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#ナイトアウル
アクア@フォロバ
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炭酸@サイダー🌠💙🎧️
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#ナイトアウル
碧零👾🧸
330
仁視点…
瑠衣の付き添いでパリに行ってもうすぐ1年…
あれ以降、いや、きっと…もっと前からだろう。
俺は、瑠衣に恋愛感情を抱いているんだ
瑠衣の小さい頃からの知り合い…直也とのあの会話も
俺の知らない瑠衣を知っているという事実にも腹が立って仕方がない。
こういう感情は初めてで…どうすれば良いのか分からない
縦「だから、俺らに相談乗ってくれと?」
仁「そうだ」
ある昼下がりのカフェに大地、縦人、仁が集まっていた。
大「杖道さんがいるのに?」
仁「おっさんにはもう相談済みだこういうのは人数が大いに越したことは無いだろ」
縦「なぁ…テンメーこれ、シバ気づいとらんで」
大「縦人…言わないであげよう……」
縦「テンメーは優しすぎるんや!」
仁「おい」
縦「お…おう、それでなんでモノノケが好きになったんや 話はそれからや!」
仁「………知らね、覚えてねぇ」
縦「うそやろ…こいつ、なんで、こんな奴がモテんねん!!」
悔しがっている縦人を元気づけようと背中をさする大地
大「仁はその…瑠衣君と付き合いたいと思ってるの?」
仁「…………」
大「な…なに、その沈黙」
仁「付き合いたいとは思うが…………」
大「怖いんだ…」
目線が下を向いていたが大地のその一言でバッと目線を上げる
どこか…心の奥を槍で突かれたような感覚
縦「図星って顔やな」
仁「うるせぇ…」
大「仁の気持ちは分かるけど…それでも、自分から進まないと…なにも始まらないよ?」
縦「うっ…テンメー、きついこと言うな…」
大「え?!な…なにか間違えた?」
縦「いや、間違っては無いんやがな…それが出来ないから困ってるんやで」
仁「あぁ…不服だがこいつの言う通りだ」
縦「あ?お前は、一言余計やねん!」
鋭い助言を貰ったが…実際、まだ悩んでいる
断られた時…前の関係には戻れない
絶対に気まずい…誰よりも空気を読むあいつが、気にしないはずが無い
だからといって好きでもない奴に付き合わせたくない。
本当に…恋愛って面倒だな
大「そういえば、杖道さん以外に誰かに相談したの?」
仁「ばあちゃんと…スワロウテイルに……」
縦「スワロウテイルって、そんな関係やったか?」
仁「まぁ…少し色々あったんだ」
縦「めっちゃ気になるんやけど」
なんて、相談をして午後6時に解散となった。
夕暮れに染まった道を歩いていると後ろから聞き覚えのある奴の声がした。
瑠「なにしてるんだよ仁」
仁「別に…」
瑠「天命達と遊ぶんじゃなかったのか?」
仁「帰りだ」
瑠「なるほどな」
夕日に照らされた瑠衣はいつものようにケラケラと笑っていた。
『好きだ』
そう、言いたかった。
でも、言えない
これからあるかもしれない幸せよりも…
もしもの時が怖かった。
きっと、これは、永遠に言えないのだろう
目の前を歩く瑠衣に手を伸ばすがそれは、届くことがなかった。
ーーーーーーーー
瑠衣視点…
その日の昼、ある喫茶店に来ていた
千「お久しぶりです。物怪さん」
瑠「お…おう、久しぶり」
呼んだのは皇千トだけ…だったんだが…
右「お久しぶりです」
瑠「なんで、お前らも居るんだよ!」
左「別に良いだろ、千ト1人で行かせるの怖えんだもん。」
瑠「あ~~…確かに」
千「物怪さん!?」
左「それで、千トに相談があるんだろ?」
瑠「あぁ、そうそうこういうのは皇が適任だと思ってよ」
最近、何故だか仁を見るとドキドキするのだ
なにかの病気かとも思ったが体はいたって健康体
このモヤモヤが一体なんなのか
瑠「突き止めてくれ、皇!!」
左「……………おい、それ、マジで言ってるのか?」
瑠「あ?当たり前だろ」
右「これは……司波仁が哀れに思えます」
瑠「どういう……」
千「……物怪さん…それは、多分…恋だと思います 」
……………恋?
恋って…あの?
瑠「へ……?あっ……」
左「分かりやすいくらいに照れてるんじゃねえか」
顔が真っ赤になるのを自分でも分かる
だって…そんなこと言われると思ってなかったんだもん…
それを……それを、クラウンクレインにも相談しちまったよ~~~
だって、あっちは相談してもなんか変なことずっと言ってるから
良く分かんなくて…それで、ナイトアウルに相談したって言うのによ
瑠「嘘だろ……」
右「落ち込んでます?」
瑠「少しだけ……」
左「でw?どうすんだよ」
瑠「どうするって?」
左「当たり前だろ、告白すんのかしないのか」
瑠「告白……」
言った方が…良いのだろうか
もしかしたら、仁も同じ気持ちなのかもしれない
それで…付き合って……きっと嬉しい…んだろう
でも…でも……
怖い……
親から…愛されてこなかった俺が…誰かを心からしっかりと愛することが出来るのか?
もし、仁に『愛している』と、言ったとき
それが…嘘だったら……心から愛することが出来なかったら
きっと…俺は……
瑠「いや……しねえよ」
左「んでだよ」
瑠「……迷惑だと思うからよ」
千「……物怪さん…」
瑠「悪いな…相談のってもらって」
座っていた席から立ちお金を置いて出ていく
きっと…皇は分かっているのだろう
俺が…本当に恐れていることを
全部、分かっていて…なにも言わなかった
もしかしたら…この先、一生を愛を知らずに過ごすかもしれない。
そうなったら……考えるだけで恐ろしい
帰りの道、夕日に照らされている道をトボトボと歩いていると
少し前に見覚えのある奴がいた
心では今は会いたくないなと思っていたが
体は、仁を求めていた
走って、仁に飛び付いた。
瑠「なにしてんだよ仁」
仁「別に…」
確か今日は天命大地と遊ぶ予定だったよな?
瑠「今日、天命大地と遊ぶんじゃなかったのか?」
仁「帰りだ」
瑠「なるほどな」
隣に並び歩く
なんら変わりのない日、行動だが
何故だか…今の俺には
体が無意識に震えるほど…怖いものだった
ーーーーーーーー
杖道視点、3日後の昼…
大地くんから話があると言われ来てみたが
何故だか、各ハウスの名探偵達がいた
事情を聞くと仁と瑠衣の恋愛についてだった
まさか…こんな大事になるとはな……
それぞれ聞いた事を伝え終えると
恵「なるほどね…つまり、面倒くさいってことだね」
千「え…恵美さん、そんなこと言っちゃいけませんよ!」
大「でも…確かにどうしようか」
光「はっ、なら俺達でなにかすれば良いだろう」
杖「ほう?」
なにかをする…つまり、私たちで仁と瑠衣をくっつけるということか?
恵「で?具体的にはどうするのさ」
光「決まっている!!」
光士郎さんが提案したのはこうだった。
今、話題の旅館の近くには
告白すると永遠に結ばれると言われるスポットがあるとか
近々瑠衣の誕生日だからと連れ出し2人をそこに誘い込むという方法らしい
千「ベタですね」
大「あはは…そうだね」
光「ふっ、舐めては困るぞ愚民ども、俺がこの程度で終わると思っているのか!」
恵「ふぁ…あ」
作戦会議…と、いうのか?
話を終え、全員が各事務所に帰っていった。
私も帰るか…
ーーーーーーーー
瑠衣視点、1月24日…
瑠「すげぇ!!」
山の方にある旅館だが…設備も最新でとても、綺麗だった。
瑠「ほら、仁、おっさん行こうぜ!」
2人より先に前にある
が、なにか…視線を感じ森の方を見る
杖「る…瑠衣?どうかしたのか?」
瑠「え?あぁ…いやなんでもない」
気のせいか?
そういうことにして旅館の中に入っていく
中はザッ和風って感じで畳とかがあった
奥の襖を開けると外を一望できて、眺めが綺麗だった。
仁「ガキか?」
瑠「うるせぇ!!」
テンション上がってる時に仁が水を刺してくる
杖「移動で疲れただろ?少し休もうか」
瑠「賛成ー!!」
少し休憩をしてたら急に暇になり、少し出てくると言い部屋を出た
うしろから、仁に止められた気がしたが…気のせいだろう。
周りはザッ森
1月ということで、外は寒いし、山だからもっと冷えた。
瑠「うっ…寒」
あの事件から…もうすぐ4年という月日が経つ
帰り道に指名手配犯に殺され
なんやかんやあり蘇り…当主になり
こうしてまた、ホークアイズの記録者としていられている。
瑠「時の流れって…早いな」
ほっと吐く息が白くなるのをボッーと眺めていると…
また、視線を感じた
森の方を見ても…なにも居ない
流石に気になり少し山に入ろうとしたとき
仁「おい、なにしてる」
仁に腕を捕まれ止められた
瑠「仁…」
仁「さっきから変だぞ?」
瑠「その……なんか、視線感じてさ」
仁「視線?」
仁が森の方をじっと見ている
なにか、見えたのだろうか?
瑠「なんかあった?」
仁「…………いや、なにもねえ」
少しの沈黙の後、そう答えた
絶対なにか隠しているようだったが
仁が隠すということはなにか理由があるのだろうと
言いたい思いを飲み込んだ。
日が暮れ、夕食を取り、温泉に入った
部屋でゆったりしているとおっさんが突然
『少し、散歩しよう』と、提案してきた
珍しいなと思ったが
おっさんがわざわざ提案してきてくれたことへの嬉しさと珍しさでテンションが上がっていた
山の方をスタスタと歩いていった
道は整備されていたのか歩きやすかった
少し歩くと広めのスポットについた
どこか見たことがあるような気がしたが…気のせいだろうか?
そう思っているとおっさんが突然居なくなった
トイレか?と、思っていると仁が
仁「瑠衣、誕生日おめでとう」
仁が俺に…デレた!?
と、心の中で驚く
嬉しくない訳ない…好きな奴から誕生日を祝われて…めっちゃ嬉しい
瑠「ありがとう…」
顔は赤くないだろうか?
いつも通りの顔をしているのだろうか?
そう、1人で緊張していると…
仁「好きだな…」
は?好き?
仁も自分で言ったことに気がついたのかサッと顔を下に下げた
仁「はぁ……言うつもり無かったんだがな…口が滑った」
は??
え?てことは…
両想いって…こと?
仁は覚悟が決まったのか真っ直ぐ俺を見てきた
仁「瑠衣…俺は、お前のことがずっと好きだった。だから、付き合ってくれ」
仁の耳が赤くなっているのが分かる
仁も…緊張しているのだろう
あぁ…嬉しいな
こんな、幸せが…ずっと、続けば良いのに
口角がどんどん上がっていく
ちゃんと…返さないと
俺も好きだと…ちゃんと
瑠「仁、俺も……」
そう、言いかけた時ある言葉が頭の中をよぎった
『産まれてこなければ良かったのに』
小さい頃…母から言われた言葉だった
その時、はっきりわかった俺は…愛されなかったのだと
瑠「…………」
仁「瑠衣?」
瑠「俺も…仁が好きだよ」
仁「なら!」
瑠「でも…ごめん、付き合えない」
仁「……なんでだ?」
当たり前の返答だ
瑠「……愛を知らない俺が…仁を愛せるはずがない…仁をただ…傷つけるだけなんだ。だから、付き合えない……ごめん」
言わないといけないこと
愛されない恋愛なんて…価値がない
仁「…………そんなことか?」
返ってきたのは低く怒りが混じった声だった
瑠「仁?」
仁「愛を知らないから…愛せないと思っているのか?」
瑠「あぁ……」
仁「はぁ……馬鹿なのか?」
瑠「はぁ!?」
ガッと俺の顎を捕まれる
仁「覚えとけ瑠衣、俺は、お前を愛してる、だから、愛を知らないお前にいやと言うほど愛がなにかを教えていく。お前がどんな環境で育ってきたのかは、まだちゃんとは分かっていないが…そんらそこらの奴らよりかは知っているつもりだ、だから、どうせお前はそういう事を言うと思っていたがな。……瑠衣、俺は、お前が俺と付き合いたいかを聞いているんだ、愛を伝えられるとか伝えられないとか…今はどうだっていい、だから…教えてくれ、瑠衣。」
アメジストのように綺麗で凛々しい目が真っ直ぐと俺を見ていた。
仁「瑠衣…お前は、俺と付き合いたいのか?」
付き合いたいのか?そんなの…当たり前じゃないか…
ずっと…ずっと……付き合いたい…仁の中の1番になりたかった。
でも…怖かったんだ……仁に抱いているこの気持ちが…もし、愛では無かったら
そう思うと…中々前に進めなかったんだ
でも…馬鹿だな……俺は、
仁は…あんだけ俺に尽くしてくれたじゃないか
3年間という長い年月を得ても…仁は俺を手放さなかった
パリに1年止められそうになったときも
俺の意思を誰よりも尊重してくれたじゃないか
仁は…誰よりも……俺の事を…視ててくれたじゃないか
瑠「仁…俺……は………仁と付き合いたい…手繋いだりとか…キスしたりとか、それ以上のことだってしたい…でも、怖かったんだずっと…」
自然と目から涙が流れてくる
そんな、俺を仁は優しく抱き締めてくれた
仁「愛し方が分からないなら、俺が1から全部教えてやる。その結果、お前が俺の元から離れようものなら……」
瑠「ものなら?」
仁「なんでもねえ…」
瑠「はぁ!?どういう…
言葉を言い終わる前に仁に口を塞がれた
ふにっとなにか柔らかいものが触れ
3秒くらい経ってようやく、キスをされたことに気がついた
そのキスも5秒くらいで離れた
優しくて…暖かいキスだった。
瑠「は…?え……?へ?」
仁「はっ…真っ赤だな」
瑠「う……うるせぇ…」
照れゆえにいつもの大きな声が出せなかった。
仁「瑠衣…改めて聞くが、俺と付き合ってくれ」
瑠「…………こんなことされて、断るわけ無いだろ馬鹿仁」
自分でも驚くくらい穏やかな笑みが出来た
俺がOKの返事をしてすぐに仁に抱きつかれた
瑠「苦しい!!苦しい!」
仁はゆっくりと深呼吸をしているようだった
緊張…してたんだな……
仁の背中をトントンと優しく叩いてやった
ふっと、横を見ると街の明かりが…夜空に輝く星のように見えた。
ーーーーーーーー
結局、おっさんが帰ってくることはなく
仁に手を引かれて旅館に戻ってくる
部屋の襖を開けると
クラッカーの大きな音が俺の耳に響いた
瑠「な…なんで、お前らが居るんだよ!」
左「あんだけ相談のってやったのになにも無しはつまんねえだろ?w」
大「ごめんね…瑠衣くん、仁」
光「はっ!俺に感謝するんだな!!」
一気に情報が来て頭の中が整理できていないのに
皇と縦人に手を引かれて部屋に入る
仁はなぜかすんって顔してた
踏分とおっさんが何品か料理を持ってきていた
近くにいた恵美まどかに説明を頼むと渋々答えてくれた。
俺の誕生日数日前に各ハウスの名探偵とおっさんが集まり
俺と仁をくっつけさせようの会が開かれ
花散の提案+俺の誕生日プレゼントとしてここに来たのだという
旅館のスタッフにはあらかじめ事情を伝え協力をしてくれるようにしていたという
恵「それにしても…あのときはびっくりしたよ」
瑠「え?」
恵「あの時、君、僕達の視線に気づいたでしょ?」
瑠「あぁ、あの視線恵美まどか達のだったのか!」
恵「司波仁、君気づいてただろ?」
仁「当たり前だ」
気づいてた??
瑠「待て!お前、俺になにも言わなかっただろ!!」
仁が視線をそらした
瑠「おいこら仁!説明しろー!!」
空を飛ぶために必要な翼を1度失くした鷹は飛ぶことも…生きることも出来なかった
それでも…その鷹は諦めることを知らず
ありもしない翼で何度も何度も空を飛ぼうとした。
何度も何度も地面に突きつけられ…怪我をしても
あの大空をもう一度自分の羽で飛ぶために
また、仲間と空を飛ぶために
あの鷹はまた、空を飛んだ
今度は、地面に突きつけられることは無く
どこまでも続く青々とした空に浮かんでいた。
どこまでも…飛ぶと良い
貴方の翼は貴方だけのものなのだから
だから…決して、諦めないで下を向かないで
真っ直ぐ前だけを向いていてね
これが、失った翼でそれでも羽ばたく鷹へ送る…最後のプレゼントです。
ーーーーーーーー
おかえりなさい
疲れました。頑張りました。
今回の話が1番頑張った
大体6000文字以上打ってるんですよ!
いつも2000なのに!
でも、いつもと違う感じで楽しかったです。
今回もちょこっとサブタイトルを入れました
今回は『諦めない』をサブタイトルにしました
どんなことがあっても、諦めないで前を向き続けた瑠衣くんを書きたかった
リクエストしてくれた、こおさん、満足いただけましたか?
多少、こっちで変更させてもらったところがあったので…すみません。
諦めないで頑張ってきた瑠衣君も仁君も杖道さんも全員めちゃくちゃ褒めてあげたいです。
皆さんはどう感じましたか?
感想をコメントしてくれると幸いです。
それでは、次回で会いましょう。
コメント
16件
全然良い、むしろリクエストに応えてくれてありがとう!

めちゃくちゃ最高の物語を届けてくださりありがとうございます。 リクエストなんですが、ある日誠一が倒れて病気が発覚したとかみたいです