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「おいルフィ、何する気だ」


「ふん、俺は遊び半分なんかじゃないっ!!もうあったまきた!!証拠を見せてやるっ!!!」


「だっはっは!おう!やってみろ、何するか知らねぇがな!」


「またルフィが面白ェ事やってるよ」



ここは小さい港村だ


港には1年程前から海賊船が停泊している


風は東


村はいたって平和である


村の少年、モンキー・D・ルフィ


むきっ!と船首の上に立つ彼はナイフを片手に何かするようだ


『ルフィ後でそこ変わってね』


「相変わらずお前も船首が好きだな〜エマ?」


『うん、あそこ乗ってるとわくわくするから』



村の少女、エマ


ルフィと物心ついたときから共に育ち、容姿は村一番のお姫様と称えられるほどの可愛い彼女だが、性格は残念なことに彼に遅れ


を取らせないほどのマイペース人である


「ふん!!!」


「「「「!?な、、、、」」」」


持っていたナイフを目の下にブスッ!!と突き刺したルフィ


言わずもがな周りは騒然


「いっっってェ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」


「バ、、バカ野郎、何やってんだァ!!?」


「いてーーーよーーーーーーっ!!」


『ししっびっくり』


ドタバタと騒ぐ船内を大人たちの足をサッと避けながら医務室へと駆け込むエマ


ルフィのことは心配であるが、海賊のみんなに任せておけば大丈夫という信頼のほうが勝ったのだろう



――――――――――――


「野郎共乾杯だ!!ルフィの根性と俺たちの大いなる旅に!!」


「がははは飲め飲め」


「酒!酒酒足りねぇよ」


「バカその肉はオレんだ!!」


「うるせェ!おれが食う」


「おいよせ、酒の上での喧嘩は見苦しいぞ!!」


ところ変わって街のとあるバー


海賊たちは昼間っから酒を飲み肉を食べ、好きに過ごしている


これも海賊が誇る゛自由゛の象徴だろうか


「あーー痛くなかった」


「うそつけ!!バカな事すんじゃねェ!!」


『ルフィ、わくわくした』


カウンター席ではルフィ、エマ、船長の3人で何やら話しているようだ


「俺はケガだって全然怖くないんだ!!エマもいるし!連れてってくれよ次の航海!!俺たちだって海賊になりたいんだよ!!!な、エマ!」


『うん、海賊って自由で何しろわくわくする』


「お前なんかが海賊になれるか!!カナヅチは海賊にとって致命的だぜ!!」


海賊頭、赤髪のシャンクスである

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