その横にも人が・・・・
女性だ!
柚彦よりかなり年上のスーツ姿の女性が二人
「お・・・お客さん?」
柚彦は鈴子の耳元に囁きかけた
耳を赤くしながら鈴子が言った
「みんな帰ってくれないんだもの・・・その・・・あなたに会うまでって 」
「そりゃお前の彼氏が「YUZU」と聞けば、来ないわけにはいかないだろう!僕はK1が大好きなんだ 」
「ごめんなさいね~・・突然押しかけちゃって」
肩をすくめていたずらっぽく男性は笑った、その隣でスーツ姿の女性も、ホホホホと手を口元に持ってきて笑っている
真っ黒の長めのセンター分けの黒髪・・・
高い鼻筋官能的な唇は何がおかしいのか笑っている
その顔は日本人ならみんな見覚えがあった
なんてことだ
柚彦は小さくつぶやいた
「さ・・・櫻崎・・拓哉?」
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