっ”、♡♡」
そんな言葉には耳を傾けずアーサーの甘い感嘆にだけを耳に許す。あらかた解し終わると指は2本と数を増し、さっきよりも強く刺激された。
ぐちぐち♡♡ぐにッ…♡♡♡ぐちゅ、ぐちょぐちょぐちょ♡♡♡♡♡
「おッ”♡♡あ、”んや、…”♡♡はッ ♡」
徹底的に解すよう2本の指を中でバラバラに動かす。それが終わったと思ったら次は何かを探すように中をぐっ、ぐっ、と押し始めた。弱点じゃなくとも深く感じてしまうその行為にアーサーは喘ぐことしかできない。
「やっ”、♡おま、なにやっ、”て♡♡ん”んんぅ”!♡♡♡」
「うーん、なかなか見つからないんだぞ…」
こりゅッッッ♡♡♡♡♡
「おッッ”!?♡♡♡♡♡」
「あ、当たり?」
まるで釣り上げられま魚のように体が跳ねた。何が起きたか分からないアーサーにアルフレッドはニヤリとだけ笑うとそのままそこを刺激する。
ヌゴッ♡♡ごちゅ♡ごちゅ♡ごちゅ♡ごちゅ♡♡♡♡
「あァッ”♡♡アル!♡やッ”♡やだそこ♡♡おッ、”♡おお”ぉ♡♡♡おかしい…!♡おかしいからあ”ぁ♡♡♡」
悲鳴のような声を出すが彼には快楽に喜んでいるようにしか聞こえない。アルフレッドは持っていたローターを胸の突起部分に当てセロテープで固定したらスイッチをONに切り替えた。
ごりゅ♡♡くに、♡♡グリグリグリグリ♡♡♡♡
「んぐッ”♡♡へあ?♡あッ”♡♡やだやだ♡♡りょ、”ほう♡♡むりぃ”♡♡♡」
もちろんさっきより振動レベルは上げて。
「無理じゃないだろ?君のココ♡キュンキュンって俺の指離さないじゃないか♡」
「やッ”♡ちが…♡♡うあ、”♡あッ”♡♡ちがう♡おまえのッ”♡♡せい”、だ♡♡♡」
「えぇ、君都合良すぎないかい?俺はこんっなに気持ちよくさせてあげてるのにな〜」
ローターの電源をつけたからと手加減していた手をものと速さにもどした。アーサーのしこりを中指と薬指の間にはさみ、そこをグリグリと押し込んだりつねったりと散々遊ばれる。
グリグリ♡♡ぐにッ♡♡ぐッッちゅ〜〜〜♡♡♡♡ぬこッッッ♡♡♡
「おッ”♡♡ほっ”、♡♡おォ゙♡♡♡わかったッ♡♡悪かった♡謝るからあぁ♡♡♡♡」
「うんうん♡謝れて偉いね。謝れたご褒美によしよししてあげるんだぞ♡」
すーりすーり♡さわさわ♡♡すりすりすりすり♡
「あ”あぁ”♡♡♡お”ッ♡♡よしよし、♡き”もちぃ♡♡♡♡しこり”なでられて”る♡♡♡はッ”♡♡あぅッ”♡♡イく”イく”♡♡しこ”りよしよ”しされて”イっちゃ”うぅぅ”♡♡♡♡♡」
ぷしゅ♡♡ぷしゃ♡♡♡ビクビクビクッッ♡♡♡♡♡
しこりを優しく擦られたためあっさり達してしまった。さっきまで羞恥心で泣くほどだったアーサーだが、今じゃアルフレッドの手により彼の自尊心は無いのと等しい。付けてるだけ無意味な手錠を外してやる。それでもその場から彼は逃げ出そうともせず、蛙のように足を開きながら未だ起動しているローターに小さな感嘆と体をピクピク震わせていた。
「じゃあ早速試してみようか。いいよね。アーサー」
側に置いた玩具を手に持ちアーサーと目を合わせた時だった。先程まで手錠で繋がれていた腕が自身の首元に回り込み、うなじ前で手を組まれ顔を引き寄せられた。
「おねがい、アルのがいい、!そんなんよりアルのがほしいんだよばかぁ!」
顔を真っ赤にしながらそんなかわいいセリフでおねだりされるものだから断りようがない。アーサーの腕により近づいた顔に触れるようなキスを落とし再度彼の目を見つめた。
「あんまりそういうこと言わないでくれよ、歯止めが利かなくなるだろ?」
「いいぜ。歯止めなんかいるか」
「はは、途中でやめてくれって言っても聞かないからね」
ギラリと目を光らせた彼はベルトに手をかけズボンを下ろす。それと同時に勢いよく性器が飛び出した。さっきの玩具より一回り大きいそれにゴクリと期待の唾を飲み込んだ。
「もう準備万端だね♡挿れるよ?」
ずぷッ…♡ずぷぷぷぷぷぅぅ……♡♡♡
「あっ”♡♡あ”あ”ぁ♡♡♡アルの、♡きてる♡♡んぅッ”♡♡♡はっ、”♡♡」
「っ、締めすぎて奥まで入らないじゃないか、息吐いて……ん、そう」
「分かるかい?君のココ♡奥までグリグリぃ〜って入っちゃったね」
「あ”ァ…♡ぉッ”、♡♡♡おぉ”ぉ…♡♡♡」
ぐり♡ぐり♡と、アルフレッドは自分の存在を教えるかのように、アーサーの腰を掴みながら奥に押し付ける。あまりの気持ちよさに目の焦点が合ってないアーサーに気づくが見て見ぬ振りをして腰を動かし始める。
ぐちゅ…♡♡パン、♡♡パンパン♡♡ぱちゅぱちゅ♡♡♡ズッ……♡ズッ…♡ズッ♡ズッ♡ズッ♡ズッ♡
「まったく。弟に犯されて感じるなんてとんだ変態だね」
「あッ”♡♡あるぅ”♡♡♡ごめんな”さい♡♡だめなおにい”ちゃんでごめッ”♡んぅ〜”ッ〜♡♡♡♡」
「うん、大丈夫だよ。俺がしっかり面倒みてあげるから♡」
まだ慣らし程度に振っていた彼だが、慣れ始めたら完全にHEROペースへと進む。アルフレッドはさっきまでのペースから徐々に上げ、次は最奥から手前まで全部を気持ちよくするような動きに変わった。そのせいで前立腺も散々いじられて腫れたしこりも全部が刺激されるからたまったもんじゃない。その動きに彼の中が素直にきゅぅ♡と締まった。
「これで処女とかっ、本当にいるんだね。処女淫乱って♡素質大じゃないか♡♡」
「う”あッ”、ぁ♡♡♡いんらんっ、”じゃッねぇ…♡♡」
ごりゅゅッッッッ♡♡♡♡♡
「お”ッッ、ほっ”、!?♡♡♡♡♡」
「これでも?」
最奥についた時、確かにアーサーのエメラルドグリーンの瞳にハートが浮かんだ。
ごちゃ…♡とんとん♡♡ずちゃ…♡♡どちゃ…♡どちゃ♡どちゃ♡どちゃ♡
「あッ、”あぁ”♡♡ごめんな”ひゃい”♡♡ひっ、ぐ”♡♡おっ、れは…♡♡いんらんでしゅ”♡しょじょなのにっ”♡♡♡感じちゃう♡おッ♡あ、♡いんらんでし”ゅぅ〜〜♡♡♡♡♡」
ぷっしゃあああああ♡♡♡♡♡♡
「うんうん♡分かればいいんだぞ♡♡アーサーは弟のちんぽツっこまれて感じちゃう変態だもんね♡♡」
「あッ”♡♡うん♡俺っ、おまえがいないと生きてけない♡♡♡♡ちんぽ好き♡♡♡おッ”♡♡♡お”ほッ、♡♡きもち♡♡♡好き♡♡お”かしく”なる♡♡♡」
アルフレッドの眉間にシワが寄った。もうすぐ射精そうなんだと薄れる意識の中で察したアーサーはピンッと伸ばしていた足を彼の背中に回した。それに目を見開く彼だが、瞬く間に雄の目へと豹変する。限界が近いアルフレッドは腰を振るペースを早め、なるべく奥を刺激した。
パン♡パン♡パン♡どちゃん♡どちゃ…♡どちゃ♡どちゃ♡ごりゅっ♡♡ごちゃっ♡ごちゃっ♡♡
「あはっ、イって♡イけ♡イけアーサー♡♡弟ミルクちゃんと零さず飲むんだぞ♡」
「おッ”♡♡んお”ぉ♡♡ほッ”♡♡♡イッ”…く♡イ”くイく”♡♡さい”おくツかれてイ”っちゃうぅ〜”〜〜”〜♡♡♡♡♡」
どぷっ♡びゅる…っ♡びゅるるる♡♡びゅ〜〜〜〜っ♡どぷっ♡びゅるる…♡♡♡
射精し終わった物が抜ける感触がした。長く太いそれが抜かれるとその感覚でまた甘イきしてしまう。ゴムなんか当然していないのでアーサーの下からどぷりと出てくるそれを片付けるため、彼が立ち上がろうとした時甘い声がそれを止めた。
「あ、あるぅ…♡きす、きすしろ…♡♡」
手を上げ、腕を自分の方に向けながらキスをせがんでくるアーサーに 「まったく、君はわがままだなぁ」なんてどこか満更でもないような返事をすると、そのまま優しいキスを重ねた。
「だってぇ…アルに、女ができるなら……今だけでも俺がひとり占めして…いいだろ、?」
涙ぐみながら本心を明かしたアーサーにアルフレッドは頭にハテナを浮かべ口を開いた。
「? 何言ってるんだい?俺にgirlfriendなんていないんだぞ」
「………え、じゃあ、あれって…」
「……君に試したかった…っていう理由じゃだめかい?」
頬を赤らめながら言う彼にアーサーの顔もボッと赤く染まる。 リンゴのように真っ赤になったアーサーの頬に、アルフレッドはキスを落とすのだった。
「お、終わりましたー!! 」
「やっとです、やっと終わりましたぁ、これでなんとか夏コミにも間に合いそうです、!」
現在の時刻8時25分。表紙裏表と見開き含め30ページにわたるアルアサ同人誌の仕上げ済み漫画を両手に抱え喜びの声を上げるのは、作者、本田菊であった。
仕上がった満足感に胸が躍り、嬉しさがこみ上げる。完成した漫画に1枚ずつ目を通し干渉に浸っていた時だった。ガンッガンッと擬音ほど強くない ドアのノックが聞こえた。
「おや、こんな早くにどなたでしょうか。回覧板ですかね」
そんな軽い気持ちで普段着のジャージのまま扉を開けた。
「はい。どちら様で、」
「Hey菊!遊びに来たんだぞ!」
「よ、よう。悪いなこんな早くに。アルがどうしても来たいって言うもんで、」
マジか。まさかの非常事態に自慢の営業スマイルがコンマ1秒だけ崩れ落ちた。が、すぐ普段の顔に戻す。
「あ、あぁ!お二人でしたか。……あの、恐れ入りますが少しの間待っててください!」
扉を強制的に閉め、すぐさま居間に散らかったペンや先程描いた漫画は押し入れにしまう。机に並べられているドリンクの缶とその他もろもろ散らかっているものを片付け、慣れた手つきで着物に着替えたら扉を開けた。
「あ、ありがとうございます。ささ、上がってください」
息切れをし、くしゃくしゃな頭の私に2人は顔を見合わせ首を傾げるが(え、なんですか今の息ピッタリじゃないですか。好きです。次の冬コミのネタに取り入れましょう)そのまま私の家に上がった。
「オジャマシマス」
「タタミの匂いだー!DDDDD!」
「飲み物をお持ちしますね。居間に持っていきますので」
玄関から居間に直行する2人の背中を見ては、片付けて良かったなんて肩の力を抜いた。いつ来ても大丈夫なよう常時用意してあるコーラを冷蔵庫から取り出し、アーサーと自分の為に紅茶を淹れた。それをおぼんに乗せ、襖が開いた居間の前に立った時、恐ろしい光景が目にはいった。衝撃のあまり目の前で起きている事態に頭が処理しきれなかった。
そう、アーサーとアルフレッドの2人は開いた押し入れの前で仲良く自分が描いたアルアサ漫画を読んでいたのだ。
私の気配に気付いた2人はこちらを見て冷たい視線をこちらに向ける。
「菊?これは… 」
「絶対俺とアーサーだよね? 」
私を見る目は完全に引き気味だ。言い訳という言い訳は見つかるわけもなく、耳に入るのは早まる心臓の音だけだった。
「あ、えっと…そ、それは……あ、あれですよ、あれ……」
言い訳を考えている間にそんなことを言うが逆に怪しいだろう。冷や汗を流し目を泳がせている私の前が暗くなる。前を見ると自分より背の高い2人の友人。怯える私からアーサーはおぼんを取り上げ、アルフレッドは一方的に私と肩を組む。
「言い訳はベッドで聞いてあげるんだぞ」
「もちろん俺達まとめてな」
さっきまでの2人の冷たい目線は、いつの間にか欲情を促す雄の目に変わっていた。それに私は「ひゃい…」と言う返事しか許されないのだった。
コメント
19件
ぬん、続きがめっちゃ気になります
いやいや、この後って3pなんですよね!?やばい…!これだけですっごい満足感だ…!次読んだら多分私は尊すぎて死ぬかもしれないので誰か墓Please!!
おわた^_^リアルで顔が発狂した←どういうことだよ? ベット…?これはセカ菊ですか?いええええい!とりあえず味音痴神いいいあ!菊たん…生きて帰ってこいよ⭐︎