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柔太朗side
二人で走って勢いよく教室の扉を開けた。クラスの人達はびっくりした様子でこちらを眺めてきて、なんだか気まずい。
「お前らほんとに仲良いな!笑」
そう言われてハッとする。手を繋いでいた事、すっかり忘れてた。
反射的に手を離そうとすると少しだけ勇斗の手の握る力が強くなったような気がして、離せなかった。
🤍「えへへ…おはよ」
「おはよー!」
クラスの友達が挨拶をしてくれる。その間もずっと手は握られたまま。緊張しているはずなのにそれが今は心地良かったりもする。
勇斗の手は大きくてあったかい、安心する手。この手で握られると抵抗できないというか、逃さないっていう意志を感じるというか。でもそんな所が好きで、自ら離れることはできない。
🩷「お前らも元気いいな〜笑」
そうやって笑う勇斗。ほんとにかっこいい…でも、なんでずっと手握ってるんだろ、?…まあいっか!
「今日1時間目体育だよ〜笑」
🩷「うわまじか!早く着替えないと!」
🤍「あ!体育着忘れた!」
🩷「お前何してんねん!」
🤍「えへへ、寝ぼけてたみたい」
🩷「…じゃあ、俺のジャージ着る?」
🤍「え、いいの?」
🩷「うん、」
🤍「じゃあ着る〜」
🩷「はい、どうぞ」
🤍「ありがと〜」
勇斗のジャージに着替えると少しサイズが大きくて、すごくいい匂いがする。勇斗の匂い、落ち着くな。
🩷「どう?ちょっとサイズでかいか」
🤍「大きいけど大丈夫そう、ありがと」
🩷「体育だりいなーなにすんだろ」
🤍「もうすぐ体育祭だしその練習じゃない?」
🩷「確かに、柔太朗の出る種目なんだっけ」
🤍「クラス対抗リレーだよ、一緒に出るじゃん」
🩷「あー忘れてた」
🤍「えー酷い」
🩷「ごめんごめん笑ほら、もういくよ」
んっと手を差し出される。迷わずその手を取って走る。人が困ってたらすぐ助けてくれて、迷っていたら手を差し伸べてくれる。やっぱり俺、勇斗の事大好きだわ…
勇斗side
柔太朗と走って教室に着いた。扉を開けるとクラスメイトがこっちを見ていて、柔太朗が気まずそうにしている。かわいい。
「お前らほんとに仲良いな!笑」
そう言われると柔太朗がはっとした様子で手を離そうとしてきた。もちろん離れて欲しくないので手に力を少し込めると意外にも柔太朗の手が離れることはなかった。
🤍「えへへ…おはよ」
「おはよー!」
柔太朗が挨拶をすると元気に返してくれるクラスメイト。少し体が強張っていた柔太朗だったけど落ち着いたのか少し体の力が抜けた気がした。
🩷「お前らも元気いいな〜笑」
クラスメイトが笑っている。そのうち1人が時間を見て
「今日1時間目体育だよ〜笑」
と言ってきた。そんなのすっかり忘れていたため少しだけ焦る。
🩷「うわまじか!早く着替えないと!」
🤍「あ!体育着忘れた!」
🩷「お前何してんねん!」
🤍「えへへ、寝ぼけてたみたい」
🩷「…じゃあ、俺のジャージ着る?」
🤍「え、いいの?」
🩷「うん、」
🤍「じゃあ着る〜」
🩷「はい、どうぞ」
🤍「ありがと〜」
俺のジャージに着替える柔太朗。俺の方が背が高いからジャージのサイズも大きいわけで、俺のジャージを着ている柔太朗を見て少し興奮してしまいそうになった。…やば、ここ学校。にしてもほんとに俺の姫かわいいわ。好き。
🩷「どう?ちょっとサイズでかいか」
🤍「大きいけど大丈夫そう、ありがと」
🩷「体育だりいなーなにすんだろ」
🤍「もうすぐ体育祭だしその練習じゃない?」
🩷「確かに、柔太朗の出る種目なんだっけ」
luv
🤍「クラス対抗リレーだよ、一緒に出るじゃん」
🩷「あー忘れてた」
🤍「えー酷い」
🩷「ごめんごめん笑ほら、もういくよ」
いつも通り手を差し出す。迷いなく手を取ってきた柔太朗に少しだけドキッとして、でも余韻に浸る時間なんてなくて、俺たちはまた朝のように廊下を駆け抜けた。
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