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形野祇 天音(かたのぎ あまね) 裏
実は私、桜井のこと嫌いだったんですよね。なんか、ぶりっこがウザイっていうかキモいっていうか。私の好きな人が雄介くんだと感づいたときから。
やたらと、雄介くんに可愛いアピールして。
雄介くんは私の初恋の人でした。こんな私にいつも優しくしてくれて、頼もしくて、、、いつからかかっこいいと思うようになって、しばらくして私、雄介くんのこと好きなんじゃないかって思いました。その日から、雄介くんのことが夜も気になって、これが好きなのかもしれないって気づきました。ある日、桜井が私をにやにやした目で見ながら雄介くんにすっごいぶりっこしながら「ゆうちゃんって~なんかカッコイイよね~」って言っていちゃいちゃしようとしてました。私はその時、どんな顔をしていたのか覚えていません。きっとその時の私の顔は、「憎しみ」を少し形に表したような顔だったのではないでしょうか。
「……….?」
そうですね。最初は、怒りを凄い我慢してました。この「友人関係」を壊さないためにもずっと頑張って耐えていました。
でも考えてみてください、自分の初恋の人が他の女にとられちゃうかもっていう不安と恐怖。わざと雄介くんといちゃつこうとするクソ女。そんな日が何日も続きました。そしたら、ぶち殺してぇって思うじゃないですか。
だから私、思ったんです。桜井を殺そうって。
でも、殺そうにもどこでするかとかどうやったら事故死になるかとか色々考えたんですけど全然わかんなくて。ずっと機会を探っていたんです。
そしたらある日、宋太が「xx山に登山しに行こう」って言いだして、絶好のチャンスだと思いました。
「………………?」
そうですね、予定では登山途中に殺そうと思ったんですが、雪が思ったより多くて殺せなかったんですよね。で、結局頂上に着いてからやろうと思いました。
「…が…….れ…と?」
はい。あれは間違いだったんです。
「宋太……….だ」
ええ、宋太には見られたのでいつか消えてもらいますよ。
フリで、なんとか凜を殺したことをばれないようにしましたけどきっと皆は私を疑うと思います。いざとなれば、宋太は法廷で訴えて私を裁くことができます。こんな話が終われば、今からにでもじっくり策戦を練って宋太を殺そうと思っています。
「…………..」
………え、ちょっとなにしてんの?ねぇ、ねぇ!ちょっt………
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月咲やまな
195
#ご本人様には関係ありません
りほ
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コメント
1件
いや……まさか天音ちゃんが裏でこんなことを考えていたなんて、衝撃がすごすぎます……。 表向きの優しい雰囲気からはまったく想像できなかったので、読みながら「えっ?」と何度も声が出ました。 特に、初恋の人が他の子に取られる不安から殺意に変わっていく心理描写が怖いくらいリアルで、ゾッとしつつも引き込まれました。 最後の「ちょっとなにしてんの?」で物語が途切れるところも、次が気になりすぎます……! 本当にどんでん返しの連続で、読む手が止まらなかったです。素晴らしい作品でした!