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なにわの姫

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なにわの姫

126 - 115.抜糸

♥

31

2025年01月28日

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🚗

「…暑い」

駿「そりゃマフラー巻いてるからやろ」

駿「車の中では外しとったらええのに。」

「そっか。」

みっちーにしてはいいこと言うじゃん

駿「天然、」

「なんか言った?」

駿「いや?」

「それにしても、、これ見られたら何て言われるか、、」

この後の状況が想像出来て顔が引きずる。

駿「首はマフラーで誤魔化せそうやけど、、その包帯がなぁ、、」

「これ外しちゃダメ?」

駿「あかん。なるべく外さん方がええって言ってたやろ?」

「というか、○○ちゃんだから〜って何!?」

皆んなも皆んなだよ!!納得してたし!!

駿「無茶するって意味やろ」

「無茶しないよ!」

駿「自分で首切ったやつが言うな」

「…そうでした、」

それ言われちゃ反論できない、

「何とか誤魔化せない、?」

駿「今日は諦めな?昼病院行くんやろ?そのとき聞いてみたら?」

「…うん、」

駿「あ、動画。」

「?動画?」

駿「大吾くんが○○にアーンしとる動画。」

「…今朝の?」

駿「そう。」

「なんで右手なの、、」


侑「あっ、○○ちゃ〜ん!!」

侑「えっ!!?どうしたの!!」

直前で気付いて急ブレーキ。w

「うん、やっぱりそうなるよね、w」

侑「ねぇ!これ!!」

「んーと、、にぃから聞いてない、?」

賢人くんがにぃに言ってるだろうし、、

侑「ううん、涼介はまだ来てない。」

「そっか」

侑「怪我したの、、?」

「うん、まぁそうだね。」

侑「痛かったでしょ、、そんな包帯グルグル、」

「あ、あはは、、」

包帯グルグルなのは、、うん。



海「○○ちゃん!!!」

「あれ、海ちゃん。」

海「ほんとじゃん、、」

「ほんとって?」

海「マネージャーから聞いたの。○○ちゃんが襲われたって」

「あ〜、、まぁそうなんだけど、首は、」

海「うん、自分でしたんだよね。」

「え、そこまで知ってるの」

海「うん。全部聞いた。」

「うわぁ、、どこまで広がるんだろ、、」

海「世間まで広がるでしょ。それ、公演までに外れないんでしょ?」

「…うん、」

そうなんだよね。。治りが速いって言っても、神経傷付いてるから、治るまで時間かかるっぽいし。。


「はぁ、、疲れた」

駿「まだ何もしてないやんw」

「マフラー車に忘れるし、そのせいで隠せなくて視線が痛いし。。」

駿「まぁな。」

廉「○○!!!」

「来た、」

廉「それ、!!」

廉「ほんまバカ!!!どれだけ危ないことしたか分かってるん!!?」

「うん、ごめん、」

廉「無事でよかったけど!!自分で首切ったって聞いたこっちの身にもなって!!」

「そうだよね」

廉「でもそいつが捕まってよかったわ、」

駿「ですよね」




マネ「○○さん行くよ」

「うん」


🏥

「げっ、、緋山先生、」

診察室に入ると、仁王立ちで腕組みしている怖い緋山先生と、心配そうな顔の白石先生。

緋「げって何よ。」

「いやっ、何でも!」

緋「あんたねぇ!藤川から話聞いて肝が冷えたわよ!!」

「ごめんなさい」

白「まぁまぁ。緋山先生そんな怒らないであげて。無事だったんだし、」

「白石先生、!」

女神様、!!

白「でも、こういう危険なこと次からしちゃダメだからね?」

「はい。。」

緋「白石甘い!!そんなんじゃあねぇ、」

白「はいはい、緋山先生、書類溜まってるんでしょ?」

藤「あれ、緋山どうしたの」

は「緋山先生。山になった書類が崩れたんですけど?」

緋「すぐ片付けます」

「冴島さんすごーい」

白「私もラウンド行ってこよ〜っと。」

藤「じゃあ首から見ていこっか」

藤「うん、いい感じだね。」

「大丈夫?」

藤「でも、まだ激しい運動はダメだからね?」

「はぁい」

藤「次手首出して〜」

「ん。」

藤「うん、傷の方は大分良くなったかな〜、」

藤「感覚は?どんな感じ?」

「ん〜、、あんまり、?」

藤「そっかそっか。安静が1番だからね」

「はーい」

「あ、もうすぐライブ始まるんですけど、、」

藤「ライブかぁ、」

「だめ、ですかね、、」

藤「うん、、出来れば控えて欲しいけど、、」

は「緋山先生が付き添うのよね?」

「うん!」

藤「じゃあ大丈夫かな、、いや、でもなぁ、」

「お願い!!」

藤「…緋山には言っておく。」

「藤川先生〜!」

藤「緋山の言うことを絶対守ること。これが条件。」

「もちろん!!」

藤「じゃあ糸抜いていくねー」



🏠

「糸取れた〜!」

和「ほんま!?良かったなぁ〜!」

「でもライブが、、」

大「どした?」

「あんまり運動しない方がいいんだって。」

丈「まぁそうやろうな」

「動き見直して、ってなるんだけど、、」

流「しゃーないやろ」

「ごめんね、」

駿「○○が謝ることちゃうやろ?」

「うん、」

和「さ!ご飯食べよ!」

流「夜ご飯は誰に食べさして欲しい〜?」

「誰でもー」

丈「じゃあ俺な〜」

𓌉𓇋 .*

和「皆んなもう荷造り終わった〜?」

流「あともうちょいー」

駿「もう終わりましたー」

「私もあと歯ブラシとかが残ってるだけ〜」

丈「俺も。」

丈「ん、○○あーん。」

大「前乗り班もう着いたっぽいで」

「ん、そーなんだ」

大「露天風呂付きって。」

和「すご!!?」

「いいなぁ〜、、私も早く行きたい〜」

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