コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
凪誠士郎×夢主
凪▶︎「」
夢▶︎『』
凪誠士郎
それは重度の面倒臭がりであり
失礼なとこもある
顔がすごく良くて
190cmの大男
彼を一言で表すなら
だろうか
私は白宝高校の1年
突然だが私には好きな人がいる
それは2年の凪誠士郎だ
私はサッカー部のマネージャーをしている
ある日、サッカー部に突然御影玲王という御影コーポレーション(総資産約7000億)の御曹司が入ってきた
部員の皆は御影先輩を歓迎していた
のだが、私はその隣に目がいった
何故みんなはアレに気が付かないのだろう
いや、気づいてるけど御影先輩の方が貴重な人間だから故意にスルーしているのか、、、
そんなことを考えているとアレは私に近づいてきた
そう、アレというのは凪誠士郎だ
凪誠士郎は私の頬を両手で優しく包み
『…ちっさ』
「は?」
今冷静になって考えてみると
初対面の人間にちっさ??え、ちっさ????
この男、失礼すぎる
私は「貴方がでかいだけ、!」なんて小学生のように言い返した
私の身長は158cm、違いがありすぎる
抵抗する私に構わず凪誠士郎は私の頬を引っ張り始め、私の顔を覗き込んでくる。
こちらも相手も顔が良く見える
目が大きくて鼻が高くてシュッとしていて、、毛穴がひとつも見当たらない真っ白な肌……その整った赤ちゃんのような顔とは裏腹に190cmの身長
東京タワーが目の前にある気分だ
私はそのギャップに心打たれてしまった…
御影先輩と凪誠士郎がサッカー部に入って数ヶ月後、凪誠士郎が
『俺、日本サッカーの偉い人に呼ばれたみたいなんだよね』
と告げてきた
「そうなんだ」
まあ凪誠士郎だし、御影先輩とのコンビネーションとトラップがすごい強いし、偉い人に呼ばれるのに驚きはしなかった
『だから、当分会えなくなるかも』
「うん」
『…』
沈黙が続いた
何この空気
私と会えなくなるのに何か問題でもあるのだろうか
『寂しくないの?』
寂しい?
そんな訳
「寂し、い」
自然と口から出た言葉は私の考えてることとは真逆の答えだった
数ヶ月、たったの数ヶ月一緒に過ごしただけなのに
…私は凪誠士郎を好きになってしまった
その気持ちが駄目な事は分かっていた
けれどあの日、
凪誠士郎が私の事を見つめてくれたあの日から
「寂しい、」
「好きな人に会えないのは」
嗚呼、なんて馬鹿なのだろうか私は
こんな恋、叶うはずがない
叶えてはならない
凪誠士郎は天才なんだ
わたしと恋愛なんかすれば
彼の才能を潰す事になるだろう
『ごめんね』
『俺も好きだよ』
俺も好き
そう言った凪誠士郎はまた私の頬を両手で包み込み、
今度は侮辱することも無く
私の唇に触れに来た
『俺、絶対戻ってくるから』
『それまで待っていて欲しい』
こんなお願い、断る人間が居るのだろうか
凪誠士郎の好意に応えたい
私も好きだから、凪誠士郎を待ち続けたい
「ずっと待ってる」
そう言って、今度は私が凪誠士郎の頬を包み込みキスをした