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龍さん！死んじゃやだよ！…
警察から、両親の笹部孝二と嫁の恭子が
「龍が交通事故！？」
まさかだろ？あの子いつも一人で「遠出に出てたのにか…」
彬が見えた。
「母さん、父さん、龍が交通事故にあったのか！」
警察病院に夕美さんが付いてる
「あの2人未だ結婚式挙げてないだろ？」
勝手に住んで、女房気取りよ。
あれ？龍籍入籍した筈だな。
あんたも彼女どうしたのよ！
「通り魔にあって殺されたよ」
「は？…」
警察の門前で揉めてた。
「恭子ー！いい加減にしろ！」
我にかえった嫁が
「ごめんなさいあなた…」
病院に案内された笹部夫婦と息子の彬、
「こちらですよ」
「どちら様ですか？」
西崎と申します…
奥で泣きわめいてた夕美の声
佐伯と申します。
「え？佐伯さんですか！」
取引先の御曹司の佐伯彬
この度はご冥福申し上げます…
警察の検死係りが
「家族の方ですよね。こちらにおこし願います」
甲野こっちに来てください、
向こうの大型車も
急ブレーキかけたが間に合わなかったが反れたらしい。
バスの運転手もあの車が突っ込んできたらしいって言った
秋ノ宮さん、彼の御両親が見えてますから。
「だって両親だろが私傍から放れたくない！」
夕美さんあなた達…
川島刑事、家族には？未だあの2人入籍されてませんが…
はぁ！？
「私一人になったら路頭に迷います！どうしたら良いのですか！」
「笹部夫婦に言いますか？」
財産、保険金狙いか？…これは笹部夫婦、秋ノ宮夕美さんのプライベートの問題だろ？
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