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⚠ 菊池風磨さん出てきます
涼ちゃんを狙ってます。
口調や呼び方は私の独断と偏見で決めているので
おかしい所が多々あると思いますがご了承ください!
“ 狙ってる? ”を先に読むことをオススメします…!
音楽番組終了後。
元貴は先に車に乗った。
僕は少し遅れて外に出る。
そこで待っていたのが風磨さん。
壁にもたれて、静かに笑ってる。
「藤澤くん、ちょっといい?」
逃げられない空気。
僕は無表情を作る。
「……なんですか、?」
風磨さんは近づく。
距離が近い。
「最近さ、俺のこと避けてる?」
僕の喉がわずかに動く。
「……別に?避けてませんよ、笑」
「嘘。」
即答。
風磨さんの目は優しいのに、鋭い。
「大森くん達の前だと普通なのに、二人きりだと固い」
図星。
僕は視線を逸らす。
風磨さんがさらに近づく。
「俺が何考えてるか、わかってるからでしょ」
沈黙。
それが肯定。
風磨さんが低く笑う。
「可愛いね」
「……っ、やめてください」
僕の声が少し強い。
だけど、風磨さんは止まらない。
「大森くんを通して藤澤くんを見てたの、
気づいてた?」
僕の心臓が跳ねる。
知ってた。
なんとなく。
でも認めなかった。
風磨さんが囁く。
「俺、最初から藤澤くん目当て」
空気が重くなる。
その言い方がずるい。
誠実に聞こえる。
僕が言う。
「僕は……」
若井と元貴の顔が浮かぶ。
でも言葉が止まる。
風磨さんが畳みかける。
「藤澤くんはさ、いつも我慢してる」
核心。
「二人を独占したいのに、しないふりしてる」
僕の呼吸が乱れる。
……どうして知ってるの。
風磨さんが優しく言う。
「俺なら独占していいよ」
甘い声。
「俺を好きになりなよ」
直球。
僕の頭が真っ白になる。
「……無理、です」
反射。
でも声が弱い。
瞳が潤んでいく。
僕は焦らないようにする。
「無理って言いながら、
俺の話ちゃんと聞いてるじゃん」
一歩、さらに近づく。
「……藤澤くん、今幸せ?」
その問いが刺さる。
幸せ。
でも、 不安もある。
風磨さんが続ける。
「俺なら、藤澤くんを一番にするよ」
その言葉が僕を揺らす。
“二番目”でも、“三番目”でもない。
“一番”。
僕の目が揺れる。
風磨さんは逃さない。
「藤澤くんはさ、選ばれる側じゃなくて選ぶ側だよ」
その言葉が、少し救いみたいに響く。
「俺を選びなよ」
静か。
でも強い。
僕の心がぐらつく。
もし。
もし一人に選ばれたら。
独占していいと言われたら。
……今よりもっと楽かもしれない。
風磨さんがそっと言う。
「今すぐじゃなくていい」
指先が僕の手に触れる。
「でも考えてね」
優しい。
責めてない。
押し付けてもない。
だから余計に危ない。
「俺のこと、頭から消せなくしてあげる」
僕の心臓が跳ねる。
そのとき。
遠くから元貴の声。
「涼ちゃんー?」
現実に戻る。
はっとする。
風磨さんは微笑む。
「今日はここまでかな」
耳元で囁く。
「逃げてもいいよ。でも、忘れないで」
風磨さんは去る。
僕はその場に立ち尽くす。
胸がざわざわする。
若井と元貴の元に戻る。
元貴が覗き込む。
「……遅かったね。」
若井がじっと見る。
「誰と話してたの?」
僕は一瞬、言葉に詰まる。
風磨さんの声が頭で響く。
“俺なら一番にする”
僕は小さく息を吸う。
「……風磨さん、」
空気が変わる。
若井の目が冷える。
元貴の表情も固まる。
僕の胸はまだ揺れてる。
でも。
まだ選んでない。
……まだ、ね。