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ごちゃまぜ自分用(笑)

13 - 五条虎杖 先生スキスキ

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2025年06月09日

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「……べつに、怒ってねーし」


ソファの隅っこでむすっとしながら丸まってる虎杖悠仁。

目も合わせないし、顔も赤いし、拗ねてるのはバレバレだった。


「へぇ〜? じゃあその顔、なんなの?」


五条悟はニヤニヤしながら悠仁の隣に腰を下ろす。

ちょっと体を寄せただけで、悠仁はびくっとして、


「ちょっ、近い!!」


「近くないと見えないじゃん、悠仁の“可愛いお顔”が」


「ふざけんなバカ!!」


ぷんすかしてたけど、

そのあと五条の指が髪をくしゃって撫でてきた瞬間──


「……っ」


体がびくん、と跳ねた。


そのまま、何も言えなくなった。


五条の手が、髪をやさしくなぞって、

首筋をかるくつかんで、引き寄せられるように抱きしめられる。


「……どうしたの? ぎゅー、嫌?」


「……っ、嫌じゃない、けど……」


「あら、素直でよろしい♡」


ぎゅう、と抱きしめられた瞬間、

ぷつん、と中で張ってた何かが切れた。


「……さっきまでずっと……会いたかったし……」


「ん?」


「ほんとはずっと、ぎゅーしてほしくて……」


「うんうん?」


「チューもしたかったし……俺のこと、好きって言ってほしかったし……」


「……あらあら♡」


五条が笑うたびに、悠仁の声はどんどん小さくなって、

そのぶん、ぎゅーっと五条にしがみつく腕の力が強くなる。


「……だいすき……好きすぎてバカになりそう……」


「わぁ、溶けてるね?」


「だって、先生が全部悪い……。俺のことこんなに好きにさせたくせに……」


「そんなこと言われたら、僕もバカになるけど?」


耳元でささやかれて、びくんと体が震える。

でももう離れたくなくて、ぎゅってしたまま、顔をうずめて。


「……もう一回チューして」


「うん、何回でもするよ」


「好きって言って……」


「好き。悠仁、好き」


「……ふふ、俺も。先生しか好きじゃない……」


もうすっかり、ツンツンなんてどこへやら。

腕の中でとろけた悠仁は、甘ったるい声で何度も「好き」と呟いた。







「……ん〜〜悠仁、甘えんぼすぎない?」


「だって……会えなかったぶん、今ぎゅーしてもらわなきゃ足りない」


五条の胸元に抱きついたまま、虎杖悠仁はもそもそと顔をうずめる。

髪を撫でてもらって、背中をさすってもらって、声をかけてもらって、

それだけで全部がとろけてしまいそうなほど、幸せだった。


「も〜〜、甘やかしすぎるとダメになるぞぉ?」


「もうとっくにダメだもん……」


「なにそれ。かわいいんだけど……」


五条がクスクス笑いながらほっぺを撫でてきて、

悠仁はその手をふいに掴んだ。


「……先生」


「ん?」


「ちょっと、目つぶって」


「なになに? 急にどうしたの〜?」


「……いいから。お願い」


首を傾げながらも目を閉じた五条に、

悠仁はそっと手を添えて、ゆっくりと──唇を重ねた。


一瞬、五条の肩がぴくっと跳ねる。


そのまま、悠仁は勢いをつけて、

ごろんとソファの上に五条を押し倒してしまった。


「……悠仁?」


「もう……がまんできない。ずっと先生のこと見てたの、俺だけだったから……」


低く押し殺した声が耳元に落ちる。

抱きしめていた腕は、いまは五条の体を押さえるように強くなっていて。

子犬のようだった悠仁の瞳が、今は少し熱を持って揺れていた。


「好き、先生。……好き。好き……」


「……あのさ、悠仁」


「なに」


「……ちょっと本気出すの早くない?(焦)」


「先生が……俺のこと、甘やかしすぎたからでしょ」


言いながら、頬を赤くしてる悠仁。

でもその目は真剣で、まっすぐだった。


「……責任、取ってよね」


「……うわ。かわいすぎるのになんかドキドキする。どうしよう……」


「俺、もうずっと好きだったんだよ? チューだってしたいし、ぎゅーも……それ以上もしたい」


「……待って? 悠仁、それはちょっと待って。心の準備が……」


「待たない。先生のせい」


唇を重ねられて、もう何も言えなくなった悟。

さっきまで子犬だった悠仁が、いつのまにか甘噛みする小悪魔に変わっていた。


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