雪兎side
今日は仕事終わりに春歌と一緒にごはん屋さんへ。
春歌はこの前にちょっと話したAぇ!groupのことがそれからどうなったのか聞きたいらしい。笑
あんまり公に話せるようなことではないけれど、親友のことは信頼しているからごはん屋さんの個室で秘密裏に話すことにした。
『…んで色々あって今Aぇ!groupの全員と連絡先交換したって感じ、』
春「え〜めちゃくちゃ良いじゃん!なにその少女マンガ的な展開…!」
『いやいや、そんなこと絶対ないよ、笑』
春「あるって!なんかそういうのないの?推しから好きって言われちゃった…!みたいな、」
『……ある…///(小声)』
春「えぇっ!?!?詳しく聞かせて!」
私はよしくんに告白のようなことを言われたこと、これからアピールすると宣言されたことを春歌に伝えた。
すると春歌は…
春「きゃ〜〜!!!やばい、それは胸キュン案件じゃん!良いなぁ、アイドルに惚れられちゃうなんて♡」
『そうかもしれないけど、なんで私!?とはなったよね…笑』
春「雪兎のそういうところに惚れたんじゃない?謙虚なところとか素直なところとか!」
『ん〜、そうなのかなぁ…』
春「なら!そうと決まれば〜…」
そして春歌は突然こんなことを言い始めた。
春「正門良規を落とそう!ドキドキ♡大胆イメチェン大作戦〜!」
『何なのそれ、笑』
春「だからもっと好きになって貰えるようにもっと可愛くイメチェンしちゃお♡ってこと!」
『いや、いいよそこまでしなくても…笑』
春「だめ!!正門くんがいつまで熱烈アピールしてくれるか分かんないんだよ?」
春「だから今のうちに最上級に可愛くなってメロメロにしちゃわないと!でしょ?」
『そんなこと私に出来るかな、笑』
春「絶対大丈夫!!この私が全力サポートしてあげるから♡」
と春歌の言葉でイメチェン大作戦(?)が始まった。
イメチェンといえばまずは見た目から、ということで黒だった髪色もミルクティーアッシュに。
春「良いじゃん!めちゃくちゃ似合ってる!」
春「次は服装だね、」
私服は普段ジーンズやスキニーパンツが多いが、あえて女の子らしさが出るフレアスカートやワンピースなどを選ぶようにした。
春「あと1番大事なのはあざとい仕草!」
『…私そんなの出来ないんですけど、笑』
春「違うのだよ雪兎ちゃん!男の子なんて気になってる女の子から上目遣いされただけでイチコロだよ?♡」
春「雪兎は正門くんよりも必然的に背が低いからただ見つめるだけで正門くんはノックアウト!ってわけ!」
こうして春歌からあざとい仕草までレクチャーされた私はよしくんと会う約束を取りつけた。
まぁ、結局Aぇ!group全員と会うことになったんですけどね。笑
(よしくんと会う約束をしたら、もれなく全員着いてきた。)
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