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また、数日後らんが学校に来なくなった。
こさめとなつはらんが放課後1人教室に残って泣いているのを見てしまった。
いるまが来なくなり、いるまの手紙も読んで心が限界なんだと思う。
これも全部、 俺/こさめ たちのせいなんじゃないかと次第に思っていった。
こさめ:「ねぇ、なつくん、こさ達別れよっか?」
なつ:「ぇ、は、や、やだ!別れないから!!」
なつ:「なんで、そんなこと言うんだよ!」
こさめ:「、、だって、ほんとはダメだったんだよ、
いるまくんとらんくんが結ばれるのがいい未来だった。
でも、いるまくんはなつくんを好きになった。
いるまくんの恋が実らなかったのは、こさのせいだから、こさ達が付き合ってるのはほんとはダメだったんだよ」
なつ:「ぇ、、そ、そんな、、」
こさはなつくんが好き”だった”。沢山尽くしてくれて守ってくれる大事にしてくれてるんだってわかる。でも、いるまくんとらんくんに出会って、いるまくんはなつくんが好きなんだって分かった。なつくんが取られそうで怖かった。でも、今は転校して取られる心配はない。でも、”好き”という二文字の意味が感情が分からなくなって、好きと言えなくなってしまった。
こさめ:「ごめんね、なつくん、、」
こさめ:「ごめんなさい、みんな」
こさがいなかったら、幸せな未来があったのにな、、
こさはいない方がいい、そういうことを思いながら家から少し離れてる公園の川岸にたっていた。
こさめ:「さようなら、なつくんは幸せになってね、ニコ」
ドボン と水しぶきをたてて、、こさめは帰らぬ人となった。
―数年後 あの川辺を歩いていた。
誰のせいでもなかった。
ただ俺たちはあまりにも未熟だった。
なつ:「、、、こさめ、ごめんな」
風が強くて、誰にも聞こえないくらいの声で呟いた。
でもいつかまた、この痛みの中から、
何かを見つけられる日が来ると信じたい
―それが俺たちの贖いだから