テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私が固まっていると厨房にいたであろう男が持っていたホースを口の中に突っ込まれた
一気に冷たい水が口の中に流れてくる
さっきまで飲んでいたお酒が抜けていく
意識がはっきりとすると同時に今までと違う眠気が襲ってきた
目が覚めると厨房にいたであろう男にお姫様抱っこのような状態で私をどこかへ運ばれていた
「ここは…」
「目が覚めたか」
厨房にいたであろう男は淡々と答える
「こんなところに長居しちゃいけない なんでもいいから逃げねぇと」
少し先にトラックが見る
「俺が運転するからお前さんは後ろの荷台で水飲んで座ってな」
厨房にいたであろう男の歩みが遅くなる
安心していたのだらろう
この場所から逃げることができると
「お前さんが飲んでた酒はな 夢に干渉していっちまう酒なんだ」
トラックまでの道がまだ少しあるからなのか語り始める
「食ったら夢見ちまっただろ 気づいてるかもしれねぇがあの夢はあの材料の本当にあったことなんだ
あの酒を飲まなくても実際にその場にいたような夢を見る その夢に更に干渉させる用にあの酒が提供される」
私は男の話を黙って聞いていた
「今までもそうだった 何人もの人が俺の料理を食って『美味い』と言い狂っていき最後には殺される」
厨房にいたであろう男の胸元にかすかにきらりと光るものを見つける
「でもお前さんを殺されるのを見るのはどうしても嫌だった」
私の顔を見てくる
「このペンダントを覚えているかい?」
忘れたことなど一度もない
弟がつけていたペンダントだった
「あの時少し手を離しちまった時黒い車に押し込まれてな 叫ぼうとしたがあの時の俺じゃ大人には勝てなかった」
話を聞いていると
逃げ出すために体を鍛えルートを確保しあとは逃げるだけの状態だったが急に新たな客が来て肉料理を出した時にフロアを見たら私がいたとのこと
「俺の料理をまた食べてほしくてな 一緒に逃げ出そう」
ニコッと懐かしい笑顔を向けてくれる弟
あともう少しでトラックだというところで後ろから風を切る音が聞こえた