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国、政治を批判する、戦争賛美などの意図はありません。
BL要素❌
急展開すぎ注意
大丈夫な方はどうぞ↓
いつものようにキーボードを叩く日々。
それでも、共に過ごす仲間がいたからつまらなくなかったし、逆に楽しいとまで思えていた。
今日だって、そうやっていつもと変わらない『普通』の日を過ごしていた。
🇯🇵「……。ジッ」カタカタカタ…
高く積み上がった書類を確認し、目の前の液晶に文字を打ち込む。
🇯🇵「……あぁ〜……終わんねぇ……」
積み上がっているのはほぼイタリアの仕事だ。
あいつが仕事をしてくれれば、俺も少し……いや大分楽になるんだけどな……
そう思っていると、誰かが話しかけてきた。
🇩🇪「あれぇ〜、日本、まだやってたの?もうお昼休みだよ〜」
🇯🇵「あ”?…んだよ、ドイツかよ。」
声の主はドイツらしい。
俺が冷たく返すと、ドイツは明らかにムスッとした表情と声色で返事をした。
🇩🇪「……何?Ichじゃ悪いの?」
🇯🇵「いや、別に。イタリアだったら殴ってただけだ。」
俺はドイツの機嫌を上手く取り、イタリアへの怒りを1文で表した。
🇩🇪「……確かに、イタリアってサボり癖あるもんね〜。」
機嫌が治ったドイツは、ははは、と笑う。
…だが、お前もお前だぞ。
少しぐらい俺の仕事手伝ってくれてもいいと思う()
思いやりの心持って!!(3徹目)
🇮🇹「……俺の話?」
イタリアのことを話していると、本人がやって来た。
噂をすれば影がさす、だな。
……昼食食べ終わりかよこの畜生がッ!!
そう言ってやりたい思いをしまい、冷静に怒りを出す。
🇯🇵「お、丁度いい時に帰ってきやがったなこの野郎。」
「一発殴らせろ。💢」
🇮🇹「は?なんで?やなんだけど。」
そう言うと思った。でも、残念だったな。
🇯🇵「拒否権なんてねぇよ、大人しく殴られとけ。」
🇮🇹「はぁ?意味わかんない……💢」
🇩🇪「ちょ、2人とも……! 」
ドイツが止めるが、そんなもの俺達には届くはずもなく。
🇯🇵「💢」
🇮🇹「💢」
🇩🇪「〜〜…><💦!」
と、3人でいつものように騒いでいると
パチッ……
急にオフィスが停電した。
🇩🇪「わ!?」
🇮🇹「…!」
🇯🇵「……何だ?」
俺は思わず、イタリアを掴んでいた手を離した。
社内が暗くなってしまったので、自然に明るい窓の方へ視線が向く。
すると、先程まで綺麗な青色に染まっていた空は、暗い灰色に変わっていた。
バンッ!!
その変わりように唖然としていると、入口の扉が勢いよく開かれた。
その音に驚き、オフィスに居た全員が目を向ける。
🇺🇸「おいッ!!大丈夫かッ!?」
入口に立っていたのはアメリカで、扉を開けるや否や大きな声でこちらに叫んできた。
🇮🇹「…何が?」
イタリアはうるさいと目で訴えながら、アメリカとは反対に冷静に聞いた。
🇺🇸「…お前らは大丈夫だったか……」
🇯🇵「……一体何があったんだ?」
あのいつも静かなアメリカが大声を出すなんて、余程の事だろう。
🇺🇸「後で話す、とにかく今は早くここから出ろ。」
🇮🇹「……はぁ?なんで。」
🇺🇸「ッいいからっ!早くしないとまたあいつが……!」
グォワァァァァァァァァ!!!!
アメリカがそう言いかけた時、怪物のような声が聞こえた。
それと同時に、このオフィス全体に影がかかる。
🇯🇵「……は、」
この時に、俺らは悟った。
巨大な”ナニカ”が、ビルの外にいると。
🇺🇸「ッ…クッソ、間に合わなかったか…!」
「……お前ら!早くこっち来い!」
外に得体の知れないヤツが居ると知り恐怖で動かなかった体が、アメリカの言葉によって呪縛が溶けたみたいにすんなりと動いた。
そして、一斉に走り出す。
🇩🇪「…ッ!わッ!?」
途中、足がもつれてドイツは勢いよく転んだ。
🇩🇪「ッ…いたた……」
振り返れば、ドイツはその場でうずくまり、右足首を抑えている。
…捻挫か。
そう思った俺は、ドイツを背負おうとして近くへ行こうとした。
瞬間
化物『👁ギョロ』
🇯🇵「…ぁ… 」
あれと目を合わせてしまった。
酷い頭痛に見舞われる。
痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
思わず、頭を抑えてしゃがみこんでしまった。
🇺🇸「…!…ッチ…やっぱり、ダメだった……」
🇩🇪「日本…?だ、大丈夫…?!」
ドイツが話しかけてきて、それに答えようとするが、
🇯🇵「あ…ぁ」
思うように声が出なかった。
その事に衝撃を受けていれば、次は体全体が、”ナニカ”で満たされる。
自分が自分じゃなくなる感覚がした。
………きもちわるい。
「…え…?」
「日本、!」
視界がぐわぐわと歪む。
誰かが自分を呼ぶ声がするが、顔を向けてもそこにいるのは歪な形をした人型のもの。
お前らは、だれだ……?
……あ、コレ、もう、だ……
…………ア は
アハは葉亜ハははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
はははははははははははははははははははははははははははははははははははは
「に、ほん?」
「……」
「……ッ…」
もう誰か分からなくなった彼らへ向けて、俺の本能が口を開けた。
「……み…めを、あわせ、う…な」
……おねがいだから、とどいてくれ、
ここで俺の意識は途切れた。
続く
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