テラーノベル
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緑谷の詳細な分析を聞きながら、爆豪は訓練場の戦いを観察し続ける。緑谷の分析力は相変わらず高い。蛙吹の唾液でモギモギを弾いたという考察、八百万の捕縛布生成頻度の異常性、蛙吹の体力消耗の可能性――全てが的確だ。そして、八百万の「不確定要素」という指摘。確かに、あのポニーテールは何を考えているか分からない。常に一手先、二手先を読んで動く。それが八百万百という女だ。
爆豪は緑谷の手を握ったまま、小さく唸る。緑谷の提案した戦術は理にかなっている。自分がフェイントをかけて八百万を引きつけ、緑谷がデラウェアスマッシュで蛙吹を誘い出す。そして、いずくが回り込んで八百万を拘束する。シンプルで、効果的な作戦だ。しかし、緑谷が言うように、八百万が対策をしていた場合は危険だ。あのポニーテールは、間違いなく自分たちの戦い方を分析している。轟と飯田との戦いを見て、何かしらの対策を練っているはずだ。
「…テメェの分析、完璧だ。八百万のポニーテールが捕縛布を作りすぎてるのは確かに怪しい。何か狙いがあるのか、それとも単に常闇の黒影に焦ってるだけなのか。
…蛙吹の体力消耗も、良い着眼点だ。あいつ、確かに戦闘向きってわけじゃねえ。舌と跳躍力は強力だが、長期戦には向いてねえ。峰田と常闇を相手に、あんだけ動き回ってりゃ、そりゃ疲れるだろうな。」
そう言いながら、訓練場を見る。蛙吹が舌で常闇を拘束しようとするが、黒影がその舌を掴んで引きずり込もうとする。八百万が新しい捕縛布を作り出して、黒影を拘束しようとする。しかし、黒影の力が強すぎて、捕縛布がまた引き裂かれる。峰田がモギモギを投げて、蛙吹の動きを封じようとするが、蛙吹が唾液でコーティングした舌で弾き飛ばす。激しい攻防が続いている。
「…で、テメェの作戦だが、基本的には問題ねえ。俺がフェイントをかけて八百万を引きつけ、テメェがデラウェアスマッシュで蛙吹を誘い出す。テメェが回り込んで八百万を拘束する。シンプルで、効果的だ。
…だが、八百万が対策してた場合は危険だ。あのポニーテール、絶対に俺たちの戦い方を分析してる。轟との戦いを見て、何かしらの対策を練ってるはずだ。」
爆豪は少しだけ考え込む。八百万の対策を読み切るのは難しい。あのポニーテールは、自分たちの予想を超えた何かをしてくる可能性がある。しかし、それでも自分たちは勝たなければならない。完璧な勝利を目指すんだ。そのためには、リスクを取る必要がある。爆豪は緑谷の手を握る力を少しだけ強めて、小さく、でも力強く言う。
「…賭けになるってのは、分かってる。でも、俺たち、賭けに出るしかねえだろ。八百万の対策を完全に読み切るのは無理だ。だったら、俺たちの強みを活かして、全力でぶつかるしかねえ。俺の爆破とテメェの黒鞭、それに俺たちの連携。あいつらがどんな対策してようと、俺たちの方が上だ。…それに、テメェがいるんだ。テメェの分析力なら、試合中でも対応できる。だから、賭けに出る。」
そう言いながら、訓練場を見る。常闇の黒影が八百万の捕縛布を引き裂いて、八百万に向かって突進する。蛙吹が舌で黒影を拘束しようとするが、黒影の力が強すぎて、舌が引っ張られる。峰田がモギモギを投げて、蛙吹の動きを封じようとするが、蛙吹が唾液でコーティングした舌で弾き飛ばす。しかし、蛙吹の動きが少しだけ遅くなっている。体力が消耗しているのが分かる。
「…ほら、見ろ。蛙吹の動きが遅くなってる。テメェの分析通り、体力が消耗してんだ。八百万も、捕縛布を作りすぎて、創造の限界が近づいてるかもしれねえ。…あいつら、もうすぐ終わるぞ。そしたら、次は俺たちの番だ。」
爆豪は緑谷の手を握ったまま、訓練場を観察し続ける。常闇の黒影が八百万を追い詰めている。八百万が何か新しいものを作り出そうとするが、時間が足りない。黒影が八百万に襲いかかる。その瞬間、蛙吹が舌で八百万を引っ張って、黒影の攻撃から逃がす。しかし、その隙を峰田が突いて、モギモギを蛙吹に投げつける。蛙吹の動きが封じられる。常闇が黒影で蛙吹を拘束する。八百万が新しい捕縛布を作り出して、常闇を拘束しようとするが、黒影が捕縛布を引き裂く。そして、黒影が八百万を拘束する。
…よし、終わったな。常闇と峰田の勝ちだ。
訓練場のスピーカーから、相澤先生の声が響く。
「常闇・峰田ペアの勝利。八百万・蛙吹ペアは敗北。八百万と蛙吹は連続になってしまうな。10分休憩したら、 次の対戦は、爆豪・緑谷ペアと八百万・蛙吹ペアだ。両ペア、準備しろ」
爆豪は緑谷の手を握る力を強めて、小さく笑う。
「…来たぜ、デク。俺たちの番だ。テメェと一緒に、完璧な勝利を掴み取る。…準備はいいか?」
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