黒 ないこッッ!!
桃 あにき…っ
あにきに電話をしてから6分。息切れがすごく、急いで帰って来てくれたことがわかる
黒 声、聞こえるか!?
桃 …ううん、っ…
黒 ……わかった、ないこは外で待っといてな
桃 …え?俺も入る
黒 あかん…待っといて、
桃 …わかった
黒 お母さん出てくると思うから、階段のほうに隠れとって
桃 …うん、
ガチャ
そこには、倒れている机。ガラスの破片、疲れた顔をしてソファに座る両親。そして、頭から血を流して倒れているまろ。目を背けたくなるほど、酷く、痛々しい状況だった。
黒 …お父さん…
父 おお、悠佑
黒 …久しぶり
父 おう!久しぶり!
母 待ってたわよ♡
黒 疲れたやろ?
父 結構やったからなぁ〜w
母 久しぶりにはっちゃけられてよかった!
父 でもなんか反応無くなっておもんなくなったからもうやめてんよw
黒 …そっか、時間も時間やしそろそろ帰ったらどうや?
母 まぁ、もうこんな時間!それもそうね
父 帰ろうかっ
母 帰りましょ〜
親が出てった事を確認し、まろに駆け寄る
黒 まろッッ…‼︎‼︎
青 ……ぅ”…、
黒 …大丈夫、大丈夫や…ごめんなッッ、( 抱っこ
青 はッ…”…、ぅ……
病院に行った方が良いのはわかってる。だけど保険証もなければ病院は休み。救急車を呼んだら親にバレてどうしようもなくなる。まろのこめかみ部分はガラスの破片が深く刺さっている、焦って抜こうとするが、逆に抜いたら出血が止まらなくなると聞いたことがある。どうしよう、どうしよう。こう言う時…俺はどうしたら、
桃 あにきッ…、?
黒 …はッ、ないこ…⁉︎きちゃあかんって、…
桃 …そんなの関係ないよ、……まろッ…⁉︎
黒 どない、しよう…
桃 ……っ、ぇ
黒 もう、反応もあんまない、…ッ、
桃 ……先生ッ、先生呼ぼう、?
黒 …どういうこと?
桃 …困った時は電話してねって、担任の先生が言ってたの…ッ
黒 …そう、やな…そうしよう
桃 俺、電話してくるッ…
黒 ありがとうッ、…
赤 ねぇ、ないこくん
桃 …えッ、?あはい?
今日の中休み、日直の仕事でプリントを運んでいたら先生に話しかけられたんだ
赤 …その傷どうしたの?
桃 …えッ、?あ、ぁ…えっと〜…
首元にある首を絞められた跡がバレてしまった。焦って何も返事ができなかった俺に先生は優しく言ってくれた。
赤 先生のこと頼ってくれていいからね
桃 ……ぇ、ぁえっ…はい
赤 何かあったら学校に電話してね、出なかったらこの番号にでもいいから
桃 …ぇ、…
赤 無理しなくて良いからね
桃 …はい、…ありがとうございます、
気づかれているのか勘づかれているのか分からない。言いたくない、言えない…そう思っていながらも、嬉しかったのは事実である
プルルルルル
赤 …あ、もしもし…?
桃 あ、ぇっと…2年4組の猫宮ないこです…ッ
赤 …⁉︎あ、ないこくん⁉︎…どうした?何かあった?
桃 弟…を助けてくださいッ…
赤 …わかった、いふくんだよね?
桃 …はいッ、
赤 いむ先生と行ってもいい?
桃 …あ、はい…
赤 わかった、今すぐ向かうね、
桃 ありがとう…ございますッッ、…
赤 大丈夫だよ、絶対助けるからね
桃 …はい、…
桃 あにきッ…?
黒 お、ないこ…ッ、?
黒 やっぱり、病院行ったほうがええかもしれんと思って、
桃 えッ、でも休み…
黒 救急車、呼んだ方が
桃 でもそれじゃッ…
黒 まろの状態が危ないんよ…もうそうするしかッ、…
桃 …じゃあ、先生に呼んでもらおう、?
家に来てもらうんじゃなくて、近くの公園とかッ、
黒 そうしよう、もっかい電話してくれるか?
桃 わかった、公園もう向かいながらするね
黒 おん、…一応他のとこは手当したから…
桃 うん、ありがとう…
黒 …行こうか
桃 …うん
桃 あの、もしもし…?
水 あ、はい…あッ、ごめん僕で💦
桃 あ、いや大丈夫です
水 今りうちゃ…りうら先生、運転してるから出れなくて💦
桃 そうですか、ではいむ先生、…いいですか?
水 あ、うん!僕で良いなら…
桃 まろの状態が悪くて、
救急車を呼んでもらえませんか、?
水 …あ、…ぇッ…?
桃 あ、家じゃなくて公園に呼んでほしくてッ…
水 あ、あの公園…?
桃 はい…お願いしますッ、急いでるんですッッ
水 わかった、…公園に呼ぶね、
僕たちも公園に向かえば良い?
桃 はい…ッ、お願いします…
水 わかった、絶対大丈夫だからね
桃 …はい
水 切るね
桃 はい……
黒 …ッ、はぁ…
桃 …助かる、よね
黒 …大丈夫…や
冬の寒い公園で先生と救急車を待つ。まろの出血は止まってきたが、深い傷を見るだけで吐きそうになる。息はしている、だから大丈夫…だなんて思えなかった。辛そうな顔、今すぐにでも代わってあげたい。まだ小さい子供に、こんなことするなんて、なんて残酷な世界なんだろうか、…普通の家族だったら、仲良く夕飯とか食べるのかな、学校から帰ってきたら殴られずに、今日学校でね…ってたわいない話ができたりするのかな…。
赤 ないこくんッ…!
桃 …ッ、りうらせんせ…ッ…
水 …いふくんッッ…⁉︎
黒 …すみません、こんな時間に…ッ
水 いえいえいえッ、
僕たちがきたかっただけなので大丈夫ですよ、
赤 救急車、あともう少しで到着するので、
黒 ほんまに…ありがとうございます、ッ…
桃 …ッ、
赤 2人ともよく頑張ったね…(撫で
黒 …ぇ、
赤 お兄さんも、まだまだ甘えて良い歳なんですよ
黒 …ッ、…
桃 …、
水 …大丈夫、いふくんなら大丈夫、!
赤 うん、大丈夫だよ、
救急隊員 負傷者は…!
黒 あ、…えっと、この子ですッ
救急隊員 …大分深い傷ですね…お話は後で聞きます
親御さんはいますか?
黒 あ、えっと…、
兄なんですけど俺じゃだめですか?
救急隊員 …成人していますか?
黒 してます…
救急隊員 わかりました、
赤 あの、この子の担任なのですが私もよいですか?
救急隊員 …わかりました。ではお二人はこちらに
赤 …ありがとうございます
桃 …まろッ、
水 …大丈夫、大丈夫(撫で
桃 お、俺も病院行くッ、
水 うーん…僕運転できないからな…
あ、初兎ちゃんがいる!
桃 初兎…先生?
水 …あ、そうそうここら辺に住んでるし
電話したらすぐ来てくれるかも
桃 お願いしても良いですか
水 もちろん、
白 いむくん、!ないちゃん!
桃 初兎せんせッ…
白 …やっぱりか、…
桃 …ぇ、?
白 あーいや、えっ とりうちゃんの車でええんやんね?
水 うん、!はやくいこ
白 そやな…、ないちゃんは後ろ乗って
桃 はい…
りうら先生もいむ先生も初兎先生も、みんな事情は聞かずに動いてくれた。きっと何かと聞かれるとは思うけど、色々見られた以上、全て話さないと納得されないと思う。でも、この先生達なら大丈夫な気がする。根拠なんてもんはないが、きっと受け入れてくれる、手を差し伸べてくれる。だから話そう、そう決意した
医者 猫宮いふさんのお兄さんでしょうか?
黒 …あ、はい
まろの治療が始まって数分、廊下の椅子にりうら先生と一緒に座っていたらここの医者であろう方に話しかけられた。
医者 急にすみません、
少しお話をお伺いさせていただきたくお思っておりまして
黒 あ、はい…なんでしょう…?
医者 このような怪我に至った経緯などをお聞きしたくて
黒 …なるほど、わかりました
赤 …俺はここで待ってますね
黒 あ、はい…
医者 ではあちらのお部屋まで…
医者 こめかみ部分の深い傷はどのような経緯で…?
黒 俺も正直よくわかっていません。
帰ってきたらもうこの状態でして
医者 …なるほど、
これはいふさん本人が自分でしたものでしょうか?
黒 いいえ、それは断じてないと思います、
医者 では誰がしたかなど分かりますでしょうか?
黒 ……誰にも言いませんか?
医者 はい、外部には必ずお話ししません。
黒 …親、だと思います
医者 ……なるほど
他にも痣などが見えましたがそちらもでしょうか?
黒 …はい
桃 あにきッッ…、!
黒 ないこ…
桃 まろは…
黒 今、治療してもらっとる
桃 …そ、っか…よかった…ッ
黒 なぁ、ないこ…
桃 …ん?
黒 俺、さっき病院の先生と話したんよ
桃 …うん
黒 親にやられたことも、今までやられてきた事も全部。
桃 …ぇ、っ…?
黒 大丈夫、絶対お母さんにもお父さんにもバレへん
桃 …うん
黒 …ないこのことも話したんや
桃 ぇッ…
黒 もう1人の弟も怪我が酷い、って
桃 …
黒 そしたら治療してくれる事になってん
桃 ……え
黒 ないこも、痛いやろ
桃 …グスッ、
黒 よぉ耐えた…偉い偉い…( 抱きしめる
桃 …あにッ…、
黒 あそこの部屋に待ってはるから、行っておいで
桃 …ぅん、ッ…
水 ……
赤 …、
白 …ッスー…、
白 えー、ッ…と
黒 ビクッ…
白 悠佑くん?だよね
黒 …え、?ぁはい…
白 まろちゃんからよう聞いてる
黒 そうなんですか…?
白 あにきがね〜…っていっぱい笑
水 僕もよく聞きます!
黒 …そうなんですね、…
赤 …ご家庭の事、
今度ないこくんといふくんと
一緒にお話しさせてもらえますか…?
黒 …もちろんです、
白 …悠くん、
黒 …ぇ、?
白 あだ名、それで呼んでもいい?笑
黒 …あぁ、はい
白 悠くんも良く頑張ったなぁ〜
黒 …ぇッ…、?
白 だって、まだ19やろ?僕なんか絶対できへんもん
朝から働いてるってまろちゃんから聴いたけど
黒 …
水 悠佑くんも、まだ大人に頼っていいんだよ?
黒 …、
白 よう抱えて見守ってきたな…(撫で
黒 …ッ、ありがとう…ございます
赤 これからは俺たちもいるからね
黒 …はい、
小学生高学年の頃、ある日ないこが殴られた。お母さんは頬が赤く染まっていて、きっと酔っ払っていたんだろう、俺はすぐに止めようとしたが、お母さんの狂気じみた笑顔が怖く助けられなかった。まだ7歳の男の子のないこにそんな暴力を振るったあの日は未だに忘れられない。そんな日々が続いて、お父さんまでおかしくなって、俺はどうにか守らないとと、「俺を殴ってよ」そう2人を止めた。ないこは光のない目で俺を見つめた。痛々しい痣をそこら中につけた弟を見て涙が止まらなかった。そんな俺らを見たお父さんはこう言った。「お前は賢いからええんや」笑顔で、そう言った。怖かった、俺じゃだめだった。ないこは何一つ顔色変えずに、そっぽを向いた。もう終わりだ、この家族はもう戻れない、そう悟った。
高校に入学した頃、まろが初めて殴られた。部活後、ないこを中学に迎えに行ってそのまま帰ってきたあの日、ドアの先から泣き声が聞こえた。変な冷や汗が止まらず急いで部屋の中に入った。そこにはまろに馬乗りしているお父さんがいた。なんでと理由を聞いたら、「ないこは飽きた」「元気に笑う姿が鬱陶しかった」とだけ告げられた。まだ小学生になったばっかりではないか、これから色々な経験をしていける歳じゃないか、頭の中でぐるぐると考えても、殴られているまろを見て何もできない現状にキレることしかできなかった。
高校を卒業したあの日、俺は家を出ると親に言った。返ってきた言葉は予想通り反対の言葉で、更に、するとしたらないこといふを置いてけと言われてしまった。その結果隣に引っ越して今となっている。頑張って働いたお金は家賃と水道代、電気代などの生活費に加え、親に週一で5万ほど渡さないといけなかった。ないこは修学旅行にだって行けなかった、行かせてあげられなかった。いふだって服も物も何もかも俺のお下がりで、新しい服なんて買ってあげられなかった。こんな貧しい生活でも、こんなに辛い毎日でも、3人でなら乗り越えられる そう信じて生きて来た。でも結局は大人の力が必要で、俺にはどうしようもできなくて、弟達を守る、そう言い続けてきたのに、昔から何も変わってない生活を見るとずっとこの生活を強要して来たみたいに思ってしまう。俺じゃだめだった、俺は何もできなかった
白 大丈夫や、よう頑張った…
黒 …グスッ…ふ、…ッ…
白 よう抱えて来たな…
心の拠り所がない俺を、初兎先生はずっと優しく包み込んでくれた
医者 猫宮さんの治療が終わりました
水 …ッ、!大丈夫でしたか…?
医者 はい、今はあちらのお部屋で寝ております。
水 よかった…
赤 よかったね…ッ、
白 傷は完全に消えますか…?
医者 それは難しいかもしれません。
何針か縫いましたので、
近くでよく見ると縫ったあとがわかります。
ですが他の痣などは薄くなっていくと思いますので
安心してください
水 そうですか…
赤 今から部屋に行ってもいいですか?
医者 もちろんです、あちらの122室になります。
白 ありがとうございます
白 悠く〜ん、手術終わったって
黒 …ふぁぁ、……
白 ふw…おはよ
黒 …え、っ…あッす、すみませんッ…
白 全然ええよ、ちゃんと寝れてんかったやろ
黒 …ありがとうございます、
水 …ふふ笑…いこっか!
桃 あ、ぇっと…
赤 ないこくん…!
水 …あ、おかえりッ!
黒 …ぁ、…(白に抱きついてる状況)
あ、いやこれはッッ…
桃 あにきも甘えたいよねそりゃ…
黒 …いや別に、…
桃 俺にも頼ってくれていいのに…!!
黒 お前は俺に頼る立場やろ…笑
桃 俺だってお兄ちゃんだもーん
黒 …ふはw
桃 …んふw
水白 …(にこにこ2人を見つめる)
赤 ないこくんは傷どう?
桃 …ぁ、えっと…塗り薬とかもらって…
赤 …そっか笑じゃあ行こっか!
桃 ぇ、どこに…
白 まろちゃんが手術終わったってさ
桃 …‼︎‼︎いこッ
黒 はいはい、そんな焦らんと…w
水 悠佑くんってちゃんとお兄さんで偉いよね
黒 舐めてます?
水 え!?ちがうよ!!
黒 んふw…これでも何年か2人を見て来たんで
白 ほんまにすごいわぁ…
122室
ガララララ
青 スゥ…スゥ
桃 まろ…ッ…
黒 よかった、ほんまに…
水 …綺麗な顔…
赤 ほんと、…
白 …許せへんなぁ、こんな綺麗な顔に…
黒 …
青 …ん、…ん”…、?
重たい瞼を開く。眩しい光が目に鋭く入ってくる
青 …ッ…ん、ぇ…ッ
天井をぼーっと見つめる。あれ、さっきまで殴られてたのに…ここはどこだろう、家とは違う白い天井、枕の柔らかさ…横にはあにきとないこと先生達…
青 …へッ…、⁉︎…なん、で…
桃 まろぉッッッ…泣(抱きつく
青 んわ…ッ…え、…⁉︎
水 急にごめんね…笑
青 …え、ぇ…えッ…、
黒 …まろ、よく頑張ったな…泣(撫で
青 はッ…、(手をはじく
黒 あ、すまん…怖かったな…、
白 …
青 ……ぇ、なんッ…で、
桃 まろ、倒れてたんだよ
青 …、
桃 ごめんね、早く帰れなくてッ…
ごめん、ごめんね…泣
青 …ううん、…まろはだいじょ、
黒 大丈夫やあらへんやろ…
目の横、縫うたんやで…ッ、
青 …ぇ、
黒 守ってやるって言ったのに、
守れんかった、ほんまにごめん
なんで2人が謝ってるの、悪くなんかないのに、…まろ頑張って我慢したんだよ、お父さんにお腹ばんってされても、逃げなかったの…お母さんにいっぱい怖い事言われたけどちゃんと最後まで聞いたんだよ…頑張ったよ、…褒めてよ…
青 …グスッ…
桃 …ごめんッ…、
青 まろ…ッ…がんばった、ッ…
がんばったの、ほめてよ…ッ、…
黒 …ぇ
青 ないことあにきが帰ってくるまで…がんばったのッ…
桃 …
青 ほめてよッ…つよいっていってよぉ”…グスッ、
黒 頑張った、頑張った…、ッ…泣
桃 強いね、まろ…泣
青 ん、ふ…笑
桃 …グスッ…(抱きしめる力が強まる
黒 (2人を抱きしめる
水 …ふふ、なんか僕も泣いちゃいそう…笑
白 いやほんまに…、グスッ
赤 初兎ちゃん泣いてるじゃん…笑
桃 せ、先生も…ありがとうございました…ッ
黒 ほんまに、ありがとうございました…泣
白 ええんよ、手助けできて良かった
青 …い、言っちゃった、の…?
桃 …ちょっとね、
青 …ぇ、ッ…
水 大丈夫だよ、僕たちは味方
青 …ほと、け…せんせッ…
水 よく今まで頑張って来たね…笑(抱きしめる
青 グスッ…ふ、…ん”ッ…ふぁ”…ぁ、ッ泣
夜12時、こんな時間まで起きたことはないしこんなに泣いたこともなかった。今まで流れ切らなかった涙を全部流すほど。ないこも、あにきもみんな泣いた。お母さんのこともお父さんのことも忘れて、たくさんたくさん泣いた。もう、大丈夫なんだって…そう信じて
翌日
あの日の次の日、あにきとないこは親にバレないよう帰った。ほとけ先生と初兎先生だけ、まろのことを心配して病院に泊まっていってくれた。あにきとないこがいなくて怖かったけど、2人がぎゅってしてくれたから大丈夫だった。まろは今日安静にして、夕方におうちに帰るんだって
青 …せんせ
水白 んっ?
青 まろ、帰ったらまた殴られる…ッ…?
水 …ううん、もう殴られない
白 大丈夫やで、安心してな笑
青 ほんと…?
白 ほんま!…今日な、警察が家に行ってくれるねんで
青 …へッ…けいさつ?
水 お母さんとお父さんを連れていってくれるよ!
青 …そっか…
白 悲しい?
青 う〜…、
今までたくさん痣を付けられてきた 何度も何度も数え切れないほど。だけど心残りがあるのは何故だろうか…? 離れられて嬉しい、いなくなって幸せ なのになんでまろはこんな気持ちになってるんだろう…、
青 お母さん、お父さん…いない、?
白 …え…?
青 まろの…いなくなっちゃう?
水 ……ううん、いなくならない、…ならないよ
青 …そう、なの…
白 うん、大丈夫や
青 …さいご、あいたい…
水 、え…?
青 ばいばいしたい
白 …でも、
水 …帰ったら多分けいさつの人もいるし
会っても大丈夫なんじゃない…?
白 たしかに…
水 ……よし、じゃあ今日帰ったら会おっか
青 …うん
今ここにいるのも全てお母さんとお父さんのせいなのに、なんで会いたいんだろう…あったら殴られる、怖いがたくさん起こるのに…でも会いたいってまろが言ってるんだ…全部全部嘘じゃないの…不思議な気持ちのまま、退院した
青 ぁ、あにきッ…!ないこっ(走る
桃 きたッ!!
黒 まろ…‼︎
お仕事を早く上がって来てくれたあにきと、ないこが病院の外にいた。2人に向かって一直線に走ったけど、疲れて息切れがひどくなっちゃった
黒 もー、無理して走らんでよかったんに笑
桃 んふw深呼吸だよ〜
青 …はぁっ…えへ、w…はぁ…ッ
水 …ふふw
白 なあ、2人
黒 …?
桃 なんですか…?
白 まろちゃんがな、
お 母さんとお父さんに会いたいんやって…
桃 えッッ…⁉︎
青 …ん、…あ、あのね
黒 …おん、?
青 まろも分かんないんだけどねっ、…
なんか…最後なら、会いたいって…言ってて
桃 …そっか、…
水 それでね、警察がもう行くでしょ?
黒 あ、はい…多分…
水 だから、警察官の方がいるならいふくん、
会わせてあげてもいいんじゃないかな〜って…
黒 …なるほど、
青 …だめならいいのっ…
黒 …ううん、だめやないよ
青 …いいの?
桃 でも、気をつけないとだよ…?
青 2人とも…一緒に来てくれる…っ?
桃 当たり前じゃんっ…笑
黒 そうやで〜笑
青 んふ…ありがとう…、笑
白 …うん、大丈夫や
水 …よしじゃありうちゃんの車までいこう〜♪
赤 え”…会いに行くの…っ?
白 まぁ、大丈夫やと思うから
水 なんかあっても僕らがいるし警察もいるし
赤 …まあそうだね、…
青 ……やっぱ、やめとくっ…?
赤 ううん、大丈夫だよ!
青 …うん
桃 …まろ、
青 ん…、?
桃 おかえりだねっ(抱きしめる
青 …えへっ…w…、ただいまっ
たった1日だったけど、すごく長かった気がする
母 はっ…!?!?ちょ、何よ”ッ‼︎
父 急になんや⁉︎
警察 〇〇警察署のものです。虐待の容疑で逮捕します
母 …はッ⁉︎
父 あいつ…ッッ、(隣の部屋に行こうとする
警察 (取り押さえる
父 お”ぃ‼︎はなッ、せ”‼︎
母 てか、証拠は⁉︎証拠!!!!
警察 昨日病院に深い酷い傷のせいで
搬送された猫宮いふさんの身体を見れば一目瞭然です。
また、ないこさんの身体中の痣、そして何より悠佑さんのお話から
証拠など十分にございます。
父 …は…悠佑…が、?
母 …ッチ…、なによあいつ…
帰ったらそこには警察の人に取り押さえられてるお父さんとお母さんがいた。すごく怒鳴っていて怖かった、悠佑、悠佑ってたくさん言ってた…きっと2人はあにきだけが生き甲斐だったんだろうな…
黒 まろ…行くんか?ほんまに…
青 …いく、っ…
桃 手、繋いでてね
青 …うん、…ッ、…
水 僕たちも後ろの方にいるからね
赤 うん、いってらっしゃい…!
白 気をつけてな、!
青 …ん、!
青 お、おかっさん…お父さん…ッ、…
next♡ 5000
コメント
11件
うぉ~!! 何か最近凄い頑張ってるね!! てか、絶対122号室っていふくんの誕生日w 親ウザイな…でも助かって良かった、いふくんえらいこだ~😭私絶対無理w
コメント失礼します! めっちゃ最高の作品をありがとうございます✨️
よかった、青さんたち助かった…😭 3人に幸せになってほしい…! 先生たちが優しくて本当に良かった… こういう救いがないところから 救われてく感じめっちゃ好き… 青さん親になんて言うんだろう…?🤔 続き楽しみすぎる〜!!✨