テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



ある日の昼休み。教室のすみにいたネリスが、またやらかした。机の上のジュースをひっくり返し、鈴ちゃんのノートをびしょ濡れにしてしまったのだ。


「ご、ごめん…!わざとじゃなくて…!」と焦るネリス。


「……ふふっ」鈴ちゃんは笑みを浮かべると、いつになく真剣な目をして、静かにこう言った。


「……ネリス・エバンス。」


その瞬間、ネリスの動きがピタリと止まった。


「えっ……な、なんでフルネーム……?」


「ネ・リ・ス・エ・バ・ン・ス。」鈴は一語ずつはっきり発音し、まるで裁判官のような口調でネリスを指差す。


ネリスは顔を真っ青にして「や、やばい…母さんが怒る時と同じトーンだ……!」とガクブル。


「ネリス・エバンス、君は自分が何をしたか分かっているのかね?」


「……すみませんでしたあああ!!!」と土下座しそうな勢いで謝るネリス。


それを見て鈴は吹き出し、「うそうそ、ドッキリだよ!本気で怒ってないから!」と笑いながらネリスの肩をぽんと叩いた。


ネリスは呆然としながらも、「心臓止まるかと思った…フルネームやめて…」と本気で涙目だった。


その後、「鈴ちゃんには逆らえない…」とネリスが本気で言ったことで、鈴の中で「次もやろ」と小さな悪だくみが芽生えたのだった。



「…僕一瞬だけ倉斗先輩の気持ち分かったかも…」

「お。ゾクゾクするよな。怒られるのって 。

俺と鈴ちゃんに怒られに行こうじゃないか…!

あ。ついでに鞭打ちと、罵倒と、首輪をつけてもらうのを追加にして…。 」

ネリスはすかさずツッコミをいれた。

「やっぱ分かりたく無いです!」

この作品はいかがでしたか?

30

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚