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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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和泉とは、横浜駅のホームで合流した。『いーずみっ!』と声をかけると、和泉はワシに気がついて、聞いてきた。
「楽しかった?」
ワシは元気に答えた。
『楽しかった!』
「よかったよかった」
2人で電車に乗る。ワシは和泉にオフ会の様子を話しまくった。
『それでさ、みんなでピザたくさん食べてさ、牡蠣のオイル煮も大好評だったんだ』
「そりゃそうだ、あれおいしかったもん」
牡蠣のオイル煮作った時、ワシと和泉とで一個ずつ味見したんだよな。おいしいと言ってもらったし、おいしかったけど、知らない人に出すのはやっぱりドキドキしたから。
『みんな優しくしてくれて嬉しかった!』
「よかった、初のオフ会が楽しくて」
『でも、雁ヶ音さんが素質持ちでびっくりした』
「すぐ分かってくれてよかったよね。千歳のことすぐ分かってくれたってことは、どっかでつながりがあるのかもね」
そうなのかも。本名聞いたら、どっかの素質ある家の名字なのかも。
『うーん……でも、雁ヶ音さんは雁ヶ音さんだし、ネットで知り合った仲だし、そういうのは追求しないのが粋じゃないか?』
和泉は微笑んだ。
「その通りだね。千歳、もうネットのこと十分よく分かってるじゃない」
『へっへっへ』
ワシは、うれしくて照れ笑いしてしまった。和泉は言った。
「まあ、雁ヶ音さんの本名知ることもあるかもしれないけど、こっちから聞くのはよしな。相手が教えてくれる時に初めて知る、くらいでいいと思うよ」
『そうだなあ』
相手が本名教えてもいい、くらい心を許してくれるってことだもんな。心を許してくれたらうれしいけど、無理にこじ開けるもんじゃないもんな。
コメント
1件
千歳ちゃんの初オフ会、大成功で本当に良かったですね!ピザに牡蠣のオイル煮…料理で人をもてなす千歳ちゃんらしいなあと温かい気持ちになりました。雁ヶ音さんが素質持ちだったという伏線も気になりますが、「無理にこじ開けるもんじゃない」という千歳ちゃんの考え方に、人との距離感を大切にする優しさを感じました。和泉さんとのやりとりも相変わらず心地よくて、ほっこりする番外編でした!