テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
衝動で初めて小説書いたので大目に見て下さい!
𓏸キングたちがいじめをしなかった世界線
𓏸キング結婚してない
𓏸結構捏造あります
–––––––––––––––––––-
キング視点
今日は仕事が早めに終わった。
この後特にやりたいこともないし、カンタローは仕事が終われば今日も飲みに誘って来るんだろう。
たまには先に待っててやるのもいいか、
と思い、連絡を入れておく
「 いい店があるから、今日はそこで飲もう。先に待ってる 」
という文章とスナックイマクニの位置情報を送り、早速イマクニに向かうことにした。
「 よ、」
「 なんだ高木かよ〜 」
「 なんだってなんだよ笑 」
もう最近は恒例のようになってきた会話を今國としながら、いつも座っているカウンター席に座る。
最近、同窓会でカンタローや貧ちゃんと再会してよく飲みに行くようになってから、ターボーのことを思い出すようになった。
俺とターボーは小学六年生の時に絶交してしまった。その後、俺たちは別々の中学校に通い、ターボーは同窓会にも来なかったので、再会することもなく、疎遠になってしまった。
ターボーは今や大企業の社長だし、もう会うこともないんだろうな、と考えていると無意識にため息をついていたのか今國が
「 高木〜、ため息つくと幸せ逃げるぞー?」
「 この優しい店長が悩み聞いてやろうか!」
と声をかけてきた。俺は
「 なんだよそれ笑」
と笑いながらも、どうせなら話してみようと思い、ターボーのことを話した。
「 ━━━って感じで、絶交しちゃったんだよ。そいつ、1番の親友だったのにな、って今更後悔しても遅いんだけどな、」
「 なるほどなぁ、けど今でもため息つくほど考えてるってことは相当特別だったんだな〜 」
「 いいねぇそういうの、青春!!」
特別、、か
今思えばそうだったんだろうな、仲が良い友達は沢山居たけど、ターボーと遊ぶのが1番楽しかった。
そんな話をしていると、カンタローから連絡が来た。内容を見てみると、
『 了解!あとこの前偶然ターボーと会ってさ、今日本に帰ってきてるらしいんだよ 』
『 だから今日ターボーも一緒でいいか? 』
「…………は!?」
驚きすぎて声が大きくなってしまった。
ターボーが日本にいる?
会ったってどこで?
てか今日来るのか?
なんて色々な疑問が頭に浮かびつつも、
とりあえずカンタローに了解した旨を伝えると、すぐに既読がつき
『 じゃあ今からターボーと一緒に行くから 』
と返信が来た。
「 マジか…… 」
「 なになに、どしたの 」
と興味津々な今國。俺の気も知らずに。
「 さっき話してた絶交したやつ、今から来ることになった… 」
「 ええーー!! 」
「 20年以上ぶりの再開ってこと!?
エモーー!!」
声でかいなこいつ。
それにしても、ターボーが来るとか、俺どんな顔したらいいんだ…?
考え事をしていると、酒を飲むペースはどんどん早くなっていった。
–––––––––––––––––––-
ターボー視点
俺は今カンタローと一緒に飲みに行くところだ。それもキングが待ってる店に。
「 ふー…… 」
「 おいおいターボー、さっきからため息つきすぎだろ!笑 」
「 俺でよければ悩み聞くぞ? 」
「 ありがとな、カンタロー 」
「 キングの事なんだけど、━━ 」
俺は、カンタローに
キングと絶交したから顔を合わせずらい、
キングは俺と会いたくないんじゃないか、という不安があることを話した。
カンタローは、
「 そんなに心配しなくてもいいんじゃないか? キングもターボーと絶交した事後悔してるみたいだったし 」
と励ましてくれた。
カンタローには不安なことを話したが、
正直キングと会えるのは嬉しくもある。
キングは俺の憧れだった。リーダーシップがあって、みんなを引っ張って行くキングは本当にかっこよかった。
俺が本当はしたくない中学受験をしたのも、ひたすらに努力して起業して宇宙に行けるアプリを開発したのも、キングとの約束を守りたかったからだ。
自分がキングに特別な感情を抱いていたのは子供ながらになんとなく分かっていた。
中学が離れてキングへの想いも自然に無くなると思ったんだけどな…
まだ引きずってるってヤバいか、?
と考え事をしていると案外早く店にに着い
た。
何度か声をかけられていたけど気づかなかったようでカンタローは不貞腐れていた。
「 キングー!昨日ぶりだな笑 」
「 カンタロー笑、とターボー、?」
「 おう、キング 」
「 久しぶりだな 」
なんか…久しぶりに見るとやばいかも…
あの頃の面影あるのに色気あって、
てかキング酔ってるのか、?
顔赤いし、心做しか目も潤んでるし……
とりあえずキングが座っていたカウンターに3人で並び、酒を注文する。
すると、カンタローは思い出したように
「 あ!!俺ちょっとコンビニ行ってくるから! 」
「 2人で飲んでて! 」
と言い俺たちの声も聞こえないふりをしながら店を出た。
俺とキングが仲直りできるようにってことか、?
にしてももう少しさりげなくやれよ…
二人の間に重く沈黙の時間が流れる。
決心したようにキングが口を開く。
「 なあ、ターボー 」
「 どうした? 」
「 あの、えーっと、うん、その 」
「 あの時はごめん、俺すごいガキだった」
「 え…いやいや俺こそごめん 」
「 俺、あの時どうしても約束を守りたくて 、必死だった。 」
「 え、約束? 」
「 ああ、俺が、キングたちを宇宙に連れていくって言う約束。 」
「 ……!あれか、そういうことかぁ…」
「 にしても、よく覚えてたな 」
キングは一瞬考えて、約束のことを思い出してから、不思議そうにしていた。
ほんの他愛もない会話の中の約束にそこまでする理由が分からないんだろう。
「 覚えてるよ。あの時キングだけは真剣に俺の夢を応援してくれて、絶対にこの約束を守ろうって思った。 」
キングは少し驚いたような顔でこちらを見てから、嬉しそうに数回頷いた。
俺は、あの頃と変わっていないキングの嬉しそうな顔が可愛くて、つい頭を撫でてしまった。
「 !?なんだよ… 」
「 あ、ごめん… キングが可愛くて 」
「 はぁ?何言ってんだほんとに…/// 」
「 はは笑、耳真っ赤笑 」
「 可愛いな、キングは 」
そう言いながら耳を撫でてやると、
キャパオーバーになったのか真っ赤な顔のまま黙り込んでしまった。
俺はさらに追い打ちをかけようとしたが、
「 ただいま!! 」
カンタローが戻って来た。
良いとこだったのに。
あの後は3人と店長の今國さんとなんだかんだ楽しく飲んで、お開きになった。
途中で今國さんに
「 なんかおふたり恋人みたいでしたね〜 」
と茶化されて、また赤くなってたキングは可愛すぎて持ち帰りたくなった。
––––––––––––––––––––––––––-
最後まで見てくれた方本当にありがとうございます!!
続きなるべく早く出せるように頑張ります💪
コメント
12件

はいもう最高です続きゆっくりでもいいので出ることを楽しみにしてます!!
んわ🥹🥹💞💞💞 最高過ぎませんか🥹🥹💞💞💞 もう大好きです😖💞💞
どうしようほんとに大好きです(;;)♥かわいい…ほぼ初めて自分からフォローしました😇応援します!ファンです!!ꌩ ̫ ꌩ♥