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赤side
また、明日。
また明日が来るって、思いたかった。
来るって、信じていた。
赤『せんぱ~…』
『っへ、』
いない、いないっ…!!
赤『っ…!』
嫌な想像ばかり。
もしかしたら、もしかしたら…
いやだ、いやだ…
あの景色をもう一度、一緒に見たいのに。
まってよ、なんで…、
看『ぁ…』
『……』
赤『っ…看護師さん…』
看『つい、先程…』
赤『っ!』
『ぁ…あ”ああっ…!…ポロポロ』
もう少し、早く来ていたら、?
あの時みたいに、授業をサボって来ていたら?
まだ、話せたかもしれないのに。
一番伝えたいこと、伝えられてないよ。
赤『やだっ…ポロポロ』
『もっと…っ、ポロポロ』
看『…桃くんの後輩さんでしたよね、』
赤『…はぃ…ポロポロ』
看『いつも私達に話してくれてたんですよ、』
『可愛い後輩が俺のために来てくれてるから、絶対に退院するんだ、って』
『前までは治療を受けたくないって、泣きじゃくるくらいだったんですよ…』
赤『…ゔ…っ…ポロポロ』
泣き叫びたい。
声をあげたい。
でも、苦しくなっちゃって、
看『…?大丈夫ですか、?』
赤『はふっ…ゔぅっ…ポロポロ』
少しでも気持ちの整理をしたいのに。
いやだ、いやだ。
いないなんて、嫌だ。
会いたい、会いたい。
看『大丈夫ですか、?』
赤『はいっ… 』
看『桃くん、見に行きますか…?』
赤『…』
『はい、』
別れは一瞬。
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