テラーノベル
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触れたら終わる戦い。奴の能力は破滅。触れられたらこちらが消えてしまう。であれば、取る手段はただ1つ。そう。武器を使った攻撃、または遠距離攻撃である。
「”天創”」
2つ目の家系能力”天創”で、刀を作り上げる。武器は消えてしまうかもしれないが、それはいくらでも作ればいい。とにかく、やつに触れないということを考えながら、戦わなければならない。さらに、奴が飛ばしてくる斬撃。あれに、破滅の力はないが、威力が高すぎる。空気が裂ける音。 遅れて、地面が抉れる。 直撃すれば、終わる。その時、一瞬、思考がそれた。
ズシャッ
「っ!?」
このように一撃もらってしまうのである。倒し方が、わからない。 ならば、 当て続けるしかない。すかさず攻撃を仕掛ける。が、
刀が触れた瞬間、音もなく消えてしまった。
「…チッ」
あれからどのくらい時間が経ったのだろうか。攻撃を仕掛けては、武器が消え、地面が抉れていく。終わりの見えない戦い。一体あとどのくらい続ければーー
「!?ケルベロビュート!」
「先輩…! 」
思考がそれた。先輩の方へ攻撃が行ってしまった。このままだと間に合わない。ならば…!
ザシュッ
「い”ッ…! 」
熱が走る。遅れて、痛みが喉を焼いた。
「ルーシー!」
「だ、大丈夫っす…。俺は、治るので…」
「お前、また無茶を…!」
カキンッ
油断していると思われたのか、斬撃が、私たちをめがけて飛んできた。もう、カルエゴ先輩が危険にさらされるような事は無いようにしなければ。しかし、
「…」
…違和感。なんと言ったら良いのだろう。攻撃には、確かに殺意がある。だが、当たる場所が甘い。凄まじい攻撃だが、致命症には至らない、わざと外れているような、ズレ…?
「…何を考えてるんだよ、父さん」
思わずそうつぶやいてしまった。
「…」
そんな顔、見たくなかった。でも、目をそらせなかった。 あぁそうか。喉の奥が、酷く、渇く。あなたは、私に…
「殺して欲しいんですね」
#魔入りました入間くん
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