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#歌詞ドッキリ
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カンヒュ好き
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#日本受け
白狐こはく@カンヒュ民
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この物語に、政治的意図・戦争賛美の意図はありません。 また、現実とは関係はありません。旧国が出てきます。
グロテスクな描写があります。
史実・原子爆弾の描写があります。
書き手の妄想が大幅に含まれているので、史実に忠実ではない部分があります。
それでもいい人は、ご覧ください。
ゆっくりと起き上がる。
今日はもう、誰もいない。…そうだ。本来は、これが正解なのだ。ここには、何もない。残されたものといえば、瓦礫や死体、そして人が物かも分からないなにか。
…これで良い。こんなところに子供を放置しては、いけないのだ。
「…げっほ、げほ…ごほ…かひゅ…」
喉の渇き。空腹。痛み。暑さ。熱さ。血の不足によるだるさ。
それらが一気に襲ってくる。乾ききっているはずの喉から様々な物が出てしまう。私の口からは血が何回も出続け、胃の中…いや、それだけではない、体液共が、床に勢いよく叩きつけられている。
子供たちと一緒とはいえ、動き回ったのが身体に触ったか。
もう、身体の治りは無い。腕の断面もそのまま。腹のへそからは、恐らくピカドンが落ちた時に出たであろう体液の跡がこびりついている。顔以外のケロイドは、動いた時に潰れたのか、血が垂れている。削いだ跡は、相変わらず血を流している。
私はまた横たわり、浅く息をしながら終わりを待つほかなかった。
「…ふッ…ふ、ぅ゛…」
どんどん、呼吸が浅くなっていくのが分かる。
確実に、終わりが近づいている。
そんな時、誰かが近づいてきた。服を着ていて、痩せてはいるが食べ物は食べれているようだ。
その人物は、私の目の前でしゃがみ、独り言のように言った。
「…ごめんなさい。私には、貴方を救うことは出来ません。だけど、私は誰かの役に立ちたい。」
「せめて、このカメラで。出来事を記録し、後世に受け継がせてください…」
一礼された後、シャッターが切られる。 その人は一礼し、その場を去った。
私は、すでに横たわっているに加え、ほとんど呼吸をしていないに近い。それに、この怪我だ。
もう死んだ者と思われたのも無理はない。
…もう、身体が動かない。眠りが近づいてくるように感じる。
私は、まぶたを閉じ、身体に溜まっている苦しみに身を任せた。
コメント
1件
読み終わりました。1945年8月11日、という日付の重みと、主人公の身体がゆっくりと終わりに向かう描写に息を呑みました。カメラマンが「記録として残す」と言った場面、あれがとても印象に残っています。誰にも救えない現実の前で、せめて記憶だけは後世に、という行為は、歴史を記録する者としての原点を見た気がしました。生々しい描写が続く中で、最後の「苦しみに身を任せた」という一文が、逆に静かな哀しみを残してくれました。あまさんの世界観、丁寧に紡がれていると感じます。