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君が生きてる証がほしかった

プロローグ

4月の暖かな春の季節。僕は、とある大切なを失った。

つまらない人生を変えてくれたあの人は、もうこの世にいない。

[人って……何でこうもあっさり消えてしまうんだ……]

誰もいない河原で、一人泣いた。この涙を誰かにみられる訳にはいかない。

[人生なんか!もう……こりごりだ!]

僕は川へ身を投げた。これで、君の元へいける。川の水も、僕の心も冷えきっていた。ドボンっと沈む音がして、深く堕ちていく。

目をゆっくりと開くと、そこには綺麗で見たこともない魚が泳いでいた。ああ、これが人生最期にみる景色か。魚に手を伸ばすと、今度は一面に桜の吹雪が舞った。

[わっ!]

吹雪全体が僕をかっさらっていくようだった。桜の花の攻撃がおさまると、川のなかで花火がはじまりだした。

[……なんだ、ここ……本当に、川の中……?]

あれ、何で喋れるんだ。息が苦しくないし。ここは、夢の中なのだろうか。夢だから何でもありの、ご都合主義か。夢だったら、君が死んだことも嘘なのに……

まあ、今はこの美しい風景を目にとどめておきたい。

綺麗な魚に桜の花びら、花火。そして今、綺麗な虹が架かった。

キラキラと輝いている。七色の宝石箱のように。

[この世にこんなにも素晴らしい景色が存在したなんて…]

こんなにも川の中は綺麗だったのか。濁ってるいるのは現実だけときた。

いつだって、現実というのは濁りきっている。川の汚染のように。

[何?生きてるのに飽きたって?中学生の癖に]

[中学生なんてそんなもんだ。一番多感な時期だからな]

[そうね。私も中学生だからよく分かる。やっぱあんたも、川に飛び込んで死のうとした口?]

[ああ。……ところで、誰?]

[萩原魅花。自殺しにきたのに、待っているのは美しい川の中。割に合わないと思わない?]

クールな声に、美しい容姿、そして名前は、僕が失った大切な人だった。





あとがき

小説かけるアプリでかいたやつ、テラーで投稿しようと思ってかいたけど、一回全部書いたのに全部消しちゃって大変だったああああ

この画像は見ながらかいたけど、消しかたわかんね☆気にすんな☆

画像

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1,059

コメント

6

ユーザー

初コメ失礼します!すみません、知識が足りなくて、主人公の大切な方って名前、何て読むんですか?

ユーザー
ユーザー

え、上手...天才やん

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