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気がつけば「桜吹雪の亡霊」♡1000突破、フォロワー50人…。ありがとうございます。これからも何卒。
初📡🧪です。美しさと痛みは表裏一体ですね。
※擬似的ではありますが四肢欠損が含まれます。ご注意ください。
身体の異常に気づいたのは、いつのことだっただろうか。
最初はただ指先が冷える程度の違和感だった。最初は痺れかと思っていたそれは、しばらくして右手の甲に浮かび上がった正体不明の硬質になった。
爪の根元から関節にかけて、皮膚が透き通った薄緑色に変質していた。光にかざせば、無色透明のようにも深い緑色のようにも見えるそれは、淡く穏やかな光を放っていた。
痛むわけではない。ただ、不気味なほど冷たく、硬い。
ぐち逸からしてみればなんてことのない異変だった。十中八九歪みか、はたまた何かの気まぐれか。人を救うことにしか興味のないぐち逸からしてみれば、無いのとあまり変わらない異物。
歪みならそのうち治るだろう、と特に気にもとめなかった。
もしこの異変の根源がいるとすれば、そんな態度が気に食わなかったのだろう。
日が経つにつれ、宝石化の浸食速度は増していった。指先から手首、肘へ、そして肩へと広がっていくにつれて、冷たさは恐ろしいほどの激痛へと姿を変えた。
皮膚が肉を巻き込んで硬化し結晶化していく感覚は、まるで内側から肉体を叩き潰され、鋭いガラスの破片でゆっくりと引き裂かれているかのようだった。
「…はぁっ…ぐ…」
夜、恋人とともに住む一軒家の少し狭い洗面台で、ぐち逸は洗面台にしがみついて歯を食いしばりながら痛みに耐えていた。
脳裏に浮かぶのはあのやり取りだった。
「違うな」
「…え?」
「歪みじゃないよ、これ」
市長室の豪勢な椅子に腰掛けた男は幾分か小さく見えるというのに、どこか威圧感を放っていた。メガネを掛けた目は書類の一点を見つめている。
「わからないけどまず確実に歪みではないね。いうならば病気に近しいみたいだけど…」
「…病気、ですか」
「治療不可って書いてあるし、その侵食具合じゃ保って一ヶ月かな」
冷徹に告げる男の視線がぐち逸に向かう。
「…一応こっちで対処はしてみるけど、望みは薄いと思っておいて」
「わかりました」
男に背を向け、ぐち逸は部屋を出て行った。
しばらくして、男――山下ひろしはため息を付いて立ち上がると、その場から魔法のように姿を消した。
顔をもたげると、目の前の鏡に映る顔と目が合う。
鏡に映る己の顔は死人のように蒼白だ。顔を除く右半身の大部分が、既に硬質な緑色の結晶に覆われている。服を着ていれば一見してはわからない。しかし、動かすたびに結晶化した筋肉と皮膚が引き千切れるような痛みを生み、冷汗が止まらなかった。
自分は何者なのか。そしてなぜ医者であることに固執しているのか。その答えも導き出せないまま己は朽ち果てるのだ。皮肉なほどに奇麗な宝石に包まれて。
いつしかぐち逸の心に諦めとも怒りともとれる感情がうずまき始めていた。どろどろとした黒い自暴自棄の感情が渦巻き始めていた。どうでもいい。こんな身体、いっそ全部固まって動かなくなってしまえばいい。治療法などあるはずもない。誰かに相談したところで、自分という存在の薄気味悪さを強調するだけだ。
―――そして何より、868の人々だけには知られたくなかった。特に恋人のレダーには。
自分という記憶の無い存在も、協力者としての不完全さもすべてを受け入れてくれる。そんな彼らに、彼に、こんな化け物のような姿を見せるわけにはいかない。心配をかけたくないという思いと、気味悪がられたら生きていけないという歪んだ恐怖が、ぐち逸の口を強く閉ざさせていた。
「……ぐち逸?」
洗面所のドア越しに、柔らかく低い声が響く。
ぐち逸は肩を跳ねさせると、慌てて左手で包帯を巻き直し、長袖のシャツの袖を固くなった右腕の上に引き被せた。息を整え、努めて平然を装って扉を開ける。
「…なんでしょうか、レダーさん」
「いや、長いこと籠もってたからさ。具合悪いのかなって」
ドアの前に立つレダーは、180cmを超える身長を少し丸め、煙草の香りを漂わせてそこに居た。その切れ長な垂れた目がぐち逸のことをじいっと見つめる。
レダーが気がついていないわけがなかった。
ぐち逸の動きがどことなくぎこちないことも、痛みに耐えているような顔をたまにすることも、最近触れようとすれば露骨に距離を置こうとすることも。嫉妬深く、ぐち逸の事を全て把握したがるレダーが、それに勘付かないわけがない。
それでも深く追求しようとしないのは、ぐち逸が「触れないでくれ」と拒絶のオーラを放っているからだ。察することは苦手なレダーだが、流石にあからさまだったのであえて何も知らないふりを決め込んでいた。それが、ぐち逸にとっての救いであると信じて。
「…ただの体調不良です。すぐ治りますよ」
「そ。まぁ、無理しないでね」
レダーはふにゃりと微笑むと、左腕を伸ばしてぐち逸の髪を撫でた。その手はどこまでも暖かくて、人間らしくて。
自身の右腕とふと比較してしまい、胸が締め付けられた。
「……すみません。先に休ませてもらいます」
「ん、おやすみ」
「おやすみなさい」
レダーからの視線から逃れるように、ぐち逸は背を向けた。
甘夏剤
738
567
さぼてん
200
運命の歯車が完全に狂ったのは、それから数日後のことだった。
やってくる個人医通知に従ってあちこちを回る。この頃は歩くだけでも激痛が走り、一歩踏み出すごとに右半身が軋んでは視界がチカチカと明滅していた。
銃撃戦に巻きこまれたりと散々な目に会い、右半身に攻撃が当たりそうになる度に肝が冷える。
それでも患者がいるというだけで動き出す身体を止められない。もはや信念に従うというよりかは信念に引きずられているかのような錯覚をうけた。
「大丈、夫ですか」
「あぁ。…その、あんたは大丈夫なのか?」
何件目かの通知の治療を開始すると、患者に心配そうな顔をされた。顔をしかめて汗を垂らす医者など、確かに心配になるだろう。適当に相槌を打って流しつつも治療を終えて患者に手を貸そうとすると、パン、と無機質な音がした。
一拍遅れてパキン、と異様に澄んだ音が響き、直後バリン!とガラス窓を打ち破ったような音が鳴り響いた。
下を見ればバラバラになり細かくなった宝石と、ふらりと力なく垂れるシャツと服の袖。
腕が撃ち抜かれた、と理解すると同時に途方もない激痛がぐち逸の全神経を焼き尽くした。
「あ…………ぁぁああっ、がああああぁぁぁぁっっっ!!!???」
腕が折れたどころではない。肉体の一部が完全に「結晶として破壊された」のだ。右半身に激痛の稲妻が走り、ぐち逸は吐血するかのように絶叫し、その場に崩れ落ちた。
倒れ伏したぐち逸を見て驚いた患者が、そして間違えて撃ち抜いてしまったのであろう警察も慌てて駆け寄ってくる。
「お、おい!あんた大丈夫か!?」
「すいません!大丈夫ですか!?」
差し伸べられた手が視界にはいる。だが混乱していたぐち逸はその手すらも恐ろしく見えた。
無事な左手でどうにか立ち上がり、痛みとぐらつく視界をよすがにもつれる足で走る。後ろからかかる声を聞こえないふりをして、宛てもなく人目のない場所へ走った。
路地裏に走り、その場にふらりと座り込む。ビルの外壁に寄りかかりながらも、ぐち逸は荒い息を吐き、激しく身体を震わせた。
右肘から先が、無残にも途中で欠けている。断面は鋭利な宝石の結晶構造を見せており、信じがたいことに血の一滴すら流れていない。ただ、神経を直接炙られるような、狂おしいほどの痛みが全身を支配していた。
「…痛い」
もはやこの痛みにも少しずつ慣れてきて、徐々に化物のようになる自分に嫌気が差す。今頃あの人達はどうしているのだろうか。化物を見たと触れ回るのだろうか。
痛みと混乱でまともに周りが見えていなかったぐち逸には、彼らの助けようという声も届いていなかったのだ。
ポツポツと雨が降り出し、徐々に大降りとなってぐち逸の上に降り注ぐ。どんどん惨めな気持ちになり、思考も感情も泥沼へ沈んでいく。
ぐち逸の心の中で、何かが完全にぷつりと切れた。自暴自棄の感情が、黒い濁流となって思考を塗りつぶしていく。
…もうどうだっていい。
自分という存在も、この命も、何もかも壊れてしまえばいい。
それでも頭の片隅に浮かぶのはレダーの顔だった。
あの人に心配をかけてはいけない。あの人にこんな不細工で哀れな化け物の姿を見せて、失望されたくない。
ぐち逸は残された左手で壁面に手をついて、垂れた服の袖で右腕の断面を隠した。痛みに意識が飛びそうになるのを、自らの唇を噛み切ることで繋ぎ止め、フラフラと立ち上がった。
帰らなければ。
レダーの待つ、あの家へ。
家の扉を開ければ、室内は煙草の煙と薄暗闇に包まれていた。
ソファに腰掛けていたレダーが、ゆっくりと顔を上げる。
「おかえりぐち逸。遅かったね。…そんな濡れて大丈夫?」
パタパタとタオルを取って戻ってきたレダーは、ピタリと動きを止めた。その瞳の奥に、隠しきれない懸念と、どこか冷ややかな鋭さが宿る。
ぐち逸は壁に寄りかかるようにして立ち、必死で呼吸を整えた。左手で強く右腕を抱え込み、俯く。
「……ただいま、戻りました。少し、仕事が長引きまして……」
「ふぅん…ねぇ、ぐち逸」
レダーの影がぐち逸の上にゆらり、と覆いかぶさる。
「煙草の匂いじゃないな。血の匂い……いや、なんかヘンな匂いがする。お前、それ……右腕、どうしたの?」
レダーが一歩近付く。その足音が、ぐち逸の追い詰められた精神を容赦なく叩いた。
「なんでも、ありません……! ただの、擦り傷です……っ」
「嘘つけ。見せて」
「来ないでください!!」
ぐち逸が叫ぶ。その声は虚しく掠れていた。
レダーが容赦なく手を伸ばし、ぐち逸の左手を強引に払いのける。そして、破れた袖の隙間から覗く、痛々しく途中で破断された緑の宝石の右腕を目にした。
レダーの目が見開かれる。息を呑む音が聞こえた。
「え…ぐち、逸?これ、腕…折れて……っ!?」
レダーの顔に浮かんでいたのは、怒りと焦りと、そして見たこともないほどの深い狼狽だった。恐ろしいものを見たような顔をして、折れた腕を見つめている。
それを見た瞬間、ぐち逸の中で保たれていた最後の堤防が決壊した。
心配をかけたくなかった。
見られたくなかったのに。
なのに、見られてしまった。哀れみの目で見られている。化け物として見られている。
限界だった。身体を苛む過酷な激痛と、自暴自棄の絶望、そしてレダーへの申し訳なさと恐怖が混ざり合い、ぐち逸の意識のタガを完全に外した。
「見ないで…見ないでくださいレダーさんっ!!」
必死に左手でレダーの胸を押す。
「私に関わらないでくれ!! こんな身体、最初からいらなかったんだ!! 私が何者かも分からないのに、身体まで化け物になって……っ! もう嫌だ、全部壊れてしまえばいい!! 貴方に何が分かるんですか!!」
叫び、暴れ、拒絶する。
レダーの胸を殴りつけるその手には、なんの力も入っていなかった。
激痛が暴走し、右半身の宝石化が、首元へと侵食を進めていく。痛い。熱い。冷たい。頭が破裂しそうだ。
「ぐち逸!落ち着いて、ぐち逸!」
「触らないでっ……! 嫌だ、私を……私を放っておいて……っ!!」
感情を爆発させた代償は、あまりにも大きかった。
限界を超えて酷使された肉体と精神が、ついにスイッチを強制的に切る。
――視界が、真っ白に染まった。
絶叫の途中で、ぐち逸の言葉が途切れる。膝から力が抜け、ぐらりと崩れ落ちる華奢な身体。
「ぐち逸―――っ!?」
意識が深い闇へと沈み込む直前、ぐち逸が最後に感じたのは床の冷たさではなく、焦燥に駆られたレダーの強く温かい腕が自分を抱き止める感触だった。
…
……。
深く暗い水底に沈んでいくような感覚を覚えた。
呼吸する度に喉の奥が焼け付き痛みを感じる。激痛の記憶が全身を強張りつかせ、ぐち逸はうわごとのように小さく息を漏らした。
「―――っ、ん……?」
まぶたを持ち上げると、視界に入ってきたのは見慣れた寝室の天井だった。
柔らかい布団の感触と、部屋いっぱいに満ちた煙草と微かな体温の匂い。生きているのだと自覚すると同時に、途方もない倦怠感と、右半身を苛む鈍い痛みが蘇ってくる。
「…あ」
ベットの横には大きな影が座り込んでいた。
レダーだった。ベットのふちに肘をつき、ぐち逸の顔をじっと見つめていた。その目には疲労がにじみ、髪が少し乱れている。ぐち逸が眠っている間、片時もそばを離れずに介抱し、見守っていたのだろうと一目でわかる。
「……目ぇ、覚めた?」
レダーの声は掠れていた。驚くほどに静かで、そして優しい声だった。
その声を聞いた瞬間、ぐち逸の脳裏に失神する直前の醜態が鮮明にフラッシュバックする。
感情に任せてレダーに怒鳴り散らし、強く拒絶し、果てには「関わるな」「触らないでくれ」と酷い言葉を投げつけたこと。
自分を心配して必死に助けようとした恋人に対して、なんて身勝手で最低な態度をとってしまったのだろう。
「…私は、なんてことを」
呟いた言葉はとても小さかった。
急速に冷えていく頭で自己嫌悪が怒涛のように押し寄せ、ぐち逸は息が詰まった。
化け物になっただけでも恐ろしいのに、自分を最も大切にしてくれているレダーの心まで傷つけてしまった。もう合わせる顔などない。自分のような存在は、やはり消えてしまうべきだったのだ。
「………すい、ません」
ぐち逸は絞り出すような声で呟き、レダーから顔を背けた。
「…すいません、レダーさん。私は、私はなんてことを……酷いこと、を言いました。貴方に当たるなんて、最低です……。こんな、こんな……っ、私なんて、もう…」
嫌いになりましたか?
溢れ出す自己否定の言葉を止められない。左手で顔を覆い、必死に涙を堪えようと体を小さく丸める。
だが、そんなぐち逸の言葉を遮るように、レダーの大きな手がそっとぐち逸の左手を包み込んだ。
「ぐち逸」
レダーがベッドの端に腰掛け直し、静かに身体を寄せてくる。
拒絶されると思っていたぐち逸の身体を、レダーは包み込むように強く、けれど壊れ物を扱うように繊細に抱きしめた。
「……レダー、さん。なにを…」
「大丈夫だよ」
耳元で囁かれた言葉は、深く、暖かく、ぐち逸の心を溶かしていく。
「全部聞こえてたから。痛かったのも、怖かったのも…おれに心配かけたくなくて隠してたのも、全部わかってた。……気がつかないふりしててごめんな。お前に拒絶されるのが怖くて、日和ってたのはおれの方だ」
「……レダーさんは、悪く……っ」
「気にしなくていい。お前がどんなになっても、おれは気にしないから」
レダーの腕にぎゅっと力がこもる。180を有に超えるその体躯で、ぐち逸の全身をすっぽりと覆い隠す。身体に回されたレダーの腕が、愛おしいものを愛でるようにぐち逸の髪や背中を撫で上げた。
「お前が何になったっていい。化物でも、身体が宝石になっても、おれにとってはぐち逸だし。…お前が壊れたらおれが困るから。だから、自分をいらないだなんていわないで」
ずぅっと誰かに言ってほしかった言葉だった。
そのままでいいんだよ、と。それでも貴方は貴方だと。心配も、同情ですら苦痛だった。己が異端で異質ななにかになってしまったような気がして。
「れだぁ、さん……っ、あ…うあっ……!」
感情の堤防が、今度こそ本当の意味で決壊した。
レダーの服に顔を埋め、子供のように声を上げて泣いた。左手で強く彼の背中を掴み縋り付く。温かいレダーの体温が、心臓の鼓動が、自分が生きていることの証明になった。
安心して流した涙が頬を伝い、ぽたり、と首筋を辿って右半身に染み込んでいく。
その時だった。
―――チリン。
風鈴が風に揺れたような、氷が温かい湯に溶けていくような、そんな涼やかな音が部屋に響いた。
「…え?」
ぐち逸は涙で濡れた目で自分の身体を見下ろした。
首元まで侵食していた緑色の宝石が、流した涙とレダーの体温に触れた場所から徐々に淡い光の粒となって空気中に溶けて消えていく。
痛みが引き、冷たかった皮膚に血の気が戻る。身体を締め付けていた激痛も嘘のように消え去っていく。
「…ぐち逸、これ…」
「…?」
首から肩、胸、腕へと、時が巻き戻されるように元へ戻っていく。呪いのように身体を蝕んでいた宝石化現象は、急速に収束していった。
――だが。
宝石が全て消え去り、元のしなやかな人の皮膚に戻った時。たった一つだけ、変化が止まった場所があった。
右肘から先の、折れて失われたはずの右腕。そこだけは元には戻らなかった。
肘の先からは、完璧にカットされている精巧で美しい、いうなれば緑色の宝石の義手のような物が残されていた。血は通っていない。しかし自分の意思で指先まで自由に動かせる。
「あぁ…」
腕が元通りになったわけではない。半分化物であった証拠がここに永遠に残ってしまったのだ。せっかくレダーが元に戻してくれたのに、自分はやはり不完全な存在のままだ。
「……完全には、治らないんですね…。こんな、右腕じゃ…」
ぐち逸が目を伏せると、レダーが手を伸ばしてきた。その指先が硬く冷たい宝石の腕に触れる。そして宝石の指先に、優しくキスを落とした。
「……綺麗じゃん」
レダーは優しく目を細め、少し照れたように、けれど心底愛おしそうに微笑んだ。
「なに気にしてんの。すごく綺麗だよ、ぐち逸」
「…レダーさん」
「なんで腕がなかったのか、それは気になるけど…おれにはその腕、隠さないでほしいな。お前の全部、おれに見せて」
レダーの言葉には独占欲と執着と、確かな愛が込められていた。宝石の腕に伝わるのは、確かにレダーの穏やかな温もりだった。
隠す気もないその気持ちに少し笑いながらも、ぐち逸は残された美しい緑色の右腕と左腕で、しっかりとレダーの首に手を回した。
「…はいはい、レダーさん」
仄暗い暗闇に包まれた部屋の中で、二人の体温がどこまでも重なり合っていた。
🧪の宝石は「ヒデナイト」イメージです。石言葉や特徴も含めとても🧪に似合う宝石なので是非。
徐々に性癖が露呈してきているのはどうにかしたいものです。
コメント
1件
ちょっと待ってこれエモすぎん??😭💎✨ ぐち逸が痛みを隠して必死に平然装うところからもう胸がギュッてなった…。特に「見ないで!」って暴れるシーン、感情爆発の切なさがやばい。それでいてレダーが全部受け止めて「綺麗じゃん」って宝石の腕にキスするところ、マジで尊すぎて悶えたわ…!!完全には戻らないけどそれも含めて愛されるって、そういうのでいいんだよ…!!!💚🫂 続きが気になりすぎる〜!!