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#ナイトアウル
アクア@フォロバ
555
炭酸@サイダー🌠💙🎧️
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#ナイトアウル
碧零👾🧸
330
目が覚めると、まだ、仁に抱きつかれている。
時間をみると、朝の7時。
珍しく、早く起きれてなんか、嬉しい。
ショートスリーパのおっさんがまだ、寝ていることに驚きを隠せない。
寝たのが4時とか5時だったよな…
昼寝しすぎたからか、全然寝れなかったんだよな…
と、1人考えながら、ズルズルと仁から脱出する
そのまま、部屋を静かに出る
充電していたスマホを手に取り付けると
LINEがきていた。
誰からだろうって思い、そのLINEを開く
『1度、パリに帰って、話をしよう。これからのこと』
親戚からの通知だった
条件をのんだ手前、無視することは出来ない
今の…これからの生活を守るために…確かに1度ちゃんと考えないといけないな、と思い
返信をする
『分かった、3日後そっちに帰る』
すると、すぐに返信がきた
『分かった。気を付けてな』
案外、優しいな、なんて考えていると後ろから音がした
振り替えるとおっさんがいた
杖「瑠衣…速いじゃないか」
瑠「昨日、昼寝しちまってさ…」
杖「なるほどな…朝食を作るが…食べるか?」
瑠「食べたい!!」
杖「w分かった、なら先に顔を洗ってきなさい」
瑠「はーい!」
もう、俺は子供じゃない…
時は待ってくれない、だから…無理にでも大人にならないと…
その日の予定は特に無かったので
昨日、渡せなかった他ハウスに順々に会いに行き
事情説明+礼を渡しに行った
1人で行けると言ったがなぜだか…2人もついてきた
なんてことで、その日は終わった。
次の日は、久しぶりに依頼があったが、留守をするように言われた。
まぁ、今の俺は戸籍も死んだ扱いだし…難しいんだろうって
渋々、納得した。
なので、2人がいないうちにパリに帰る支度をする
説明すると色々面倒なことになると思ったからだ。
なので、明日の朝一に静かに出ることにする
そう…思ってたのに……
仁「どういうことだ?説明しろ?」
依頼から帰ってきた仁とおっさんにバレてただいま…説教中です……
ここは…隠しきれないな……と、思い
素直に話した。
杖「なるほどな……」
瑠「すみません…」
杖「どうする仁?」
仁が少し考えてから言った
仁「俺らもパリに行く」
瑠「はぁ!?」
仁「受けた依頼は少し伸ばしといてくれ」
仁がぶっきらぼうにおっさんに伝えると
杖「はいはい」
と、軽く返していた。
瑠「待て待て!!はぁ!?仁とおっさんも行くのか!?」
仁「そう、言ってるだろ」
瑠「なんでだよ!」
仁「…逆に聞くが、なんで1人で行けると思ってた?」
瑠「え…?」
仁「3年間も会えずにやっと会えたと思った矢先に無断でパリに行く?ふざけんな、誰が許すと思ってる」
低い声で問いつめてくる仁の迫力に負け
少し後ろに下がるが
仁はどんどん俺に近づいてくる
仁「もしも、無断で行ったことを知ったら、2度とお前を外には出さない。良いな」
下がっていったが途中で壁にぶつかり
仁に間近でつめられる
瑠「は……はい……」
仁が超怖い……
怒ってる仁を見てきたことは何度かあるが
それとは比にならないくらい…怒ってる
震える声で返事をすると、仁が離れそそくさと自分の部屋に行った。
あまりの迫力にその場で少し固まっていると
おっさんが
杖「あれだけ怒るのは、瑠衣が大切だからだ。だから、もう2度と私たちの前から勝手に居なくなるのよ」
瑠「おう……」
優しい…穏やかな声がとても、心に響いた
ーーーーーーーー
翌日…6時
まだ、日は昇りきっていないが
俺たちは事務所出て空港に来た
チケットを取り、パリ行きの飛行機に乗る
瑠「仁とおっさんって飛行機初めて?」
杖「私は昔、何度か乗ったが…仁は初めてじゃなかったか?」
仁「まぁ…」
瑠「へぇ~~」
仁「なんだ?」
瑠「いや、もしかしたらビビってる仁が見れるかなって思って」
仁「馬鹿なことを言うな」
瑠「へいへい…」
そんな、会話をしてから飛行機は離陸した
外を見ると、辺りは真っ白
雲が一面を覆っていた。
仁は案の定すぐに寝た
おっさんは読書をしていて
特に変わりのない時間だったが…日本からパリは直行でも12時間以上…
慣れていないと…腰が悲惨なことになるんだよな…と、思いながら外をぼんやりと眺めていた。
ーーーーーーーー
パリ…
あれから、13時間が経ちやっと、パリに着いた
仁「腰がいてぇ…」
杖「ずっと座っていたからな…無理もない」
仁とおっさんが会話をしている間に
LINEを見る
昨日の夜くらいに仁達と行くことを伝えると
『空港まで迎えに行く』と、送ってきた
想像で…ヘトヘトな2人を思い浮かべ
そんな、2人を連れて歩かせるのも申し訳 ないのでお願いした。
辺りをキョロキョロと見回すと、見覚えのある奴がいた。
そいつも、俺を見つけたのか真っ直ぐこっちに歩いてきた
そいつが俺の前に立ち止まると
後ろにいたおっさんと仁が俺の前に出た
杖「どちら様でしょうか?」
あ…そういえば、説明してなかったな……
?「あぁ…そうですね、まだ自己紹介をしていませんでしたね。私、物怪瑠衣様の護衛をしております。レイン・アルバートと申します。」
レインの説明を終えるとゆっくりと2人が俺の方を向いた
瑠「悪い、説明すんの忘れてた」
仁「……はぁ…」
レインに車まで案内される
空港の地下に車がありトランクに全員のキャリーケースを詰め
助手席におっさん
後ろの席には俺と仁が乗り
運転席にはレインが居た
ここから、少し距離があるからと少し休んではどうかと提案され
仁と俺はすぐに寝た。
ーーーーーーーー
物怪家…
何時間経ったのだろう…目が覚めるともう実家に居た。
使用人が何人か出てきて、俺らのキャリーケースを中に運んでいった。
仁とおっさんは実家を見てなぜか驚いていた。
杖「でかいな…」
仁「あぁ…」
中に入ると、今日は疲れているだろうと食事と風呂だけを済ませて、全員就寝した。
『貴方には、___に、なっ…て、死、』
瑠「夢……」
嫌なほど見てきた天井と襖
布団から出て襖を開けると庭園が広がる
瑠「やっぱ…冷えるな」
白い薄い着物では風邪をひくと思い、持ってきた服に着替える
瑠「やっぱ、こっちの方が落ち着くな」
廊下に繋がるドアを開け、仁達を向かえに行く
廊下を歩いていると後ろから声をかけられる
?「少し、話しても良いか?」
瑠「………はい」
身長の高い、綺麗な顔立ちの青年
俺とは8歳差
日本から来た、母さんの友人
瑠「直也さん…何か?」
直「悪いね、朝から」
瑠「いえ…別に……」
直「単刀直入に言うけどさ…しばらく、ここに居ないか?」
瑠「しばらく……」
直「1年…くらいかな、当主になって、やらなければならない引き継ぎや、御披露目などがあるからさ、日本でそれも、ネストの記録者をやりながらは…体的にも精神的にも無理じゃないか?」
瑠「でも……俺は、」
直「瑠衣君の気持ちは分かってる、でも、理想ばかりを見ていてはいけないよ、現実を見ないと」
直也さんは母とは違い昔から良くしてくれている。
遊んでくれて、相談に乗ってくれて…だから、俺の我儘に付き合わせたくはない……
母さんが直也さんを好いていたことも…
それ関係で父と母の関係が悪くなっていったことも…分かっている
でも…それでも……俺は、あそこに居たい
直「すぐにとは言わない、お友達も来ているのだろう?ゆっくり、相談したら良いさ」
そういうと直也さんは離れていった。
『ゆっくり、相談したら良いさ』
か…ゆっくりなんて、してられないのに
仁達は序列1位にならないといけない…なのに……俺のせいで、貴重な時間を奪いたくない。
話さないといけない…ちゃんと……
深呼吸をして、仁達を向かえに行こうと後ろを振り返ると…
瑠「じ…仁!?」
仁「………」
聞かれた?
いや…そんなはずは……
瑠「お、おっさんは?」
仁「朝食の準備を手伝いに行った……瑠衣、少し良いか?」
瑠「……あ、おう」
仁に腕を掴まれ引っ張られる
入った部屋は仁が寝室に使っていた客間だった。
瑠「仁……その…」
仁「さっきの話、お前はどうしたい」
瑠「やっぱり…聞いてたんだな……本音を言うと…俺は、分かんないんだ。どうするのが…正解なのか…」
仁「瑠衣、俺は正解を聞いているんじゃない。俺はお前がどうしたいのかを聞いているんだ。お前がどんな答えを出そうとも俺は受け入れる。必ず導いてやる」
まっすぐな、綺麗な目でじっと見つめられる
ずるい…ズルすぎる……
こんなことを言われて…嬉しくないはずが……信頼しないはずが…無いだろ
瑠「俺……は、まだ、ここに居たい。仁と…おっさんとまだ……一緒に…居たい」
仁「分かった」
ぎゅっと仁に抱き締められる
力が強く少し痛いが…とても、安心する
仁なら…なんとかしてくれるって……
なんだろうな、この気持ち。
ーーーーーーーー
直也視点…
3年前に死んだと思っていた、好きな人の子供が生きていた。
それは、僕にとって、とても、嬉しいことだった。
あの子が小さい頃からずっと、見てきたのだから
あの人のように、綺麗で凛々しい目、長く癖毛一つない綺麗な髪
その全てが愛おしく…美しかった。
政略結婚というものが無ければ…この子は産まれてはいなかった…
そう、思うと少し複雑な気持ちだった。
そんな子が今や僕の手から抜け落ち、別の男のところに行こうとしている。
美しく舞う蝶を自由な世界に飛び立たせたい気持ちもあるが…
そんな、蝶を大事に、周りの敵から傷を付けられないように閉じ込めてしまいたいとも思ってしまう。
もう…あの子の視線には、僕は映っていない
そんなこと…分かっている。
それでも…手に入れたい。
好きだった人を手に入られ無かったあの悔しさを…虚しさをこの子で埋めたかった
あの人に似ているこの子で…
そんな、欲は良くないないと思っていても…欲には負けてしまう。
久しぶりに見たあの子は昔の凛々しい雰囲気からは一変して
明るく、太陽な子になっていた。
あの2人にしか見せない、とてもとても綺麗な子になっていた。
蝶のように儚く僕の手でもぐちゃぐちゃに握り潰せるほど弱い子だと思っていたのに
彼らと出会ってから変わってしまった。
もしかしたら、僕が見てきたあの子は本当のあの子じゃ無かったのかもしれない。
仮面を被り、偽りつづけてきている…人形を見ていたのかもしれない
そう、思うと、やはり僕にはあの子を救えない…
廊下の壁にもたれながら
後ろの部屋から聞こえる、あの子の泣き声を聞く
アメジストのような目の青年に抱き締められながら、子供のように…でも、静かに泣いているあの子を見て
僕は一体何を見てきたのだろうかと思う。
好きだった人の犯罪に気づかず。
その人の子供の叫びさえも気づかない僕は
直「駄目な奴だな…」
気づかれる前にその場を離れようとすると
あの子と一緒に来ていた…ヤクザのような見た目の人と会う
直「あの子達を探してるなら、少し待った方が良い」
そう言い、足を動かす
杖「貴方は、直也さんでしょうか?」
直「なぜ…それを?」
杖「瑠衣に…移動中に教えてもらった。」
見た目とは裏腹にとても、優しい声だった
杖「瑠衣を…育ててくれてありがとうございました」
育てる?僕が?
直「僕は…なにも……あの子の声に気づかなかった…駄目な大人ですよ」
杖「そんなこと、ありませんよ。瑠衣は直也さんに救われてた…と、言っていました。大人を信じず嫌っていたあの子が信じ、感謝している。それだけで、貴方がどれだけ、瑠衣と向き合ってきたのか分かります。」
初めてだった。
そんなことを言われたのは…
直「やはり…瑠衣を救えるのは貴方達だけですね。」
杖「え?」
直「瑠衣を…よろしくお願いします」
深くお辞儀をしてから、また、歩み始めた。
その歩みは今までの何倍も軽く、清々しかった。
感謝するよ…こんな、汚れた僕にも優しくしてくれた…優しい、強いホークアイズに
ーーーーーーーー
瑠衣視点…
あれから、10分くらい経ってやっと、涙が止まった。
瑠「悪い……」
仁「別に、それよりも、1人で抱え込むなよ」
ぶっきらぼうにポンポンと頭を叩いてくれた。
杖「話し合いは終わったか?」
瑠「おっさん!?」
仁「あぁ」
杖「朝食の準備が終わったから呼びに来たのだが…」
瑠「平気!!平気!!」
杖「そうか、なら良かった」
おっさんに立つのを手伝ってもらい
3人揃って歩き始めた。
朝食を取り終わり、直也さんに話に行く
ーーーーーーーー
直也視点…
直「早くないかい?」
瑠「……俺、ホークアイズに居たい。難しいことだって分かってる…でも、それでも…」
直「……そうだね、なら僕も手伝うよ」
瑠「へ?」
直「可愛い君が悩んで…苦しんでるのは…嫌だからね」
瑠「俺は、かわいくないぞ?」
直「いいや、可愛いよ」
瑠衣君の後ろに立っている…仁君にすっごい睨まれているけど…
少しくらいは良いだろう?
僕だって諦めが悪いからね…
直「事務的な作業とか商談とかは僕がやるよ。そのつど、連絡は入れるけど」
瑠「良いのか!?」
直「あぁ、ただお披露目くらいはしてくれる?」
瑠「まぁ…それくらいなら」
直「ありがとう」
艶のある髪を手に取り口づけをする
瑠「な…直也さん!?」
直「パリでキスをするのは挨拶と同じようなものだろ?忘れたのかい?」
瑠「いや…忘れてないけどさ……」
あぁ、怖い怖い…めちゃくちゃ殺気を感じる
直「幸せになるんだよ」
瑠「?おう…」
手にある艶やかな髪を手放す
さようなら。
もう、2度と危険な奴に捕まってはいけないよ。
ーーーーーーーー
瑠衣視点…
あの話以降、カメラマンとか記者の人とかが3日間くらい来て
当主になったご感想とかは?とか、
これからどうしていきたいとか…つまんない質問をされ続けた
本当なら大きな会を開いても良いと言われたが…
目立つのは嫌なので断った。
そして、パリに来て6日目
今俺らは空港にいる
直「もう少しゆっくりすれば良かったのに」
瑠「いや…あっちの仕事もあるしさ」
直「なるほどね…」
瑠「ありがとう…小さい頃のことも今のことも、いっつも直也さんに助けてもらって…」
直「良いんだよ。僕は君が幸せになってほしいだけだから……体に気をつけてね。」
瑠「おう!」
ほんの少し直也さんと喋ってから飛行機に乗った
さてと、また、12時間以上のフライトが始まるのでした。
コメント
9件

面白い、尊すぎ、神 次回も楽しみにしてます
いつもより文字数多くてすみません😣💦⤵️ 読むのに苦労をかけると思いますが…読んでくれると嬉しいです。