テラーノベル
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夜が深まり、リビングには再び6人分の布団が整えられた。
あっきぃに抱っこされたまま真ん中の布団へ運ばれたぷりっつは、吸い寄せられるように敷布団の上に倒れ込む。だが、あっきぃの服をキュッと掴んだ手だけは絶対に離そうとしない。
まぜ太 「おいあっきぃ、お前今夜もぷりちゃんの横確定じゃねぇか! ずるいぞ!」
あっきぃ 「いいだろぉ〜ぷりちゃんが離してくれないんだから仕方ないでしょ〜! まぜちは反対側ね!」
まぜ太 「ったく……へいへい。ぷりちゃん、左側は俺がガードしてやるからな」
まぜ太がぷりっつの左隣にすべり込み、右隣にはあっきぃ。足元にはあっと、頭の近くにはちぐさとけちゃが横になる。昼間ベランダで聞いた大好きな曲の心地よい余韻が、まだぷりっつの耳奥に残っていた。
部屋の電気が消され、小さな常夜灯のオレンジ色の光だけが室内を優しく照らす。
ちぐさ 「ぷりちゃん、おやすみ。また明日もいっぱい話そうね」
けちゃ 「おやすみ、ぷりちゃん。明日も美味しい朝ごはん作るからね」
あっと 「おやすみ」
静かな寝息が一つ、また一つと聞こえ始める中、ぷりっつは暗闇の中でそっと目を開けた。
腕の中には、涙と血の痕が少し残った大切な5人のぬいぐるみ。
右からはあっきぃの温かい体温と規則正しい心音。
左からはまぜ太の力強い息遣い。
昨日の夜みたいに、カッターを探そうという暗い衝動はもう湧いてこなかった。
まだ声は出ないし、心の傷が完全に消えたわけじゃない。けれど、「自分は一人じゃない」「ここにいていいんだ」という確かな安心感が、冷え切っていた胸の奥をじんわりと温めていく。
ぷりっつはあっきぃの服を掴んでいた手を少しだけ緩めると、抱きしめたぬいぐるみにそっと顔をうずめた。
(……ありがと……みんな……)
心の中でつぶやいた感謝の言葉とともに、ぷりっつの瞳がとろりと閉じられる。
今度は悪夢に怯えることもなく、どこまでも穏やかで優しい眠りの中へと、ぷりっつはゆっくりと落ちていった。
コメント
1件
第28話、読み終わったよ…! 夜の布団シーン、めちゃくちゃ温かかったなあ。あっきぃに引っ付いて離さないぷりっつ、まぜ太の「ずるい!」も含めて、みんなの距離感がすごく自然で良かった。 特に「カッターを探そうという衝動が湧かなかった」って一文に、ぷりっつの心の変化がちゃんと見えて感動したよ。声は出せないけど、心の中で「ありがと」ってつぶやく描写、グッと来た…。 ぬいぐるみも含めて、ちゃんと「守られてる」って実感できる夜になってて、こっちまでほっとしたよ。穏やかな眠り、届いて良かったなあ🔥
かいり@りぃととペア画中
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