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☕️も自覚してくれたんだ!!うわぁ……もうなんか2人のお互いのいつからなんだろう?が恋はするんじゃなくて落ちるものっていうのを表してて、じんわりと穏やかででもくすぐったいような2人の距離の縮まり方が好きです❣️ でも遠距離🚩立っちゃってますか??💦続き楽しみにしてます!
んもあああああ😭😭😭 好きすぎる🥲 やっとお互い自分の気持ちに気づけてよかったですぅぅ😭💕 次回もめっちゃ楽しみです🥰
唇が重なって、
数秒かけて、離れていく。
至近距離で目が合った瞬間、
頭がやっと、理解する。
今、俺、カイリュウと、
……キス、した。
「……っ、」
目が合って、少しの間、時間が止まった。
……何か、言わんと、、っ、
「「ごめん」」
「「えっ?」」
タイミングも、間も、言葉も一字一句カイリュウと重なって、お互いにびっくりした顔で見つめ合うと、同時に吹き出すように笑った。
「ぶっ、…ふはっ、、!」
「ぶふっ、、はは…っ、!」
「なんっ、やねん……っ、」
「そっちこそ……っ、」
きっと、同じことを言ったことが、
タイミングが合ったことが、
面白かったんじゃない。
恥ずかしくて、照れくさくて、
こそばゆくて。
多分そんな気持ちが、俺達を笑わせていた。
「は~、、やっぱ、まだ酔うてるな。」
「っ、…そう、、やね。」
一頻り笑った後、カイリュウがボソッとそう呟いた。
その言葉に、救われたような、でも心がギュッと苦しくなるような、そんな気分になる。
「……カイリュウ、?」
「っ……ん…、?」
「……ごめん、ね、?」
キスした事を、カイリュウがどう思ったかなんて聞けなくて、ごめんねなんて、探るように顔を覗き込んだ。
「……っ、…ランのせいや、ないやろ、べつに…っ、」
「え、?」
「い、いや、?…あ、おれっ、帰るな……っ、」
「えっ、ちょ、もう?!」
「もう、って、明日も仕事やろ…っ、」
「あっ、じゃあ、送るけん……っ、」
「え、ええわアホっ、!ほんじゃあ、お、おやすみ!!」
「っ、お、おやすみ……っ、」
引き留める余裕も無いほどの素早さでカイリュウは玄関に向かい、呆然とソファーに座ったままその背中を眺めていると、バタンっ!と玄関のドアが閉まる音と共に、部屋に静寂が訪れた。
その瞬間に、なんだか身体の力が抜けて、ソファーに雪崩込むように横になった。
すう、と一呼吸つくと、いつもの部屋とは違う、少しだけカイリュウの匂いが混じった空気が鼻を掠めて、さっきのキスの感触が唇にじわっと蘇る。
お互いに顔を近付けて、
目が合った時に少し潤んでいた、
カイリュウの目を、思い出して。
唇に、全神経が、集中する。
「……っ、、/……俺…っ、て、、」
俺は、きっと、
……多分、ずっと。
カイリュウに、恋をしている。
***
「っ、カイリュウ、おはよう……っ、」
「…っ、おん、…おはようさん…、っ、」
朝、出勤するとカイリュウは既に来ていて、
お互いに少しだけぎこちない挨拶を交わした。
いつもはわりと目を見て話してくれるカイリュウが、今日はなんだか顔を見てくれない。
……昨日の、意識してくれとんかな。
そうやったらいいなと、思いながら。
「カイリュウ、昨日、、ありがと。」
「…お、おん、…俺も、ありがと、」
少し照れくさそうに返事をしながら、目の前にある重そうな荷物を持っていこうとするカイリュウ。
𖤐·̩͙
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「あ、重いけん、俺やるよ、」
「え?ええって、だいじょ…っ、わっ、!」
持ち上げた瞬間、カイリュウが荷物を落としそうになって、反射で手を伸ばすとそれを持ち上げた。
「ほら言ったやん…っ!あぶな…」
手に、柔らかい感触がして、カイリュウと目が合う。
持ち上げるために重ねてしまったその手に、お互いの熱が込み上げて、途端に汗をかき始める。
「っ、…お、俺、持ってくけん…」
「…っ、お、おん、ありがと、、」
慌てて違う箇所を掴み直し、そう伝えて荷物を奥に運んだ。
「……っ、/…やばい……、かも…、」
身体が触れると、昨日のキスを、思い出してしまう。
荷物を奥に下ろした瞬間、耐えられずにこっそり独り言を呟いた。
***
「……なんか今日、2人、変やない?」
「え、?」
「は、?」
お客さんが帰った後のテーブルを拭きながら、俺とカイリュウを見てナオヤがそう言い放った。
「な~んかさーぁ?…お互い照れてへ~ん?」
「お前、口やなくて手動かせや…っ、」
「動かしてるやん!…あ、カイリュウが話逸らす時は、図星の時やんなー?ねっ?ランちゃん?」
「…っ、え、?…そう、やなぁ、うん…、」
「え、なになに?ランちゃんまで!…あ~っ!もしかして、昨日ほんまにデートしたとかぁ~?!♡」
「っ、ナオヤおまえ、買い出しあるんとちゃうん、」
「え?ないけど?」
「なん…っ、なんっやねんお前、、!いつも無駄に行くくせにおま…っ、」
「…カイリュウ、あんたさぁ、いつまでそのグラス拭いてるん?笑」
「はっ、?」
ナオヤの言葉に、全員の視線が、カイリュウの持っているグラスに注がれる。
そういえばさっきからずっと、同じグラスを拭き続けている。
その事にカイリュウも気付いたのか、サッとなんだか恥ずかしそうに違うグラスを拭き始めた。
視線を少し上にずらすと、
…耳が、ほんのり赤くなっている。
動揺してる、?
(……やばい、…っ、かわいい、、っ、)
隣でニヤケそうな顔を必死で抑えながらも、心の中ではそんなカイリュウの姿にきゅんとしていた。
……
「カイリュウ~?休憩行ってきてええで~?」
「おん、」
お昼を過ぎて客足が落ち着いた頃、ナオヤがカイリュウに休憩を促した。
店を出ていったカイリュウを確認した後、すぐに俺の隣に来るナオヤ。
「……ランちゃん?」
「ん、?」
「…カイリュウとなんかあったんやろ?なぁ、ナオにこっそり教えて、?♡」
「っ、え…っ、?/」
目を輝かせながら、何かを期待しているように、俺の顔を覗き込んでくる。
……まぁ、
ナオヤに気付かれるのは、時間の問題やし。
それに、少しだけ、
この高揚感を、誰かに話したいって気持ちもあった。
「……驚かん?」
「え?何その入り…っ、!も~!なになに?!どきどきするやんかぁー!♡」
「っ、…や…、、うん…、昨日、さ…?」
「うんうんっ、きのう、?」
「カイリュウと、…初めて、ご飯行ったんよね、」
「んふふっ、かわい~!♡初めてやったんやなぁ…?それでそれでっ?」
「……で…、帰りに、…俺んちくる?って言ったら、来てくれて…、」
「きゃ~っ、!♡ちょっと!ランちゃんやるやんかぁ!ほんでほんでっ、?!」
「っ、、…いや……っ、、、うん……、、、/」
「……え、?っ、え、え、?まさか、?♡」
「………/、うん、…その、…まさか、よ、。/」
「っ、ちょ…っ、え、?えぇ~?!?!//♡」
「ナオヤっ、!/おい声でかいけん!//」
キャーキャー言うナオヤを慌てて制すると、声を抑えつつも、興奮が冷めやらない様子のナオヤが話を続ける。
「……え、…ちゅ、ちゅーしちゃったってこと?/それともそれ以上「しとらんっ、/!!」
「え~そうなん?も~♡2人ともうぶなんやからぁ~♡…まぁでも、ちゅーはしたんやな?♡」
「っ、、うん……、/」
「えぇ~♡も~!!なんではよ言うてくれへんのよ~!!おめでとうやんかぁ~!」
「えっ、?」
「え?…2人、付き合ったんやないの?」
「付き合っとらんよ…っ、」
「え…?…でも、お互い好きってことやんな、?」
「…それは、わかんない、」
「そういう話は、してへんの…?」
「……カイリュウ、帰っちゃったから…、」
「はぁ?!も~!あいつほんまに……っ、」
話の途中でカイリュウが戻ってくるのが見えて、ナオヤはそのまま口を噤んだ。
「あっ、カイリュウおかえり~。」
「んー。ナオヤ次ええでー」
「はーい。」
ナオヤがカイリュウに声を掛け、その後俺の肩をトントンと叩き、耳打ちをしてくる。
「……ナオが休憩行ってる間に、カイリュウにさっきの事、ちゃんと聞くんやで…?」
「っ、え…っ、」
そう言って、にこっ、と俺に微笑んだ後、休憩行ってくるね~と軽やかにナオヤは店を出て行った。
***
「…っ…暇やね、?」
「……っ、おん…せやな…っ、」
戻ってきたカイリュウとカウンターで雑務をするも、それも全て終わってしまい、手持ち無沙汰でそう話し掛けた。
……どことなく、ドギマギとした空気が流れているし、こういう時に限って、客足は遠のいている。
“カイリュウにさっきの事、ちゃんと聞くんやで?”
俺の頭の中はずっと、ナオヤに言われたその言葉で支配されていた。
……聞きたい、俺だって。
でも。
“やっぱ、まだ酔うてるな。”
そう言っていたカイリュウの事が、少し引っかかっていた。
本当に、お酒の勢いだったとしたら。
お互いにだと思っていたけど、無意識すぎて、実はただ、俺から一方的にキスしちゃっただけだったら。
……もし、そうだとしたら。
「……ラン、」
「……っ、ん…?」
「……そこのさ、店の前におる人、うちに入るか入らへんか賭けへん?」
「えっ、?」
突然カイリュウが外を見ながら、そう俺に賭けを持ち込んだ。
俺の頭の中が少しだけ動いて、その人に意識が向かう。
……いつもの、よくやる、俺達の賭け。
カイリュウはきっと、いつもの雰囲気を作ろうとしてくれている。
そんなところにさえ、胸がぎゅっと苦しくなって、耐えるように唇を噛んだ。
「俺は、入るの方な。」
「…え、先に決めるのずるいやん。」
「うっさいねん、お前がボーっとしとるからやろ。笑」
「……じゃあ、俺が勝ったらさ、」
「おん、勝ったら?」
「………話、聞いてくれる?」
「ふはっ、なんやねんそれ、いっつも聞いと…
カイリュウの目を、少しだけ訴えるように見つめると、俺の様子に気付いたのか、カイリュウが言葉を止めた。
数秒目が合った後、ゆっくりと目線を外したカイリュウが、再び口を開いた。
「っ……別に、ええけど。」
「…じゃあ、決まり。」
俺達の視線が、一気に外の人に集中する。
視線を注ぎながら、
“入らないで”と、
何度も心の中で、願っていた。
「……いやでもお前、正直勝算ないで?笑」
「なんでよ。笑」
「見てみ、犬連れとるやん。こんな暑っつい中で可哀想やろ、そろそろ涼みに来るんとちゃう。」
「……うちってペットOKやったっけ?」
「………ええねん、ナオヤおらへんし。」
「おいずるいってそれは!笑」
「残念やったな。今は俺がルールやねん。笑」
「……来ても俺が断るけん。」
「お前そっちのがずるいやんけ!必死か!笑」
「必死よ。」
「っ、…なんやねん…っ、…てか、、ふはっ。笑」
「なん、?」
「いや…っ、…なんかあの犬、よう見たら、ランに似てへん?」
「えっ、?」
抱き抱えられた犬に視線を向けると、ふわふわとした毛を纏い、くりっとした目で飼い主を下からじっと眺めては、しっぽを振っている姿が目に映った。
「……はっ?どこがよ!!/」
「ぶふ…っ!!似とうやんけ!!瓜二つやん。笑」
「似とらんやろ!」
「似たもん同士、吸い寄せられて入って来るんとちゃう?笑」
「誰がふわっふわの犬やねん、おい。笑」
「はぁ~、おもろ。ふはは…っ、…は~。…かわえーなぁ……、」
「っ、、」
俺に似てると散々からかった後、その犬を眺めて、かわいいとボソッと呟いた声は、なんだか愛おしそうで。
“こんな、顔良くて、…やさしくて、…ふはっ、犬みたいで、?かわいーとこも、あんのよな、”
昨日の、あのカイリュウの言葉を、思い出して。
……その、愛おしそうな声は、
俺にも、向けられたような気がして。
飼い主に撫でられて、
嬉しそうな犬を眺めた後、
顔が綻んでいるカイリュウに、目を向けた。
……まぁ、確かに、似とるかもな。
カイリュウに絡まれたら嬉しいし、
カイリュウの事を、気付いたら見てしまうし、
カイリュウと一緒におると、
……多分俺は、しっぽを振ってる。
なんで、いつから。
いつから、俺はカイリュウに、
こんなに、惹かれてたんやろう。
「……あ、おいっ、ちょ!あぁ……っ、」
「えっ?なにっ、?」
「うわ、最悪や…帰ってもうた。惜しーっ!!」
外を見ると、すでにさっきの人の姿はなくなっていた。
……と、いうことは。
「……俺の勝ち?」
「っ、おん、お前の勝ちや……あ~も~!おいなんやねんっ、お前が引き寄せろよあの犬を!!」
「誰が同類やねんおいっ、!笑」
「ふははっ、!!ええやんけ、俺が可愛がったるから。な、?笑」
そう言って、さっきの飼い主みたいに、
カイリュウの手が、俺の頭をふわふわと撫でた。
俺に触れて、楽しそうに笑うカイリュウが、
どうしようもなく、たまらなく、
愛おしく、目に映って。
あぁ、
俺はやっぱり、この人が、
カイリュウの事が、好きだ。
***
(☕️視点)
「……カイリュウ、」
「ん、?」
「………俺、勝ったよ。」
「おん、勝ったな」
「……話、聞いてくれる?」
「……うん、」
“話を聞いてほしい”
そんな簡単なことをランが賭けに持ち出したのは、
多分、…お互いに、伝えなきゃいけないことがあるからで。
昨日、ランの家に行ったとき、
……どちらからともなく、キスをした。
俺からでもなく、ランからでもない。
それがどういう事かは、心の奥底では、分かっていた。
キスをした後、言葉が重なって、恥ずかしくて、もどかしくて、ランと、笑い合って。
……酔ってる、なんて、誤魔化してもうたけど。
ほんまは、あの時、
ずっと、気付いているようで、気付いていなかった気持ちが、
多分ずっと、胸の中に秘めていた気持ちが、
あの瞬間から、ランに向かって、
じんわりと熱く、溢れ出て。
この気持ちは、恋なんやと、自覚した。
真っ直ぐで、真面目で、
負けず嫌いで。
たまに生意気で、すぐ拗ねて。
でも、可愛らしい一面もあって。
いつから、なんて、わからへんけど。
……ランは、俺の事、どう思ってるんやろ。
昨日からずっと、そんな事を考えていた。
俺だけ、恋だのなんだのなんて、浮かれてもうてたらどうしようなんて、そう考えたら聞けなくて。
ランの顔を見たらドキドキしてまうから、またくだらない賭けに誘って。
……無意識に、ランに似た犬を撫でる飼い主が、 羨ましいな、なんてくだらない事を思ったりして。
ふわふわしたランの癖毛を撫でながら、
俺も、ランと、
あんな風に、
ずっと一緒におれたらな、なんて。
頭を撫でた俺を、眺めるランの目が、
優しくて、熱くて、
…愛おしくて。
もし、俺が勝ってても、
じゃあ俺が話すわとか、なんとか言って、
ちゃんと、ランに、伝えようと思ってた。
俺は、ランの事が、
好きやってことを。
「……カイリュウ、、昨日、さ、、」
“昨日”と発したランの言葉に、心が一気に期待をする。
「……っ、おん…、」
心臓がバクバク鳴り出して、ランの次の言葉を待っていると、ポケットの中でスマホが振動し始めた。
「っ……あ、、」
「…かいりゅう、?」
「……ごめん、ちょ、電話や……っ、」
「あ、そっか…っ、うん、わかった。」
なんやねん、こんな時に……っ、
そう思いながらも、スマホを取り出しながら店の奥に向かい、通話のボタンをタップした。
「はい、もしもし、……っ、…はい、、はい、…え、、?…っ、あ、え、、?!……っ、、、ありがとう、…ございます……っ、」
電話口から、丁寧な敬語で、標準語の綺麗な発音で喋る声が聞こえてくる。
その電話は、前に東京で受けた、
オーディションの、合格通知だった。