テラーノベル
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「 娘がいるんだ____。 」
それはあまりにも突然で衝撃な言葉だった
「 かわいい子でなあ 」
「 目はくりくりで髪はふわふわで 」
__嫁によく似てんだ。
その声が酷く優しくて
俺は羽織っていた布を強く握った
白い少年は白い故郷を思いだす
当たり前のようにそばに居た家族、友人
その全てが奪われたあの日を
でも今度は多分、自分が奪ってしまっているのだと気づいてしまった
あついものが胸から込み上げてくる
「 なぁ、ロー 」
いつか会いに行こう
ああ、いいのかな
こんな自分を二人は受け入れてくれるだろうか
「 当たり前だろ!!! 」
大丈夫だ
優しい人たちだから
お前を愛してくれるよ
*受け入れてくれる*よ
「 俺なんかを愛してくれた人だぜ? 」
そうだな
アンタが言うならそうなんだろう
だってこんな優しい人の家族なんだから
でも、それでも
世界はいつだって俺たちに優しくはしてくれないから
____ロー、愛してるぜ!!!!
なぁ、どこにいる
ずっと探してるんだ
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“ ローにならあの子を任せてもいいかもなあ “
あの人がそう言ってくれたから
俺なら良いと、許してくれたから
拒絶されても
罵声をあびせられようとも
あの人の代わりに守ると誓った
この残酷な世界で
どうか幸せに生きていけるように
「 アンヘラ、 」
深く黒い海の中
その呟きは、泡になって溶けてゆく
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とある秋島。
「 お〜い、いるかあ! 」
「 せんせ〜! 」
「 アンせんせ〜! 」
海の傍、小さな丘にある小さな家の扉が開かれた
「 私は医師じゃないって何度言えばわかるのよ 」
「 だってせんせいはせんせいだもの! 」
「 俺らのビョーキを治してくれた! 」
「「 この島の恩人だから!」」
もう何度目かのその言葉に
彼女は少し困ったように笑うのだ
「 センセー!!!! 」
「 今日は魚が大漁ですよ〜!! 」
「 今日は家に食べに来てくださいね〜! 」
「 とびっきりの魚料理用意しておきますから! 」
優しい夫婦の声が丘に届く
その声に彼女は大きく手を振った
「 医師っ、いるか!」
「 弟が高熱で、! 」
小さな弟を抱えた少年が丘を駆け上がってくる
そんな彼らを彼女は家に迎え入れた
「 … せ、んせぇ 」
「 あつ いよ、くるしいよお 」
「 ええそうね 」
「 でもここに来たからにはもう大丈夫よ 」
よく頑張ったわね。
そう少年の頬を撫でる女は
この島の住人ではない
彼女は世界中を旅して周る
ただの薬師なのだから
そうして薬師の
『 アンの薬屋 』の今日が始まる
はずだったのだ。
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これは大切なものをおいっていった男 の話
「 っ、コラさん? 」
酷く震えた子どもの声がする
いつかの自分と同じだと
「 ああ、大丈夫だからなロー 」
死という道を選択して思い出すのは
生涯愛すると誓った女と
その腕に抱かれた小さなちいさな命
おいていってしまった
たいせつだった
だからこそ
無くすのがどうしようもなくこわかった。
なんて、
( ほんと、どうしようもねえなあ )
たった一人の兄弟すらも
もう止めることはできない
( 嗚呼でも、ローだけなら救えるかな )
「 ロー、いくぞ 」
そしたら、あれだ、ロー
ひとつだけ願いを乞いてもいいか?
二人に、あの子に
もし会えたなら、その時は
____ ロー、愛してるぜ!!!!
降り積もる雪の中で
「 ぱあぱ 」
娘が笑った気がした
願うのは、ただ一つ
愛する者たちの幸せ
コメント
9件
みか‼️‼️‼️ 久しぶりすぎるね久しぶり😻 ほんとにローとコラさんのお話大好きだから大好きだった テラーにAI増えてて困惑
えぐえぐえぐです💦💦💦 言葉の使い方がもう好みすぎて萎えます💏 「大切なもの」とかを言い換えたりしてるのが天才的でした🎯
ワンピースちょこっとしか見てないけど ローとコルソンの話はアニメ見て めちゃ好き🤭︎ 久しぶりにみかちのスト読んでにまにま ご満悦猫です🫶🏻💕︎︎ 相変わらず語彙力高くてハオです🫰🏻💕 え、AIなんているの初めて見た何これ