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9,904
るな_outouki
40
鼻声&鼻詰まってるないこさんめろすきたのでモチベアップしました
irxs様nmmn作品
ご本人様に関係×
赤桃さん両思い設定あり
桃さん幼児退行表現あり
地雷さん🔙
夜も深くなってきた頃、ないこの家のリビングは、久しぶりに全員が集まり、賑やかな笑い声に包まれていた。
平日のこの日、ないこはなんとか定時で仕事を切り上げ、早めに帰宅。
夜になってから、メンバーたちがお泊まり会のために彼の家に集結したのだった。
紫「いや〜、頼みすぎたわWW」
水「これ、誰が食べるの!? 量えぐいんだけど?!」
リビングのテーブルを埋め尽くしているのは、ウーバーした大量のご飯。みんなそれぞれお酒の缶を片手に、早くもテンションが上がっている。
そんな中、ないこは、部屋の中でもずっとマスクをつけていた。
ここ最近、尋常じゃないくらいに咳が止まらない。一応、朝から咳止めを飲んではいるものの、朝からもずっと咳が出ていた。連日の激しい咳のせいで喉の調子も最悪、声も掠れてしまっている。
赤「ないくん、ご飯の時くらいマスク外しなよ。食べづらいでしょ?」
りうらが心配そうに声をかける。すると、ないこは掠れた声を絞り出すようにして首を振った。
桃「ん、ありがと……。でもみんなに移したら嫌だし、外さないでおくわ……」
水「熱はないんだよね?」
ほとけが覗き込んでくる。ないこは小さく頷いた。
黒「まあ、無理すんなよ。お大事にな」
青「しっかり水分摂れよ〜」
優しく声をかけつつ、いつも通りの賑やかな空気に戻っていく。そんなメンバーたちの気遣いが、ないこには心地よかった。
とはいえ、やはり体調は万全ではない。いつもなら大好物のお寿司に真っ先に手を伸ばすはずの身体が、どうにも重い。食欲自体が落ちているようで、自分の分の寿司をほんの少し口に運んだだけで、すぐに箸を置いてしまった。
青「あれ、ないこもう終わり? めっちゃ残ってるけど」
桃「うん、なんかちょっとお腹いっぱいで……」
そう言って、手元にあるお酒の缶に口をつける。
本当は体調を考えて控えるべきだったのかもしれないが、久しぶりのメンバーとの時間が嬉しくて、ついついペースが進んでしまった。元々お酒にはそこまで強くない。あっという間にアルコールが身体に回り、意識がふわふわと心地よく、どこか呆けていく。
実は朝からずっと、メンバーに心配をかけたくないと、咳をなるべく我慢し続けていた。喉の奥がむず痒くなるたびに、グッと力を入れて押し殺していた。
けれど、お酒のせいで脳のブレーキがすっかり緩んでしまっている。
「……ん、ぅ……、けほっ……」
我慢しなくてもいいか。そんな思考が頭をよぎった瞬間、堰を切ったように咳が溢れ出した。
桃「けほ、けほっ、ごほっ……けほっ……」
一度出始めると、なかなか止まってくれない。
桃「……けほっ、けほ、ごほ、けほ……っ……」
しんどさを孕んだ咳が細かく繰り返される。お酒の赤さとは違う、息苦しさによる赤みがないこの白い頬にじんわりと差していく。
黒「…おお、、ないこ大丈夫か?」
赤「はい、お水。一回お酒ストップね」
隣にいたりうらがとんとん背中を優しくさすり、Ifが冷たい水の入ったグラスを差し出した。
だがしかし、
桃「……やだぁ。お酒、まだ飲むの……っ、けほっ」
Ifにグラスを没収され、代わりに水の入ったコップを押し付けられたないこは、お酒の勢いも手伝って完全に幼児退行していた。いつもならリーダー、社長としてしっかりしているないこが見たこともないような声を上げて眉を下げている。
青「だーめ。ないこ、めっちゃ咳出てるんだから。これ以上飲んだら明日声出なくなるよ?」
桃「まろのいじわる……。もう知らない……っ、けほ、ごほっ、けほ……」
優しく諭すようなIfの言葉にも耳を貸さず、ないこはふいっと顔を背けると、リビングのソファの隅っこへ行ってしまった。クッションを抱え込み、いじけてしまっている。
桃「……けほ、けほ、ごほっ……んぅ、けほっ……」
弱々しい咳が、静かになったソファの隅から聞こえてくる。
水「ないちゃん〜?こっちおいでよ」
ほとけが声をかけるが、ないこは頑なに背中を向けたまま、掠れた声でわがままを言いはじめた。
桃「……やだぁ。お酒、まだ飲むの……っ、けほっ」
そっぽを向いているから、今どんな表情をしているのかはメンバーからは見えない。けれど、まるまった華奢な背中が不規則にひくひくと小さく揺れ続けている。
桃「……けほ、けほ、ごほっ……、げっほ…」
青「ないこ? お水のもなー?」
Ifが声をかけるが、ないこは頑なに背中を向けたまま、掠れた声でわがままを言いはじめた。
桃「……お酒取られたから、咳止まんないんだもん……。お酒飲んだら治るもん……ッ、げほっ、けほっ」
紫「いやどんな理論だよ、そんなんじゃ咳治らんから笑」
初兎が呆れつつも苦笑いする。
しばらくソファので文句を言いながら咳き込んでいたないこだったが、急に寂しくなったのか、のそりと動き出した。
そして、床に座ってテレビを見ていたりうらの背後に近づいたかと思うと、りうらの膝の上にすっぽりと乗っかった。
赤「えっ!? ないくん??」
突然降ってきたリーダーの重みに、りうらは目を丸くする。
ないこはりうらの首元に顔を埋めるようにして、しばらく大人しくなった。りうらの体温が心地いいのか、小さく「ふぅ……」と息を吐く。メンバーたちも、大人しくなったないこを見て「落ち着いたのかな」と少しホッとした。しかしないこの狙いは別にあったようでりうらの手元のお酒をじっと見つめている。
ないこはりうらの服の袖をきゅっと掴むと、上目遣いで顔を覗き込んできた。
桃「……りうらぁ。それ、一口ちょうだい……?」
いつもなら絶対に言わないような、甘えた声音。お酒のせいで赤くなった頬と、熱を帯びてとろんとした目。
これにはりうらも、一瞬だけ心臓が跳ねてドキドキしてしまった。
赤「うっ……。だ、ダメだよ、ないくん。ほんとに咳治んないよ?…」
必死に理性を保って断るりうらだったが、ないこは「ちぇー……」と不満げに頬を膨らませるが
桃「っ、げほっ! ごほ、ごほっ……!! げほっ、けほ……っ」
さっきよりも辛そうな咳がりうらの鎖骨あたりにダイレクトに吹き付けられる。
桃「っ、げほ、ごほっ……! ぅう……けほ、けほっ……」
赤「わ、大丈夫…?ないくん、大丈夫だからね」
膝の上で激しく咳き込むないこを、りうらは慌てて抱きしめ、トントンと優しく背中を叩く。
目の前で無防備に、しかもずっと苦しそうに咳を繰り返すないこの姿に、りうらの胸は心配でいっぱいになる。他のメンバーたちも、わがままを言う可愛いリーダーに和んでいた空気から一転、心配そうな表情を浮かべて、ないこの様子をじっと見守っていた。
桃「っ、げほ、ごほっ……! けほっ、けほ……っ」
膝の上で丸まりながら、ずっと咳き込み続けるないこ。
普段は頼れるリーダーで、完璧なないこが、今はお酒のせいで顔を真っ赤に染め、瞳をとろんと潤ませている。
赤「ないくん、大丈夫……? お水飲む?」
りうらは心配になって優しく声をかけ、近くにあったコップへと手を伸ばす。けれど、ないこは「んぅ……」と小さく声を漏らし、りうらの胸に顔を擦りつけるようにして、いやいやと首を振った。お酒のせいか、それともただ甘えたいだけなのか、完全にいやいやモードに入ってしまっている。
赤「もう……ないくんったら……」
困り果てたりうらだったが、ないこはそのまま、りうらの首元へぎゅっと深く顔を埋めてきた。
桃「けほっ、けほ、ごほっ……ん、ぅ……、けほっ……」
マスク越しとはいえ、至近距離からダイレクトに届くないこの熱い吐息。
ないこが小さく咳き込むたびに、その細かく不規則な熱い空気が、りうらのデリケートな首筋へと吹き付けられる。
赤「っ……、」
首元に触れるないこの柔らかい髪の感触や、自分にすべてを預けて身を委ねてくる熱い体温、そして耳元で聞こえる小さな咳
が、じわじわとりうらの理性を狂わせていく。
熱くて、近くて、あまりにも無防備で
(……やば、い……っ)
ドクン、と心臓が跳ね上がる。
一生懸命自分を頼ってくる大好きなリーダーのあまりの可愛さに、りうらの身体は嘘をつけなかった。ズボンの奥で、じわじわと熱が溜まり、はっきりと硬くなっていく。
リビングには他のメンバーもいる。こんな状況で、しかも体調の悪い相手に対して、身体を反応させてしまった罪悪感と羞恥心で、りうらの顔が一気に跳ね上がるように熱くなった。
桃「っ、げほ、けほ……っ、りうらぁ……」
そんなりうらの焦りを知ってか知らずか、ないこは苦しそうに、でもどこか甘えたようにりうらの名前を呼んで、さらに体を密着させてくる。
赤「……っ、ないくん、ちょっと、一回落ち着こ? ね?」
下半身の違和感を悟られないよう、りうらは必死に平静を装いながら、ないこの背中をトントンと叩き続けていた。
すると突然
桃「……りうらぁ、だいすきぃ……っ、けほっ」
首元に顔を埋めたまま、ないこが熱を帯びた声で、ぽつりと呟いた。
お酒の力で完全に理性が溶けてしまっているとはいえ、あまりにもストレートな言葉。ただでさえ下半身の熱に焦っていたりうらの心臓は、ドクンと大きく跳ね上がる。
赤「っ……、ないくん、急に何言ってるの……っ」
桃「んー、?……だって、りうら優しいもん……。でもねぇ……お水はいやなの……」
ないこはりうらの胸元に額をすりつけながら、なおも甘えたように言葉を続けた。
桃「……でもぉ、りうらが、ちゅーしてお水飲ませてくれるなら……お水、飲む……っ、けほ、ごほっ」
赤「えっ、!?」
あまりにも大胆で、おねだりが行き過ぎているわがまま。
その言葉が耳に飛び込んできた瞬間、りうらだけでなく、それまで少し離れたところで見守っていた他のメンバーたちも一瞬で凍りついた。
青「おいおいおい! ないこ、何言って……!」
水「ちょっと、ないちゃん!? お酒回りすぎだって!」
Ifや-hotoke-が慌てて止めに入ろうと声をあげるが、ないこはそんな周りの声なんて一切聞こえていない様子で、とろんとした瞳を潤ませながら、じっとりうらの唇を見つめている。マスク越しでも、その熱い視線と、はぁはぁと乱れる吐息が伝わってきて、りうらの頭は真っ白になった。
桃「……だめ……? りうらぁ……、げほっ、けほっ……ぅ、……」
また細かく咳き込みながら、切なそうに袖を引いてくるないこ。
こんなに真っ赤な顔で、苦しそうにしながら「キスして飲ませて」なんて言われて、ただでさえ下半身を硬くしているりうらが耐えられるはずもなかった。メンバーの視線があることへの羞恥心や理性が、ないこの圧倒的な可愛さと色気の前に、ガラガラと崩れ去っていく。
赤「っ……、もう、知らないからね……」
りうらはそう低く呟くと、近くにあった水の入ったコップを手に取り、一気に自分の口に水を含んだ。
紫「え、りうらっ!?」
後ろで初兎が驚いた声をあげるが、もう止まらない。
りうらは片手でないこのマスクを優しく顎の下へとずらす。露わになったないこの唇は、お酒の熱でいつもよりずっと赤く、少し潤んでいた。
桃「ん……?」
ないこが不思議そうに目を瞬かせた瞬間、りうらはその熱い唇に、迷わず自分の唇を重ね合わせた。
桃「ん、んぅ//…っ」
口移しで水を流し込まれると、ないこは驚いたように喉を鳴らし、そのままコクンと素直に水を飲み干した。
唇が離れると、ないこの顔はさっきよりもさらに真っ赤に染まっている。お酒の熱と、予想外の熱い口づけの余韻。ぼんやりとした頭でそれがりうらが甘えてくれたと理解したのか、ないこはふにゃりと口元を緩めた。
桃「えへへ……りうらぁ……」
普段のしっかり者な社長の面影はどこへやら、りうらだけに懐ききって甘えている。りうら限定のその特別すぎる懐きっぷりに、りうらの胸は愛おしさで爆発しそうだった。
桃「っ、げほっ、ごほ、ごほっ……!!」
ないこはりうらの胸に顔を突っ込んでいたが何を思ったのか、ふいっと横を向いた。メンバーのいない方へと顔を背けて、咳き込み始める。
桃「……げほっ、けほっ、んぅ、ごほっ、ごほ……っ」
一度激しい波が収まったかと思っても、喉のイガイガが消えないせいで、すぐにまた次の咳が込み上げてくる。ずっとその繰り返しだ。
桃「っ……、みず……、お水、のむ……っ」
かすれた声で、今度は自分から水を求めるないこ。そんなに可愛い姿を見せないでとりうらは心の中で必死に念じながら、今度は口移しではなく、コップをそのままないこの唇に当てて飲ませてあげた。
水をゴクゴクと何口か飲み干したないこは、ぷはっと息を吐くと、
桃「ふはっ……、んぅ、止まったぁ……」
と息を吐き出し、すっきりした顔をしたのも束の間。咳の恐怖から解放されたないこは、すぐにまたりうらの首元へと手を伸ばした。
桃「りうらぁ、咳止まったから、またちゅーして……?」
さっきまで必死に咳を堪えていたとは思えないほど、トロンとした瞳で再びでろでろに甘え出すないこ。
胸元にすり寄ってくるその破壊的な可愛さに、りうらはもう、完全に降伏するしかなかった。
~完~
コメント
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あおいです🤍 第1話、読ませていただきました…!ないこさんの、お酒と体調不良でふわふわと幼児退行してしまう感じがとても可愛くて、でも咳が辛そうな描写がリアルで、思わず胸がきゅっとなりました。りうらさんが理性と戦いながらも、あまりの可愛さに絆されてしまう流れが甘くてドキドキしました。みんなで見守る空気感も温かくて素敵です。続きが気になります!