撫でられると心地よくて思わず抱き締めてしめる
瑞月の方を見ると撫でていた手は止まり何かに耐えている様子だ
(まあこんな姿だし)
寝間着は襟の合わせが開いて白い肌が見えており下履きがズレて見えるか見えないかのところになっていた。 それが瑞月には深く扇情的に見えている。
一瞬視界がぐらりと揺れた。何事かと思うと猫猫の身体は瑞月によって押し倒されている状態だ。すると大きなしっかりとした手が背中を上になぞられる。
「…ふ..あっああ..!」
「ここ最近無理をさせないように耐えていたというのに、こんなに可愛い姿を見てしまっては我慢が出来ない。責任をとってくれ」
ニッコニコな満面の笑みに背筋が凍るように冷たくなった。冷たかった感覚は後に焦らされ撫でられ徐々に熱くなっていくのを感じてしまう。甲高い声が部屋に響き渡る。
(この野郎………)
壬氏は猫猫の衣を胸まで中途半端に剥がすと大きなごつごつとした手を慎ましやかなものを楽しそうに揉み始める。こんな鶏ガラが彼にとってはどうして尊いと感じるのかが疑問に思う。焦らすように胸の頂の周りを擽り口のなかで舐られ、胎の中に熱を孕む。
「…ふっぅ…は..」
何度も身体を解すように厭らしく触れ合う度に壬氏のモノを欲しいと考えさせられる。自分がこんなにも助平になっていることが悔しくてたまらない。強情な心身は甘くて蕩けるこんな感覚に、溺れてしまいそうだ。
「…随分としおらしいな」
「っ………五月蝿いです」
瑞月は揉んでいた手を太腿に移動させた人差し指で白くて細い腿をなぞらせていく。もどかしい手は猫猫の秘部を撫でる。
ピクり、猫猫が分かりやすく反応する姿に瑞月は口に狐を書いて己のそれを猫猫の頬に重ねた。
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