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「「君を幸せにするんだ、絶対に。」」

「「君を幸せにするんだ、絶対に。」」

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【一話】夢だったJK、まさかのぼっちです。

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2024年03月26日

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「綺麗な桜…」

今日は四月九日、高校の入学式。スマホOKな高校だった為、持ってきたスマホを鞄から取り出し綺麗な桜をパシャっと一枚写真に残した。

(夢だったJK、いっぱい友達作るぞ〜!)

心臓がバクバクして爆発するんじゃないかと思うほど緊張した。入学式は思ってたよりあっという間に終わった。

そしていよいよ席、まさかの一番後ろの窓際…!かと思ったけど、窓際の一個手前の席だった。

席に行くと窓際の席に男の人が座っていた。

(えっ、かっこいい…)

暖かい太陽の光に照らされ手を顎にのせ、ぼーっとしている様子。イケメンだと思ったのは私だけじゃなかった。他の女の子達がちらりと隣の席の子を見ていた。 ほんと、ガン見したいほどイケメンだったから気持ちは分かる。

しばらくして男の先生が来て、長々と話をし始めた。クラスの担任の先生とのこと。

「えーとそれでは、隣の席の子に自己紹介。終わったら自由だが、あまり騒がないようにー」

みんながはーいと言い、隣の席の人と話し出した。先生は職員室に行くとの事。

(仲良くなれるかな…男の子だけど、そんなの関係ないよね。)

私は勇気を出して男の子に話しかけた。

「こんにちは…初めまして!」

そう言うと、窓の方を向いて空を見上げた。

(え?む、無視…?!)

そう思いながらも、あの〜と話しかけるがダメだった。何がダメだったかひたすら考えてた。もう1回話そうかと思ったけどしつこいかなと思ったり…そうしている間に、他の人はもう色んな人と話している。ほぼグループができていた。

今年はぼっち確定だなと思いながら机に顔を伏せる。その時、 ねぇ!と声がした。 私に話しかけてくれたのだろうか、すぐ顔を上げたが誰もいない。

ねぇ!と言ったのは、パッと見可愛い系だけどかっこいい男子だった。つまり顔面偏差値が高い…イケメン同士が話してる姿ってエモいんだなと思いながら、私はまた 顔を伏せた。

二人が喋っている時に、隣の人の名前が知れた。 名前はれんというらしい。 盗み聞きじゃない、聞こうとしなくても隣だから聞こえてしまっただけだ。 ちなみに友達の方はさとるというらしい。



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