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ある日の授業終わり、康二を含めたグループワークを共にする友達たちと連れ立って歩いていると、ふといつもの気配を感じて辺りを見渡す
後ろを振り返った瞬間、同じように振り返った翔太くんと目が合った
翔太くんは阿部さんと2人で歩いていた
いつもの偶然に嬉しくなって、思わず口角が上がり、そのままのテンションで手を振る
翔太くんがふわりと笑みを溢して、手を振り返してくれる
阿部さんも俺に気付いて、同じように手をあげる
2人の目線が、俺の後ろの友達たちに向けられてから、また戻ってくるのが分かる
状況を判断してか、声をかけないままに去ろうとする
いつもだったら、そんなこともあると俺もそれに従うが、何かが引っ掛かった
m.ごめん、みんな先行ってて!
翔太くんと阿部さんに向かって走り出す
k.え、ちょ、めめ?
「あー、いつもの先輩か」
「ほんとだ、行こうぜ」
k.ええのん?
「いいんだよ。あの先輩は目黒の特別だから」
「気になるなら後で本人に聞きな」
康二の驚いた声が聞こえたが、春から仲良くしていた友達が、いつものことだと康二の背中を押して、俺に構わず歩みを進め始めていた
m.翔太くん!
w.蓮、どうした?
m.いや、なんか、なんとなく、話した方がいい気がして
w.??、そっか
m.はい
w.……
m.……
呼び止めたものの、特に話すこともなくて一瞬の沈黙が流れる
いつもならすぐに言葉が出てくるのに、今日はなぜか言葉が詰まった
不思議な顔をしながらも阿部さんが話題を振ってくれた
a.目黒、新しい友達できたの?見慣れない顔の子たちもいたけど
m.あぁ、えっと授業でグループワークがあって、それで
a.なるほどね
w.もしかしてこの前話してた関西弁の子?
m.うん、そう
w.そっか。てか、グループワークって大変だよね。大丈夫そう?
m.なんとか上手くやってる
w.それなら良かった。頑張って
m.うん、ありがとう
さっきの違和感が何だったのか、分からないままだったけど今はもうない
(m.何だったんだろ)
逡巡したのが伝わったのか、手を握られて顔を覗き込まれる
w.蓮?大丈夫か?
m.へ?あ、うん、大丈夫
w.そう?
そっと握られた手をしっかりと握り返す
m.翔太くん、今日も綺麗だね
w.っへあ?!ちょ、なに急にっ、、
m.ふふ、可愛い
みるみるうちに紅くなった頬を撫でる
a.はいはい、ご馳走様。目黒は次の授業ないの?あるなら、そろそろ行かないと。お友達も待ってるみたいだし
m.あ、ほんとだ!ヤバい!
コメント
10件
ご馳走様☺️

何かが、始まる? 翔太くんが、泣かないと いいなぁ⁉️