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23 - 第23話 JOJOEN

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2025年01月23日

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「やばい、昼ご飯どこ行く?」

みりんがスマホを見ながら、周りのメンバーに問いかける。勉強の合間の腹ごしらえ、何を食べるかで気分が大きく変わる。

「どうせなら、ちょっと豪華に行こうよ!」

いさながきっぱりと言った。萌香が驚きの目で見る。

「えぇぇ、豪華って……」

「叙々苑!」

「叙々苑!?」

その一言で、全員が一瞬でテンションMAXになった。高級焼肉店——その名を聞くだけで、何となく胸が高鳴る。

「それじゃあ、今日はお昼から贅沢しちゃおうか!」

みりんが手を叩いて賛成の意を示す。萌香も少し嬉しそうに笑う。

「でも、あんまり食べすぎると午後の勉強が…」

「そんなの関係ない!」

いさながきっぱり言い放った。みりんが頷きながら、何気なく言う。

「じゃあ、行こうか。叙々苑の焼肉ランチ、今食べなきゃいつ食べるんだよ!」

その言葉に萌香も背中を押され、ついにみんなで叙々苑へ出発することになった。

店に到着すると、店内は高級感に包まれていて、まるで別世界に来たような気分だ。大きなテーブルに着き、メニューを広げると、選べるお肉の種類が多すぎて迷ってしまう。

「何を選ぼう……これも美味しそう、あれも食べたい!」

萌香が目を輝かせながらメニューを見ていると、みりんがすぐに口を開いた。

「うーん、今回はカルビをメインにしようよ。あと、ハラミも絶対外せない!」

いさなも同調し、すぐに注文が決まった。

「じゃあ、ビビンバ冷麺も頼んで、最後にデザートだね!」

「おー! これで午後の勉強も頑張れるぞ!」

焼肉が運ばれてきた瞬間、店内に広がる香ばしい匂いに、みんなの顔が一斉に輝く。鉄板の上でジュージューと音を立てるお肉に、もう我慢できない。

「いただきます!」

肉を焼きながら、みんなで話をする。

「なんでこんな美味しいもの、普段食べないんだろう……」

「贅沢はたまにしないとね。次の勉強も頑張れる気がするよ!」

焼肉をほおばりながら、萌香がにっこり笑う。その笑顔に、みりんがからかうように言った。

「でも、しばらくこれで終わりだよ? 今日の午後からまた地獄の勉強だ!」

「それでもいいよ! だって今、こんなに美味しいもの食べてるんだから!」

お腹が満たされ、少しゆったりとした気分で、店を後にする。帰り道、みんなは自然と笑顔を浮かべていた。

「勉強頑張るけど、次は何食べようか?」

萌香がにやっと笑いながら言うと、みんなもすぐに返事を返す。

「次は……海鮮!」

「お寿司も捨てがたい!」

「どっちでもいいけど、またみんなで行こう!」

しばらくの間、楽しそうに次のランチの話題で盛り上がる一行。少しリフレッシュできたから、午後の勉強もきっと頑張れるだろう。

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