今日も今日とてこの広い海の太平洋は平和だ。
海の音と波の音………………それと……
「にっっっっっさぁーーーーーーーーーー!!!」
………………………パラオの雄叫び……………というか………………叫び声。
「この叫び声が聞こえなかったら平和なんだけどなぁ…………………」
「そうねぇ………………でもびっくりしたわ。帝がいきなり私たちの所に来るんだもの」
「嫌だってパラオですよ?突撃してくるんですよ?怖過ぎません?」
「ニウエくん、パラちゃんはいつも帝を追いかけ回しているの?」
「え?まぁ…………そうですねぇ………………追いかけ回して見つけたら勢い良くアタック…………です。日帝さんはされないんです?」
「私は伊太利亜君みたく抱き付かれるわ」
「嗚呼手遅れ…………」
「伊太利亜君よりマシだけども」
「イタリア……………後で叩っ斬っておきます」
「辞めなさいな」
「にいさーーーー!!何処ー!!!」
「……………怖え……………」
「しばらくしたら見つかりそうですね?怖いなぁ……………」
「私巻き込まれたく無いから比律賓君のとこに行くわ」
「待って下さいよぉ………ねえさぁん……………置いてかないでください…………」
「だめよ。貴方は日本男児でしょう?逃げたらだめよ」
「うーーーーーん日帝さん……………男女差別いくない…………」
「違うわ。サベツじゃ無いわ。帝は強いもの。海軍さんは強い。良いわね?私陸軍だから突っ込むしかないから……………ねっ?」
「いやいやちょほんとに姉さん勘弁して下さい。置いてかないで本当に」
「いーやーよー。おーいーてーいーくーのー」
「そんなに巻き込まれるの嫌なんだ………」
「当たり前よ。なら頑張ってね。海軍さん♪」
「ちくしょう……………いつも通り逃げられた…………姉さん逃げ足だけは早いんだよな…………いつも警戒しない癖に………………」
(何時も仲良いのになぁ…………二人…………)
「あっ!!!にっっっいーーーさあああああああああ!!!」
「なっ!?」
「あっ」
「わあああああああい!!!」
「パッパラオ!!ストップ!!ストップだ!!待てっ!!そのまま突っ込むな!!ガハッ!!」
「うおっ!?」
「えへへ〜兄さんだ〜」
「パッパラオ…………ほら帝国さん気絶したよ?」
「にいさああああ!?」
「思いっきり突っ込むからだよ?パラオ?」
「うええええええん!!にいさああーーー!!」
「聴いてないなこれ」
(んで)
「パラオ。何回も言ってるだろ?思いっきり走って来て突っ込んで来るな。前の事をもう忘れたのか?」
「前?」
「えっとね。ニウエ。前思いっきり兄さんに突っ込んだら……………」
『ん?何か声聞こえないか?』
『またソビエトが何か言ってる』
『なんだー?』
『なんよー』
『あれって…………パラオだな』
『突っ込んできてないか?』
『え?』
『なんよー』
『おいおい待て待て待てアイツにブレーキあんのか?』
『あの様子なら無いだろうな』
『日帝達居ないだろ?』
『日帝達ならio達の先に居るんよ』
『『『…………………先に居るならこのまま突っ込んで来るじゃねーか!!!!!!』』』
『チッ!!避けろ!!』
『もう無理だと思うぞ!!避けられん!!』
『にいさあああああ!!!!ねえさあああああ!!!』
『ガハッ!!!』
『グハッッッッ!!』
『ぐっっ…………』
『んよ〜』
「ってなってすーじくのお兄さん達とレンゴー?のお兄さん達を巻き込んじゃったの」
「ええ…………」
「全く……………その突っ込み癖はどうにかならんのか?」
「ならない!!」
「即答…………」
「えへへ」
「笑い事で済ますな」
嗚呼、今日も今日とて太平洋は平和です。多分………………
コメント
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パ、パラオ‼︎私が受け止めるよ‼︎グシャァバタッ←(お手本みたいな失敗例)