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大きな空に手を伸ばして 何かが掴める気がしたんだ
遠くにあるものでも 近くにある気がした
あの空の向こうには どんな世界が広がってるのだろう
僕は見に行けないのかな 何があるのかな
雲の隙間から光が溢れたとき 声が聞こえた
すごく優しい声だった 誰の声か分からないけど
なんだか安心できた 明るくなれた
ますます向こうに行きたくなってきたよ
大切なものを失って 大好きなものと離れて
僕の世界はモノクロになった
どんなに綺麗な絵を見ても
あんなに綺麗だった大きな空も
どこかに消えてしまったみたい
もう嫌だ こんな世界嫌いだ
空に向かって飛ぼうとした時 声が聞こえた
あの時の声だ 聞き覚えがある
僕の足は動かなくなってしまった 石のように
さっきまで飛び出そうとしてたのに
「まだ早いよ」
「来ちゃいけないよ」
「そっちの世界は綺麗だよ」
「生きていて」
僕が立てなくなった時 声が聞こえた
あぁあの人だ 思い出した
大切な人だ 約束したんだ
絶対に追いかけないって
忘れないって