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地雷さんは回れ右お願いします!


前回の続きからです!

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ふっか「連絡先交換してくれませんか?」


あべちゃん「ふふっ」


ふっか「えっ❓わら」


彼の反応が意外で、俺は少しだけ動揺する


ふっか「ごめん嫌だったよね、わら」


あべちゃん「ううん、そうじゃなくて深澤さん今朝はものすごい勢いで追ってきたのに」


あべちゃん「今回はやけに慎重だなーって」


あべちゃん「なんだかそれが可笑しくて笑」


ふっか「いやあの時はアドレナリンがドバーッと出たって言うか、わら」


あべちゃん「はは、なんですかそれ笑笑」


あべちゃん「LINEで良いですよね?」


彼はスーツのポケットから携帯を取り出す


あべちゃん「実はですね」


彼は携帯に視線を向けたまま呟いた


あべちゃん「初めに深澤さんに声をかけられたとき」


あべちゃん「この人は何の話をしてるんだろうって疑問はあったんですけど、嫌悪感とか嫌だなって気持ちはあまりなかったんですよね」


あべちゃん「いきなり声をかけられたのに」


ふっか「それって」


あべちゃん「なんだか不思議ですよね笑」







今日はカフェで阿部さんに就活のアドバイスをする約束をしていた


店員「空いている席へどうぞ」


特に意識するでもなく、俺の足はあの席へ向かっていた


席に座ると窓の外の様子をぼんやりと眺めながら阿部さんが来るのを待つ


ふっか「(約束したのはいいけど、)」


もしかしたら彼は来ないかもしれない


いや、もしかしなくともだ


常識的に考えてみれば昨日会ったばかりの男から就活のアドバイスだなんて、


ふっか「(ほんとに余計なお世話だよな、わら)」


ふっか「はぁ、、、」







???「ごめん、」


初めて会った時のなべは、まるで子供が叱られたみたいに瞳に涙を溜めていた


ふっか「えっと、君が食い逃げをしようとした人❓わら」


しょっぴー「食い逃げなんか!そんな人聞きの悪い!」


この日店長不在の職場で、ちょっとしたトラブルが起きていた


高校生ぐらいだろうか、目の前の彼が支払いを済ませずに店を出ようとしてたらしい


困り果てた同僚はバイト歴の長い俺に判断を任せたというわけだ


ふっか「財布は❓」


しょっぴー「持ってない、」


ふっか「財布がない事はいつ気がついたの❓」


しょっぴー「最初から知ってた、」


ふっか「最初から知ってたのにランチセットを頼んだの❓わら」


しょっぴー「おう、美味かった」


ふっか「ああ、ありがとね、わら」


ふっか「じゃなくて、」


ふっか「食べた後の支払いはどうするつもりだったの❓わら」


しょっぴー「食べ終わるまで考えてなかった、」


ふっか「それを食い逃げと言うのでは❓わら」


しょっぴー「あっ!」


しょっぴー「はめられた、誘導尋問だ、これ」


彼は再び悲しげな表情で俯く


ふっか「(表情がころころ変わるやつだなわら)」


しょっぴー「でもまだここに居る」


ふっか「え、、❓」


しょっぴー「逃げてないから食い逃げじゃない」


ふっか「次は屁理屈❓わら」


しょっぴー「んんー、」


ふっか「まあいいや、わら」


ふっか「携帯で家族に連絡取れる❓」


しょっぴー「携帯持ってない」


ふっか「ああ、そう、」


ふっか「(困ったなー、わら)」


とはいえこのまま返してしまうのは、彼のためにも良くない気がする


ふっか「とりあえずこの紙に住所と名前書いてくれる❓わら」


ふっか「そしたら今日はもう帰っていいから、わら」


決めつけるのにはまだ早いかもしれないが彼は嘘の連絡先を書いてその場をやり過ごそうとするような子では無いような気がした


彼はしばらく考え込むと紙に小さく文字を書き込んだ


ふっか「渡辺翔太、さん?」


それ以外は何も書かれていない


しょっぴー「、、、」


ふっか「(困ったな、)」


食い逃げをしたのが家族に知られるのは流石に罰が悪いのだろうか


もしくは家族と連絡を取れない事情でもあるのか、


例えば家出をしてきたとか、


ふっか「(何にせよ難しい展開になってきたなー、わら)」


俺が困り果てていると


ちょうどいいタイミングで店長が帰ってきた


俺は店長に事の顛末を説明し、そのまま彼の対応を任せることにした


これが俺となべのの出会いだった




???「深澤さん、?」

君のニセモノに恋をする

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