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一つしかない窓、天井の隅の防犯カメラ、石で囲われた部屋、薄暗く気味の悪い灯…
一体ここは…
そんなことを考えていると重たい扉の音が聞こえてくる
δ「目が覚めたか」
ut「お前は…」
δ「δ国の者だ。殴ったと同時に記憶も飛んだか?w」
そうだ…
俺は買い物途中に路地裏に連れ込まれてそのまま…
抵抗したところ殴られたのだった…
ut「目的は…?」
δ「とりあえずδ国とM国の条約の締結をお願いしたい。あとはM国の情報開示」
ut「この状況ですると思うか…?」
δ「この状況だからするんだよ」
ut「…は?」
δ「今自分の状態わかるか?足枷で繋がれて身動きが取れない。脱出なんて不可能」
ut「…」
δ「歯向かったらもちろん俺はお前のことを攻撃するし酷いようだったら…ね」
ut「どんなことだって耐えてみせるから」
δ「綺麗事がよく口から出てきますねぇw坊ちゃん」
此奴は俺の事をすごく見下している
まぁ無理もない
この状況で自分の方が下だと思う方が馬鹿だ
δ「さぁて…とりあえz…」
ジリリリリリリリリリリリリリリリ
ut「何…?!」
δ「くそ…全員招集かよ。タイミング悪ぃ…。話は戻ってきてからするからな」
そう言って思い扉を閉めて行った
全員招集ってことは余程大切な連絡があるってことだろう
運が良かった
どうにかして足枷を外したいが防犯カメラに見られている以上、無理に動くことが出来ない
ut「くそ…防犯カメラが無かったら…」
諦めて床に寝転がることにした
音が反響して聞こえるあたりここは地下だろう
異様に外から音が聞こえるような気がする
自分から動けない以上は誰かの助けを待つしかない
大丈夫、彼奴らなら…
来てくれるはずだ
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hr「よし、準備は整ったな!」
ymd「いつでもいけるで」
hr「じゃあ全員行くぞ!」
俺らはすぐに基地を出た
δ国まではそこまで距離も遠くなくすぐに着くことができる
少し早歩きで移動をしていく
兵器の重みも今は全く感じない
少し時間が経ちδ国の基地の手前まで到達した
基地の前には防犯カメラがあり迂闊に中に入れない設備になっている
so「え、これ入れるんすか?」
km「最悪無理そうやったらゴリ押しで行ったらええやろ」
ymd「お前思考が脳筋やねん」
kyu「別にそんなことしなくても時間が経てば入れますよ!」
yu「そのために一人基地に残ってくれてるじゃないですか」
そんな会話をしていると防犯カメラのライトが緑から赤色に変わった
機能が停止した合図だ
そのタイミングで一気に突入する
警備が少ない状態を見計らったので簡単に侵入できた
hr「ガチたくぱんナイス!」
tk『俺は防犯カメラをハッキングして電源を切っただけだからほぼ何もしてないよ』
yu「それを簡単に出来る時点で凄いんですけど…」
so「ハッキングとか絶対出来ないっす…」
km「まぁお前は無理やろうなw」
tk『とりあえず今なら侵入できると思う。もし本当にうたがここに捕らえられているんだったら多分地下だと思う。δ国は地下に牢屋があるって情報があったから』
ymd「敵に見つからんかったらとりあえずは地下に行ったらええってことやんな」
kyu「万が一見つかった時は…」
yu「その時は何とかして僕が時間を稼ぎます」
hr「任せた」
km「厳しそうやったら言ってな。俺も残って時間稼ぎの手伝いするし」
yu「その時はお願いします」
tk『ある程度は情報共有したからもういつでも凸ってくれて大丈夫だから』
ymd「よっしゃ、行ってやるとするか!」
hr「お前ら無理はすんなよ?」
so「はるさんもですからね」
km「そうやぞ!お前一人で戦い切ろうとしたらあかんからな?」
hr「肝に銘じておきまーす。てことでM国全員侵入開始!」
「「「「「了解!」」」」」