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3 - 第3話 スーパーでのすれ違い

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2024年03月30日

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「ただいま」

それに答える声はいつも通り聞こえないが一応言っている。

私の両親は共働きで妹がまだ小学生だ。年の離れた姉妹とよく言われる。

妹を学童から預かり夕飯のご飯を買いに行った。

「今日は何にしよっか。」

「オムライスがいい!」

「お、いいね」いつもはなんでもいいという妹が言ったのでとても驚いた。

卵売り場に行き値段が高いなと思いながらも手に取った。

「あれ見てお姉ちゃん 私がすきなお菓子ある  買って」

と言い走って行ってしまった。       バタン  と大きな音。

私は急いで音の方に向かうと妹は誰かとぶつかってしまっていた。

「ごめんなさい。すいません。怪我はないですか。」と咄嗟に言った。

「全然大丈夫です。え、奈々ちゃんじゃん。この子、妹?」

「そうですけど、なんで成田さんがここに居るんですか。」

「俺一人暮らしなんよ。自炊してるんよ、一応。」成田さんは作り笑いのような顔をしていた。

それは気のせいなのか。

「そうなんだ。」

「なんさーい?」と妹に早速声をかけていた。

「ななさーい」

「おにいさんはね、奈々ちゃんと同じ学校なんだよ。」と楽しそうに言った。

「はいはい。ゆり行くよー」と手を繋ぎ

「また明日ねー奈々ちゃん」と馴れ馴れしく言われた。嬉しくもあり恥ずかしさでいっぱいだった。

今日親しくなったばかりなのに。ドキドキしたら負けや、と思いながら

「またね」

「おにいさんかっこいいね。」妹もスキップしながら家に帰った。

ご飯の支度をしていると両親が帰ってきた。珍しいな、2人で帰ってくるの、

「おかえり」

「ただいま」

そこから沈黙が続いたが

「いただきます」

「おいしいわ」と聞いて少し安心した。普段はあまり言わないので嬉しかった。

親の対応が少し変わったのは

私が自殺をしようとしたからだった

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