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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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懐かしい事を思い出してしまった


私の前世の記憶


私はアイシャ・ルーシア


15歳


この名前は本名じゃないんだけど、話すと長くなるからまた今度にしよう


私がいるこの場所は、ノスタール王国にあるノスタルジックアカデミー


私は今日からここの生徒


「アイシャ!!」


「アース、そんなに息をきらしてどうしたの?」


私に駆け寄ってきた男の子は、アース・ノスタール


ノスタール王国第1王子だ



「来て来て!!こっちこっち!!」


「アース!!待ってよぉ!!」


「ノイマン?」


「あ!久しぶりアイシャ!!」


アースを追いかけてきたのは、ノイマン・アーシューム


ノスタール王国の現宰相の一人息子だ


「アース達は何に興奮してるの?」


「着いてきたら分かる!!」


「アース走ったら転ぶよ?」


私達は幼なじみで幼い頃からずっと一緒だった


だけどある日を境に私は2人を避けるようになった


厳密に言ってしまえば、『アース』だけを避けていた


「アイシャ!!これを見せたかったんだ!」


「これって…」


「“偉大なる魔法使い”だよ!」


連れてこられたのは、ノスタルジックアカデミーの中にある教会。


ノスタルジックアカデミーの天窓にそれはあった。


ステンドグラスで描かれた“偉大なる魔法使い”


“偉大なる魔法使い”は3人いる


その3人がこのノスタルジックアカデミーの創設者


【真紅の魔女】


彼女は始まりの魔法使い。


赤毛に紫の瞳を持つことから【真紅の魔女】と呼ばれるようになった。


元々この世界に魔法は存在しなかった。


彼女のおかげで今は魔法が発達しているが、2000年以上経った今でも彼女にしか使えない魔法はいくつもある。


【白の精霊騎士】


彼に従わない精霊はこの世に居ないと言われる程で剣術も秀でていた。


白髪に黄金の瞳をもつ色男でこの世の者とは思えないと言うことから【白の精霊騎士】と呼ばれた。


【黒の神獣騎士】


数多くの神々に愛された彼は、数多くの神獣と契約し戦った。


また彼も剣術にたけていた。


黒髪と青色の瞳をもつことから【黒の神獣騎士】と呼ばれるようになった。


この3人は同じ時代に生まれとても仲が良かった


そしてこのアカデミーを設立する事に成功した“偉大なる魔法使い”達


紛れもなく前世の私達だ


【真紅の魔女】は私の前世


【白の精霊騎士】はノイマンの前世


【黒の神獣騎士】はアースの前世


もちろん、前世を覚えているのは私だけ。


私が同じ過ちを繰り返さないために、【真紅の魔女】が《転生魔法》を使ったのだから


もちろん、他にも名を残している魔法使い達はいる。


だけど、“偉大なる魔法使い”達は桁外れだった。


悪に走り、名前を残している魔法使いもいる


【血の女王】、【青の支配者】、【黄の傀儡師】有名なのはこの3人。


前世でもこの3人とは戦い、勝利を収めたのだが、私達がこうして3人揃って生まれ変わったということはこの3人も生まれ変わっているはず。


今世でも私達は戦わなくてはならないということ。


「アイシャ?どうしたの?」


「何でもないよ!!」


「アイシャ1人で抱え込むなよ」


「うん、ありがとう大丈夫だから」


私達は雑談しながら教会を後にするのだった。

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