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・🧡が体調不良により病み注意

・体調不良表現あり

・捏造の物語

・ご本人様とは関係ありません

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♢  side Mukai Koji

俺には、最近1つの悩みがあった。

「……はぁ、(あかん、今日も寝れへん……。)」

“眠れない”と言うこと。

「眠たくない」と言ったら嘘になる。普通に眠たいし、心地よく寝たい。だが、色んな考え事が邪魔をして俺をずっと起こさせる。

「あの時の俺の発言、大丈夫やったかな」とか、「メンバーのこと傷付けて無いやろか」とか色々。いつから1人反省会をするようになったか覚えてはいないが、気が付けば目を瞑ったらこのマイナス思考が頭を過ぎって眠れなくなった。

その所為で寝不足が続き、元々ダンスの振りを覚えるのが苦手な癖に記憶力が低下して全く覚える事が出来なくなった。メンバーやスタッフの方の話も全く頭に入ってこないし、生活に支障をきたしていた。

「……(もし、皆が死んじゃったら俺どうなるんやろ、絶対生きていけやんよな、)」

ふと、そんな事を今日は考えた。1度考え始めたらもう止まらない。深堀をして、どんどんと酷くなっていくのだ。

「(嫌や、俺ずっと皆とダンスやりたいし、ファンの人達も居ってくれやな頑張れやんし、)」

そうして考えていく内に、視界が揺らんでいつの間にかポロポロと涙を流すのだ。

「うっ……ぐす、」

そして泣いてはまた考えてを繰り返し、本来起床しなければいけない時間の1時間ほど前に泣き疲れて、やっと眠りにつくのだが、再びアラームに起こされて眠い目を擦りながら用意をしてスタジオへ向かっていく。

これが、毎日続いた。



今日はダンスの練習をしに、メンバー全員が集まる日だった。

「(ねむい、)」

俺は楽屋の机に突っ伏しているだけ。まだメンバーは来ていないし、このまま少し眠れるかな……と思っていたのだが。

Abe「康二?」

「っあ、え?あ、阿部ちゃん……?」

何故かメンバーの阿部ちゃんがもう楽屋に来ていた。

Abe「大丈夫?何か体調悪そうだけど……。」

「あ、お、俺は大丈夫やで!てかいつの間に来たん?」

Abe「ついさっきだよ。俺の問いかけに全然反応無かったからさ……。」

「ほ、ホンマに?ごめんな全然気付かんだわ……、」

Abe「いやいや大丈夫!こちらこそ、寝てたところ邪魔してごめんね。」

「まぁ、暇やったからな……笑」

本当は全然寝てないけど。





それから何度も寝ようと試みたが、全く眠れずにメンバーが全員来てしまった。

Hika「じゃー全員集まったからダンススタジオ行くよー。」

Ren「岩本君、俺ちょっと動き繋がらない所があって……。」

Hika「了解、後で見るよ。」

Ren「ありがとう!」

「……、」

Rau「こーじ君?」

「うぉ、っ!」

Rau「あごめんね、ぼぉーっとしてるけど大丈夫?」

「ラウか……全然大丈夫やで!」

Rau「そう?いつも皆に抱きつきに行くから元気無いのかなーって。」

「あるある!俺だってたまには普通にしてるもんやで?」

Rau「こーじ君の普通はハグでしょ笑」

「そうかー?笑」

こうして笑って過ごしてはいるが、内心物凄くキツい。歩くのでさえしんどいのに、今の状態では普通に会話するのもままならないのだ。

「……はぁ、」



そして照兄の指導によるダンス練習が始まった。

Hika「手先までしっかり伸ばしてー。」

なんとなーく話を聞いて、なんとなーく体を動かして、ただそれの繰り返し。前までは、ファンの人達にカッコいいって思って貰えるように細かい所もしっかり踊る練習をしていたのに、今では少し適当かも知れない。

“アイドル”として、ちゃんとやらなければいけないのは分かっている。分かっているけど、体が言う事を聞かずにだらーっとなってしまう。

だから……。

Hika「康二ってば!!」

「ぅえ、!?」

Date「腕、逆だって。」

「あ、ごめん!」

Hika「大丈夫か?全然反応無いから気失ってんのかと思ったけど。」

Saku「こーじ珍しいね〜。」

「ホンマにごめん……。」

こういう事が最近よくある。俺が話をしっかり聞いていないのが悪いのだけれど、睡眠不足も重なって全く頭に入ってこない。

Hika「1回サビ通しでやるよー。」

「(あれ、どんな……動きやっけ、)」

ダンスはチームで一体感が無いと綺麗に見えない為、少しでもズレると見栄えが悪くなってしまう。

Hika「はいストーップ!康二そこの振付はこうで、こう、ね?」

「……ごめん、」

Hika「調子悪い?最近こういうの増えてきた気がするけど。」

「いや!全然大丈夫やから……ただ俺の覚えが悪いだけやし……、」

Hika「……なら、良いんだけど……。」

Shot「あのさ。」

その時、しょっぴーが俺を睨んでこう言った。

Shot「やる気あんの?お前。」

「え、」

Fuka「ちょ、翔太……。」

Shot「お前らも康二の事甘やかしすぎ。俺らがアイドルってこと、自覚持ってんの?」

「……もっ、てる……けど、」

Shot「ダンスの振付を覚えんのが苦手なのは知ってるけどさ、それとこれとは別だよね?お前全然話聞いてねぇじゃん。」

「……、」

久々にしょっぴーが怒っているのを見た気がした。俺が悪いのは誰が見てもそうだ、俺の所為でダンス練習を度々止めてしまっている。苛つくのも無理は無い。

Ren「ま、まぁまぁ……最近仕事も忙しいみたいだしさ、ドラマの撮影もあったし、疲れてるんだよ……。」

Shot「……ならそう言えよ。無言ばっかで俺らに何も伝わんねぇから。」

Date「翔太、落ち着きなって。康二なりの事情があるんだと思うからさ、そんなに責める必要は無いと思うよ。」

Shot「さっきから全然練習進まねぇの分かってんの?まだ期間はあるから良いけどさ、これずっと続いたらどうすんの?」

「……、」

Shot「黙ってねぇで何とか言えよッ!!!」

「っ……、!!」

怒鳴られた時、俺はそこに居るのが嫌になって逃げ出した。背後からは皆が俺を呼ぶ声がしたが、そんなのはもう俺に届きはしなかった。

Hika「康二!!」

Rau「こ、こーじ君!!」



♢  side Watanabe Shota

「あ、」

しまった、言い過ぎた。康二が走って出ていった時、我に返ってそう思った。

最近仕事が増えて夜遅くまで動いているのもあってか、休息が取れておらずにイラついているのもあったけど、遂にはメンバーにまで当たってしまった。

Date「……翔太、何してんの。」

「……、」

Fuka「まぁ、お互い疲れてたんじゃない?それで色々あったんだと思うよ俺は。」

「……ごめん、言い過ぎた。」

Hika「落ち着いたか?」

「……うん、」

その時、照の暖かい手が俺の頭に乗っかる。

Hika「じゃあ、その言葉は康二に言いな。俺らは気にしてないから、ちゃんと話して仲直りしような。」

「……うん、ごめん。」

Ren「康二どこ行ったんだろ、」

Abe「俺楽屋とか見に行ってこようか?」

Hika「んー……じゃあ1回休憩って形で練習止めて、3人くらいで康二捜しに行こっか。」

Fuka「じゃー俺行くよ。」

Abe「俺も行く。」

Ren「じゃあ俺も行きます。」

Hika「残ったメンバーはここに居よう。」

こうすれば、ねむれる。

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