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7 - 第7話ノイズ

♥

46

2022年03月30日

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{ちょい怖いっすよーすとろー?じゃあまたねー}

そう言ってAkiは配信を閉じてしまった。どうしたんだよ…Aki…

俺-佐伯稜真はエブシンでノイズとして活動している。初めはただの暇つぶしだったアプリがいつの間にかそれを開くのが日課になっていた。

それもこれも,Akiに出会ったからだ。初めてAkiの歌声を聞いた時,こんな綺麗な歌声を聞いたことがないと思った。クラスでの自分の位置的にカラオケ等で色んなやつの歌を聞いてきたが,Akiに勝るやつなんか一人もいなかった。クラスでまあまあいい生活を送るために無理して陽キャを演じているけど,実際の俺は陰キャ。偽った自分が嫌いになっていた。だけど,Akiの声はそんなことを全部忘れさせてくれた。なのに…

{あーえーとごめん…}

あんな暗い声。初めて聞いた。どうしたんだ?何があった?いくつかDMを送ったあと,すとろーに連絡をとってみた。

[ノイズ]:〔おい,なんかさっきのAki変だったよな?〕

[すとろー]:〔うん。なんかいつもと違ったよね。〕

[ノイズ]:〔何かあったのか?〕

[すとろー]:〔僕が知るわけないでしょ笑でも心配なんだよね〕

[ノイズ]:〔聞いても教えてくれなさそうだしな〕

[すとろー]:〔じゃあ一旦置いといて,本人が元気な時に聞く?〕

[すとろー]:〔そうするしか無さそうだし〕

確かに…今は聞かない方がいい気がする。気にはなるが,そっとしておいた方がいいな。

[ノイズ]:〔わかった。そうしておこう。〕

…一体何があったんだよ。Aki。

俺はお前のこと知らないことの方が多いけど,お前のおかげで助かったんだ。だからその恩返しがしたいんだよ。俺は。

急に配信が途絶えて驚いた。DMをしても返ってこなくて。だから久しぶりにAkiの声を聞いたとき,ほっとしたんだ。なのに…

「まじで…どうしたんだよ。いつものお前はどこに行ったんだよ…」

画面越しでの日常。

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コメント

2

ユーザー

どちらでもいいと思いますよ。結構楽しいです。

ユーザー

うわぁ…違う人目線なのいいね!私もやってみようかなぁ…でも…綾瀬の目線は番外編だからなんとも言えないなw

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